- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041054710
作品紹介・あらすじ
還暦を過ぎても、公営競馬・大井競馬のトップジョッキーとして活躍している騎手がいる。その名は的場文男。派手な騎乗スタイルと持ち前のド根性で「大井の帝王」と言われる。他の競技を見渡しても、60歳を過ぎて第一線で活躍しているアスリートはいない。これまで、馬に顔を蹴られて前歯が吹っ飛んだり(すべてインプラントに)、腹を蹴られて脾臓と腎臓が二つに割れたりする大怪我を負いながら、競馬界のレジェンド・的場が積み上げた勝ち星は歴代2位。競馬界トップの佐々木竹見騎手(引退)の7151勝が射程圏に入っている。大井競馬において通算21回のリーディングジョッキーとなり、G1勝ちも多い的場だが、43年の騎手生活でまだ勝っていないのがダービーである。2016年まで東京ダービーに35回挑戦して、2着は9回あるもののいまだに勝利しておらず、「大井の七不思議の一つ」とまで言われている。「いつまで乗れるか、一年一年が勝負」と語る的場が、還暦の年に悲願のダービージョッキーとなれるのか。“生ける伝説”的場文男の60年の波乱万丈の騎手人生、生きざまをまとめた1冊。JRA最多勝利ジョッキーの武豊も「的場さんは、ぼくの尊敬する素晴らしい騎手です」と大絶賛!
巻頭カラー 的場文男60年の軌跡
PART1 騎手・的場文男
PART2 東京ダービー
PART3 記憶に強く残る馬
PART4 南関東4場の戦術
PART5 調教、騎乗スタイル、怪我
PART6 人間・的場文男
データファイル(60年の歩み、7000勝までの道のり、重賞勝利一覧、年別勝利数・収得賞金)
感想・レビュー・書評
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60歳になっても今尚南関東競馬で第一線での活躍を見せる的場騎手。
この本を通じて感じたのは、的場騎手の今日はがあるのは、一生懸命に仕事をする、努力をするということを続けてきたからなのだろうということだ。
それから、騎手という仕事が危険と隣り合わせの仕事であることを改めて感じた。大怪我で歯の手術をした結果、ご飯が美味しいと感じる感覚はなくなった、というのにはショックを受けた。
そのほか、会心のレースや東京ダービーの振り返りなど。
非常に面白い一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示