乱歩R (角川ホラー文庫 24-31)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 48
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041053263

感想・レビュー・書評

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  • ドラマとは違うけれど、小説ならではの深みがある。

    特にラストシーン。
    主人公明智が雷同と会話をする
    重要なシーンがドラマとは大きく違う。

    自分は小説の方がラストシーンに深みがあって好き。
    しかしドラマはトリックが分かりやすく臨場感もあってお勧め。

  • 2004年1月~3月にテレビで放送されたドラマのノベライズ。
    ちなみにドラマでは 主演・藤井隆(明智小五郎) 脇を 岸辺一徳(雷道所長) 大滝秀治(小林老人) 本上まなみ(帆音ユキ) 筧利夫(堀越刑事) で固め、毎回豪華キャストが出演。武田鉄矢とか松坂慶子、柳葉敏郎、仲間由紀恵etc。すごい豪華さ…今更だがビックリです。

    日本一といわれた探偵がいた。彼の名は明智。数々の事件を解決し犯人を退けてきた名探偵。
    しかし現在、彼の姿はこの世にはなく、二代目・明智正義探偵も亡くなった探偵事務所は彼の親友である雷道が所長を務め存続していた。けれど、孫にあたる三代目・明智小五郎がいる。パソコンを駆使して調査してくれる有能な事務員・ユキと、かつて初代・明智探偵と共にいた小林老人に囲まれ、経験が少ないながらもその才能で難事件に、そして闇に捕らわれた怪事件に挑んでいく。
    そうして、明智はいつしか対峙することになる。
    『二十面相は必ずお前の前に現れる』 亡き父の残した手紙の、その言葉の通りに―――。
    「人間椅子」、「吸血鬼」、「暗黒星」、「黒蜥蜴」、「白髪鬼」、「陰獣」、「地獄の道化師」、「化人幻戯」、「怪人二十面相」
    有名な作品を現代に置きかえた9作品です。

    乱歩作品を現代版にして、簡単に楽しめるのが嬉しいねv ドラマのノベライズ、ということで少々1作品ずつが軽い印象を受けるのが難ですが、その代わり読みやすいし、各場面場面が頭にイメージしやすいです。各話ごとにゲスト・キャストを書いてあるのでその俳優を思い浮かべてしまえばいいですし、かつ楽しい。関係ないけど、小林老人とユキちゃんの会話も楽しいのよv 
    乱歩作品をどうしてもパロディ化してしまうので、その点が嫌な方にはオススメできません。でも私は楽しめました。当時ドラマを(何回か見逃したけど)見ていたので、その時理解できなかった部分が活字になってくれたのは嬉しい。特に堀越刑事の生死が確認できたことが!!(確かドラマでは言及してなかった…)
     
    ところで「R」はなんの意味があったのかな?リターンのR?リミテッドはLよね。 知ってる方いたら教えてください・・・。

  • なんだか明智が頼りないよ(T_T)

  • だいすき!!!!
    ドラマもっかいさい放送お願いしますみたいなぁ!!!

  • DVDを借りてきて見たら(??)だったので、読んでみたい

  • 江戸川乱歩の話を現代版にしました

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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