土方歳三 上 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041053980

作品紹介・あらすじ

豪農・土方家に生まれた歳三はすらりとした見目だが負けず嫌いで一本気な性格だった。強くなって武士になる――その熱い想いはがやがて近藤や沖田らとの運命の出逢いに繋がっていき……。土方歳三青春編!

感想・レビュー・書評

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  • こんなに読みやすい土方さんの本、初めてでした。
    後半、幕末に近づくにつれてどんどん時代が動いていくスピード感がたまらなかった。
    剣の太刀筋の描写がリアルで、真剣勝負の斬り合いが目に浮かぶようだった。

  • 若かりし頃の土方歳三さん。
    作者の富樫さんが「子供時代のことはよくわかっていないので楽しんで書けた」と巻末インタビューで答えていらっしゃいましたが、本当に、とても活き活き活きのいい土方歳三さんが読めました。
    沖田総司との絡みも楽しめます♪
    歴史小説が苦手な人にも読みやすいと思いますょ。

  • 201708/上中下巻まとめて。とても良作。わりと淡々と史実にそって書かれてるので、最初は富樫倫太郎っぽくない感じに物足りなさを感じたけど、読み進めるうちに気づいたら夢中で読んでた。性別世代問わず惚れざるをえない土方自体ドラマ性がある人物なので、駄作になりようがない題材ではあるけど、じっくり描き切ったこの作品は、数ある新選組モノの中でも、上位に入ると思う。特に下巻の五稜郭は圧巻。

  • 歳さんメインの小説はよんだことがなかったから、歳さんについてそこまで詳しくなかっただけに面白かった!
    家が豪農で裕福、遊び呆けていると思ってたけど、石田散薬を売り歩きながら剣術を磨いてたんだな。
    剣術を学ぶために売り歩き始めたのか。

    歳さんと総司にほっこり。
    総司メインの小説では割と仲良しなところの描写があるけど、歳さんメインの小説でもあるとは(笑)

    近藤さんと歳さんの出会い初めて読んだ。
    いつの間にか道場に立ち寄る様になったとばかり思っていたけど、二人はちゃんとそれ以前に二人だけで出会っていたんだな。
    それも3回も。
    3回も続くと必然性を感じるよな。
    義兄弟になるのも分かるわ。

    中巻は新撰組編か、楽しみ。

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著者プロフィール

1961年北海道生まれ。98年に『修羅の跫』で第4回歴史群像大賞を受賞しデビュー。以降、時代小説や警察小説を中心に活躍。本書はドラマ化もされた「生活安全課0係」シリーズの主人公・小早川冬彦が、警視庁本庁から日本各地へ活躍の場を広げていくシリーズ第2弾。著書に「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」「スカーフェイス」「警視庁SM班」などのシリーズ他多数。

「2023年 『スカイフライヤーズ 警視庁ゼロ係 小早川冬彦Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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