CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.37
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本棚登録 : 252
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041053935

感想・レビュー・書評

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  • 4月からスタートしたドラマと並行して、発売された小説版。ドラマの原作ではなく、あくまでも別の作品と言う位置づけらしい。登場人物はドラマと一緒なので、ドラマを観ていると、ストーリーもすんなり入ってくる。みなとみらい地区にある、某官僚が経営に携わっている超高層ホテルで、人質550人を取ったハイジャック事件が起こる。特捜班の役目はあくまでも「秘密裏」に業務を遂行すること。犯人にはもちろん、マスコミにもバレてはいけないし、警察内部でも事情を知っているのは、ごくわずか。そんな中、ハイジャックの犯人と特捜班の闘いを描く。スピード感はあるが、小説の割には犯人の制圧までが凄く短い。真の首謀者も、読んでいれば、かなり早い段階から分かる。つまらなくはないけど、この作品はやはり映像として、楽しむ方がいいのかも。


  • 新年1冊目は、公安特捜もの。
    ドラマ化された際の小栗旬のイメージが抜けないが、こう読むとキャスティングはばっちりはまってたな。

    テンポは良いけど、重厚感には些か欠ける。
    映像向き。

    警察庁、警視庁と。
    真なる正義とは何か。抽象的な理想概念が最も人間を嵌めやすい。続編あるなら、長編で読んでみたい一冊でした。

  • この前の火曜日、晩ご飯を食べながらTVに映っていたドラマを見ていたが、ありがちな展開にもかかわらず、西島秀俊(のスタントマン)が階段使わずにマンションを下っていく場面に、つい見入ってしまった。
    新聞のラテ欄にもその日の推しで載っていたが、何より金城一紀原案・脚本ということに惹かれ、本のほうも買ってみた。
    腐った国家を護る特捜班の仕事のやりきれなさと裏腹に見え隠れする黒幕の存在や特捜班のメンバーが凄すぎで負ける気がしないところなど、読み物としての深みには欠けるが、映画の脚本を読んでいるような感覚でまあ良しとする。

  • 3

  • 3.5

  • 旅のお供として。ボーダーと同様、金城一紀が原案で別の作家さん(周木律)が書いている作品。そしてまた警察もの。公安機動捜査隊特捜班が主役。これもドラマで小栗旬がやったみたい。ドラマと小説とは変えてあるみたいだけど。登場人物が多いせいか、どうもボーダーよりさらに感情移入しにくい。共感しにくいというか。みんな超人的でそこはいいんだけどさ。結局鍛冶警備局長の思うがままってことなのか。切れ者だもんね。でも公安がらみって面白いというか、非常に興味深い。

  • 連ドラのアナザーストーリー。
    スピード感はあるが全体にアッサリ目。
    真犯人や首謀者も想像通りだった。

    【購入・初読・5月14日読了】

  • 2017/04/06読了

著者プロフィール

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。

「2023年 『WALL』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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