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本 ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784041053973
作品紹介・あらすじ
青藍病、それはそれぞれの心の不安に根ざして発症する異能だ。力を発動すると青く発光するという共通点以外、能力はバラバラ。思わぬ力を手に入れた男女4人は、危険な事件に巻き込まれることになるが……。
感想・レビュー・書評
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2015年2月角川書店青藍病治療マニュアル刊。書き下ろし。2017年7月改題しあとがきを加えて角川文庫化。犬が光る、この世界に二人だけ、年収の魔法使い、噓をつくそして決して離さない、の4つの連作短編。青藍病と言いながら、異能を獲得した4人と治療と称して登場する医学研究者の話で、なかなかに面白い。異能力が各人全て異なるところに工夫があり、その対処方法の個別さが楽しい。続編があっても良いのに。。。あとがきのオカジリサマ(架空ゲーム世界?)が楽しい。
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蛍の話とか動物に自分を攻撃させるとかSFぽくて面白かった。運命という言葉が何度も出てきて、実際こんな能力が人間にあったら変えることができるんだろうなあと少し羨ましくなった。後書きのウネリサマとかオススリサマ?がなんの話がよくわからなかったけど面白かったからストーリーにして欲しい。
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後書きがこの作者さんの人柄を表していてよかったです
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あとがきwww
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青藍病治療マニュアルの改題、とは知らずに読んだ。登場人物の葛藤がリアルというか生々しかった。
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主人公たちの正義観が垣間見える内容でした。
この本に出てくる人たちは正義観の強い人たちが多く、何かしら自分の一貫した考えを持っていました。 -
もしかすると、ファンタジーと言うよりSF寄りか?(^ ^;
連作短編集で、それぞれの作品に別の主人公がいる。
共通しているのは、
・各主人公は常人にはない超能力がある
・その能力を発露する時に青藍色の光が見える
・その超能力を研究している大学の先生が登場する
など。あ、あとその能力があるおかげで、
主人公はいろいろひどい目に遭ったりする点も共通(^ ^;
前提は荒唐無稽ではあるが、文体に変なリアリティがあり、
似鳥氏お得意の飄々とした文体で、すいすい読める。
一作ごとに、登場人物の持つ「超能力」の種類が違い、
そのおかげで話のバラエティが広がり、
常に新鮮な気持ちで読み進めることができる(^ ^
最終話は、一応ハッピーエンドと言えると思うが、
他はあまりくっきりした「オチ」が無かったり(^ ^;
続編が出ると、だんだんと見えてくるのだろうか。
まだ「壮大な物語の序章」という感じか(^ ^ -
能力が発動する時に青藍色に光るというすごい設定に驚いた。年収が見えるヤツが面白かった。それと、静先生は一体どんな能力を持つ何者なのかも気になる。
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