屋根裏の散歩者 江戸川乱歩ベストセレクション3 (角川ホラー文庫 え 1-3 江戸川乱歩ベストセレクション 3)

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  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041053300

感想・レビュー・書評

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  • 明智小五郎が登場しました。
    屋根裏の散歩者の覗き見趣味が不気味でとてもステキです。
    暗黒星は、途中で犯人に目星が付いてきて、でも、断定しきれなくて、で、やっぱり、と面白いものでした。異常心理と、そうさせた物悲しさが最後にありました。

  • 覗き趣味表現の最高形。一つ間違えればありえそうなことを、ありえないタッチで書く、回りくどいおもしろさ。散歩してんのに屋根裏だもんなー。まいりました。

  • 屋根裏の散歩者は明智さんも出てくるので好きです。
    乱歩作品は犯罪者視点が多いですが、心象を上手く表現できていると思います。

  • 人間椅子同様、屋根裏が気になる。

  • 明智さんがでてくる中編2作。

  • 「屋根裏の散歩者」
    下宿の屋根裏を這い回る郷田の息遣いが聞こえて来そうなほど、読んでいる側もドキドキとする物語でした。自分の家の屋根裏に誰かが潜んでいると想像すると、かなり怖いです…。こちらにも明智探偵が登場しましたが、その実力がしっかりと描かれていない印象を受けました。

    「暗黒星」
    個人的には表題作よりこちらの方が面白かったです。中盤で犯人が分かってしまっても、最後までぐいぐいと読ませる勢いはすごい。これが大御所の実力か!犯人の恐ろしいまでの狂気は読んでいてゾクゾクしました。けれど、ほんのりとした物悲しさも漂う物語で、読後感はしんみり。

  • 明智さん登場の巻


    ミステリーはこわくて好きくないよー。


    やっぱり短編が好きかも。
    明智さんは黒蜥蜴以外読む気はないや。

    『芋虫』をまだ読んでないからそっちに期待。

    このシリーズの絵は好きだったけど、
    これは構図が好きじゃなかったわ。
    怖いし。


    でもねーミステリー好きじゃないとかいいつつ
    乱歩さんのミステリーの語り口調好きなんだよね。

  • 収録作「暗黒星」の謎解きは、今の時代では出尽くした種明かしのようかもしれないが、
    それでも独特の哀愁のようなものを感じさせてくれる江戸川乱歩はすごい。

  • うちにも屋根裏があるので、ぞっとしました。

  • 明智活躍長編読んだのは初めてかな。
    もうちょっと気持ち悪い方が好き。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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