わが家は祇園の拝み屋さん7 つながる想いと蛍火の誓い (7) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2018年1月25日発売)
4.11
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感想 : 28
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041053966

作品紹介・あらすじ

京都に張られた護りの結界の補強に向けて、小春(こはる)たち対策チームは準備合宿をすることに。
だが、楽しい夜が一転、丑三つ時に小春たちは異形の者の行列に遭遇する。
澪人(れいと)の力で事なきを得たが、早く結界を張り直さないと京都に『魔』が入り込んでしまう。
しかし祈祷に臨む直前、和人(かずと)の前に怪しい影が現れ――。

京都の平和は守られるのか。
そして和人に想いを打ち明けられた小春の答えは?
大人気不思議ミステリ、ときめきの第7弾!

感想・レビュー・書評

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  • 第一部完結。あとがきで望月さんも書かれていたけれど、このところ激しい怨念とかのことが続いていたから最後がハッピーでよかった。
    朔也くんも理解してくれたようだし、それに由里子先輩がついていったのが意外だけどうれしかった。
    宗ちゃんと杏ちゃんペアも大活躍!

  • 小春のふらふらしているような態度は自分にもみていてイライラする子いたなぁと懐かしくそしてそれは嫉妬だったのだろうかと青春時代を懐かしく思い返す。
    神社のパワーや満月、新月など霊感のない自分にはわからないけど何故なのか神仏に惹かれる。今は分からなくても折に触れて分かる時がくるのかなぁ。去年は毎日神社に行って参拝していたし月初めにはお酒も供えていたけど身近に感じる事はなかったがエネルギーを感じる人には感じるのかも。自分も霊気を感じてみたい。

    和人が前世で子どもだったとはびっくり。和人の想いは母親を慕う気持ちだった?これも前世に囚われていない証??

  • 4.5

  • 小春と澪人の関係性も良いけど、宗次郎と杏奈のあっけらかんと奇跡を起こす関係も良い。
    宗次郎も大人だけどそれと同じくらい杏奈も大人だと思う。利用されたとは思わない杏奈だから宗次郎と向き合える。
    澪人と甘い言葉を紡ぐよりも触りたいという言葉の方がより愛情を感じる。

  • おー、ヨカッタヨカッタ(#^^#)まさか和人さんが前世でこう関わっていたとは!そして宗次朗もやるなあ!登場人物の配置とか伏線回収とか上手いと思う。そういや嫉妬にかられたあのおじさん、何をしたかはバレたみたいだけど、呪詛返しにはあったのかな?

  • シリーズの第7弾!面白かった!

  • 「太古の森と、朝露のしずく。」
    強化合宿に訪れた先。
    無意識に口走った言葉の意味を理解していなくとも、度々過去を夢見ているからこそ頭のどこかに刷り込まれた知識の一つだったのだろ。

    「飴細工の結界と隙間に入る魔。」
    嫉妬に狂った末路に。
    チームの半数に憧れや好意を寄せる相手が多くいるのだから、中途半端な友人関係を続けているのではなく線引きはするべきだったな。

    「蛍火に見る夢。」
    想いを利用して蝕む。
    この事が表沙汰になってしまった瞬間、今まで命をかけて護ってきたことなど忘れ去られ恐ろしい存在として認知されてしまうだろうな。

    「つながる想い。」
    想い続けていたこと。
    何事もなく無事に全てが終わっていたとしても、それだけでは足りないと今回と同じようなことをし結界を強めることに成功しただろう。

  • ・一人のスーパースターではなく何万/何百万人の想いに力は宿る
    ・過去世の記憶に現世の記憶や想いが引っ張られる事もあるがやはり今の想いが今の自分
    ・想いを伝えてそれが叶うのは他人であっても嬉しいもの

  • ここまで長かった…。
    そして衝撃の前世。
    まさかの和人が前世では息子だったなんて…。
    でも小春と和人の話で納得。
    最後は小春おめでとう。
    そして杏奈も宗次郎といい雰囲気。
    次回も楽しみ。

  • 大団円! ハッピーエンド!
    澪人のデレが見たいと思っていたのでお付き合い編に続くの嬉しい。

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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