芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション2 (角川ホラー文庫)

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  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 1207
レビュー : 110
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041053294

感想・レビュー・書評

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  • どの話も不気味な笑い声が轟きわたっていた。登場人物が皆世の中から逸脱したような人ばかりで、だけど自分と決して交り合わない隔絶された人とも思えなくて、悪趣味とは思いながらも好奇心が止まらなかった。「赤い部屋」と「人でなしの恋」がいいなと思った。解説にもあったように、滅茶苦茶なようでいて理知的な側面もあるのが、読みやすさの理由なのかなと思った。「芋虫」を愛の話と読み解くにはまだ私には早い。

  • 乱歩を初めて読んだのは「人間椅子」。明智小五郎とか推理小説のイメージが強かったので、ん!?思ってたのと違うけどめっちゃ面白い!ってなって、次くらいに読んだのがこの「芋虫」。完全に大ファンになって、そこから乱歩のエログロ系作品を読み漁るようになった。それから10年くらい、「芋虫」は定期的に読み返してる。その度にやっぱ乱歩やべぇ~、となるし、ゾクゾクしちゃう。

    「ユルス。。。」

    究極だわー。

  • 読む前から妄想膨らんでいたから(笑)

    割とあっさりだなと思った(^_^;)


    でも、他の短編もレベル高い!

  • 怖かった…
    芋虫よりも、めくらの男が次々とキレイな女をさらって殺していく『盲獣』が怖かった。

  • 何度でも読みたくなる。それが乱歩。

  • ベストセレクション2。表紙が違うけれど。
    手に取ったのは結構直接的なイラストでした。
    いくつかの短編集。

    解説 三津田信三氏
    『ほとんど超常的な現象が扱われず…いわゆるサイコ・ホラーである。』
    ソレダ!!ホラー(日常系?)とか、自分の語彙力の無さに凹む…。

    だからこそ物語が終わってもその後を色々考えてしまい、じわじわとしたものが残る。実際起こり得そうな話だからこその怖さがある。

  • 初めての江戸川乱歩。表題作のどろどろしたえぐみにたじろいで、しばらく続きを読まずに放置していたのだけど、知人の「『芋虫』は乱歩の中でも特別えぐいので仕方ない」との助言(?)を受け、特別えぐいものはもう読み切ったのだから、あとに怖いものは何もない! と読書再開、それから先は割と一気だった。
    文章は小気味よくて気持ちいいのに、映し出す世界はやっぱりえげつない……。しかしその華のある毒に惹きつけられる。物語自体は先の展開の読みやすいもので意外性は無く、寧ろ安心感を覚えるほど。それがまた毒を和らげて、舌がぴりぴりするなあ、なとと笑いながらもぺろりと平らげられるような作品に仕上がっているのかも。
    面白かった。江戸川乱歩、これから少しずつ読んでいこう。

  • ゴシックなホラーっていう印象ですね。

    この時代だからこそ書ける作品な気がします。
    いまじゃアホみたいに言葉や表現の規制ばかりしてる愚かな人がふえましたから。

    このままでは、こんな雰囲気の作品は二度と世に生み出されなくなりますよ。

  • 【本の内容】
    時子の夫は、奇跡的に命が助かった元軍人。

    両手両足を失い、聞くことも話すこともできず、風呂敷包みから傷痕だらけの顔だけ出したようないでたちだ。

    外では献身的な妻を演じながら、時子は夫を“無力な生きもの”として扱い、弄んでいた。

    ある夜、夫を見ているうちに、時子は秘めた暗い感情を爆発させ…。

    表題作「芋虫」ほか、怪奇趣味と芸術性を極限まで追求したベストセレクション第2弾。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    美しいのか恐いのか、やっぱり…恐い話だと思います。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 江戸川乱歩の小説を読むのは初めてだったけど、思いの外読みやすくて驚いた。もっと難解なのかと完全に思い込んでいた。

    ホラーで耽美で哀しくてちょっと皮肉めいていて、人間の根底にある醜さが表されてる物語が多いのに、なぜか美しい。
    表題作「芋虫」のじっとり湿った気味の悪さと哀しさ。
    たった3ページしかない「指」という物語がものすごく印象に残った。
    映像が頭に浮かんでくるような描写が美しくて、その世界に引き込まれる。

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著者プロフィール

江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)
1894年10月21日 - 1965年7月28日
日本を代表する小説家・推理作家。三重県生まれ。ペンネームの江戸川乱歩は、小説家エドガー・アラン・ポーに由来。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任した。代表作に『D坂の殺人事件』、『陰獣』、『孤島の鬼』、『怪人二十面相』、『幻影城』、『探偵小説四十年』など。少年探偵団シリーズは絶大な人気を博した。

江戸川乱歩の作品

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