黒蜥蜴と怪人二十面相 (角川ホラー文庫 24-8)

著者 :
  • KADOKAWA
3.63
  • (9)
  • (10)
  • (23)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 99
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041053256

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 探偵や怪盗は冷徹なイメージだが、明智探偵も黒蜥蜴も怪人二十面相も生々しいほど人間味が感じられた。
    二つの作品はとても妖艶で摩訶不思議な世界観だった。
    また、黒蜥蜴の哀愁漂う最後には感激した。

  • 怪盗と探偵の攻防が二篇に渡って描かれる。名探偵明智小五郎の前に立ちはだかるのは、妖艶な女怪盗「黒蜥蜴」、そして怪人二十面相。相手として不足は無い!ミステリーよりも、サスペンスやアドベンチャーを強く感じた。ドキドキハラハラワクワクの連続。ここ最近、乱歩の作品を読み漁っているが、この作品は明快でとても読みやすい。初期の作品は陰鬱さや一種のグロテスクさを感じたが(それがまた奥深さや魅力でもある)、それらに比較して今作は万人受けを狙っている感じを受けた。ドラマ性に富んでいて、楽しく読めた。他の乱歩作品も読みたい。

  • 黒蜥蜴最高

  • ・収録作品・
    黒蜥蜴
    怪人二十面相

    東雅夫・解説

  • 江戸川乱歩、芋虫とか鏡地獄とかはよく読んでいたけどこういうミステリー系ははじめて。

    ミステリー嫌いの私にも、この小説は登場人物がすごく魅力的だから十分に楽しめた。
    あの黒蜥蜴の魅力といったら!
    女の私からすれば永遠の憧れです。

  • 何これ楽しい。双方の賊が魅力的すぎる。

  • 10/06/29読了

  • /?day=20060926

  • 二十面相もいいけど、ここは黒蜥蜴を勧めます!
    ちょっと切ないです。

  • 【解説】 東雅夫

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江戸川乱歩の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×