パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション (6) (角川ホラー文庫)

著者 : 江戸川乱歩

• KADOKAWA/角川書店 (2009年5月23日発売)

感想・レビュー・書評

[ゆーきさんの感想 · 2012年12月15日]

結末が見えているのに中々進まない物語。そこに魅力が詰まった作品であった。

[眼鏡さんの感想 · 2012年6月12日]

売れないもの書きの廣介は極貧生活ながら独特の理想郷を夢想し続けていました。
彼はある日、学生時代の同窓生で自分と容姿が酷似していた大富豪の菰田が病死した事を知り、自分がその菰田になりすまして理想郷を作る事を思いつきます。
荒唐無稽な企みは意外にも順調に進んでいくのですが、妻には彼が偽物である事を感付かれてしまいます。
廣介の妄想への飽くなき執念が怖いです。
本書の結末は強烈です。

[sxxxnaさんの感想 · 2011年11月3日]

先に丸尾末次のまんが版を読んでしまってから積読状態

[surumeika1987さんの感想 · 2011年8月4日]

奇妙な美しさが病みつきになる一冊。

[matutamさんの感想 · 2011年6月22日]

赤池君のその後が気になる

[xxciiiiiexxさんの感想 · 2011年4月29日]

妄想から生まれた理想郷の具現化。それへの執着。

[たくやさんの感想 · 2011年4月29日]

妄想の具現化。

[ｓ下さんの感想 · 2011年3月13日]

パノラマも石榴も気持ち悪かった・・・
石榴はおもしろいけどパノラマは乱歩で一番気持ち悪いかも。

[ciaxxxさんの感想 · 2011年2月18日]

江戸川乱歩のホラー小説。
パノラマ島の描写部分がなかなか進まなかったが、結末がなんとなく分かっているにもかかわらずわくわくしながら読めた。
同「硫酸殺人事件」も結末が目に見えているところが読み手にいい焦りを与える。。

[皇海さんの感想 · 2010年9月15日]

｢パノラマ島綺譚｣｢石榴｣

著者プロフィール

1894（明治27）—1965（昭和40）。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩　大活字本シリーズ　全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」