ネットの高校、はじめました。 新設校「N高」の教育革命

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 65
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041054765

作品紹介・あらすじ

なぜ出版社であり、IT企業であるカドカワが高校を? 新設の通信制高校として2016年4月の開校初年度から2000人を超える生徒が入学し、そのインパクトは「日経ビジネス」誌をはじめ多くの媒体で取り上げられた。中高生の不登校が社会問題化し、学びの多様化が叫ばれる中、既存の教育業界に一石を投じるN高が目指す教育革命とは?

感想・レビュー・書評

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  • N高興味があり読んでみた。
    当然いいことしか書いてないのだけど。
    新設校だからエピソードもまだ少ないし。
    建設の苦労は知れたけどそれ学校生活に関係ないしね。
    「N」の意味だけ知れただけでもいいのではないでしょうか。

  • こういう形態の高校というのは非常に面白い試み。羽生さんの言葉として紹介されていたとおり「やってみないと分からない」ことであり、奥平校長の言葉の通り、困難なことはこれからもあるだろうがトライアルアンドエラーで乗り切っていくというスタンスでチャレンジしていけることは意味がある。教師、生徒、親、地域の人たちなど、いろいろな人たちが意見を出し合ってみんなでより良いものを作っていけば、結果として、よりよい新しいものができていくのではないか。そうやって新しい未来を切り開いていってほしい。それにしても役所で申請を通した初期メンバーのパワーと、役所側でそれを受け入れてくれた柔軟性は素晴らしいと思う。

  • 角川ドワンゴ作った通信制高等学校
    ネットの高校

  • ネットというインフラがある現在、それを活用した学校(教育の場)が出てくるのは自然な流れで、N高校の誕生はむしろ遅過ぎたと言っていいかもしれない。通信制というカテゴリには属するが、内容的には従来の通信制とは一線を画しており、ドワンゴ得意の双方向性を活かした授業に加えて、実践的なスキルを磨けるカリキュラムや、職業体験を多く組み入れてるところなどは、「普通」の学校にも真似して欲しいほど。校舎には廃校を活用し、地域(N高は沖縄にある)の活性化にも寄与し得る点も可能性を感じる。学歴という、実質的な中身よりはラベルそのものがステータスを持つ社会にあって、新しい形態の学校がどんな風穴を空けるかは未知数だが、注目される人材がここから出てきて、N高のブランドが高まるようになれば、その時こそ教育界全体にとって新たなステージに達したという事になるだろう。それからすれば川上会長の言う、東大への進学者数が増えるかもといった展望(?)は、例え話ではあったろうが逆に夢が狭いと思った。N高の試みはまだ過渡期で結果を論ずる段階になく、推移に注目していきたいが、本書においてその課題やお金に関する話が無かったのは片手落ち。1,2年後に続編を期待したい。

  • 最近話題のネットの高校「N高」について、実態をまとめた本。

    N高の教育方針やカリキュラムは勿論のこと、企画が出来上がった段階から学校としてスタートするまでのストーリーも描かれていて、N高に関する知識を広めに知ることができた。

    クラスでのコミュニケーションがSlackだったり、生放送で双方向型の授業を展開したり、ITのサービス作り(特にニコニコ動画)の知見が多いドワンゴだからこそ出来る仕掛けが沢山あって、いかに既存の高校と一線を画しているかを感じた。

    その反面自分自身の経験からも、特に部活動などの高校生生活においての集団行動から得る対人コミュニケーションは、心身ともに成長が大きい高校生にとってはすごく大きなものであり、年に数回のスクリーングからはなかなか得ることが難しいと思う。

    これは、今後N高がさらに生徒を増やしていく上で大きな論点になるはずで、これに対してN高がどのような解決策を示してくるかが気になるところ。

    新しいことをやる時、既存の仕組みと比較しての批判や反論は必ずついてくるので、これを結果を示すことで黙らせてほしいな、と思う。

  • 書店で平積みになっていたので気になっていました。
    KADOKAWAとドワンゴによる、新しい「通信制高校」についての本。

    いままで、通信制の高校というと、普通科(全日制)の学校に通うことができない、「なにか問題を抱えた子」の受け皿としての役割のみが強調されてきたが、このN高はそれだけではない。
    インターネット配信王手のドワンゴが経営に参画しているため、授業や課題はもちろん、HRや「遠足」などネット上での様々な活動が見られ、生徒や教職員も生き生きと参加しているようだ。
    また、単純に単位を取得して高卒資格を得るだけではなく、プログラミング教育や小説家・イラストレイターの養成講座など様々な職業教育や、職業体験の場も設けられている。
    沖縄にある本校でのスクーリングに参加した多くの生徒は、沖縄独特の環境や学校の雰囲気に魅せられている。

    今までの学校教育(ペーパーテスト)で測れなかった子供たちの資質を開花させたり、子どもが「ほんとうにやりたいこと」に一生懸命に取り組む環境を与えたり、N高の「魅力」は少なくない。
    現在の学校教育が変わっていく際のひとつの目安にはなるのかもしれない、とも思うが、果たして。

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著者プロフィール

フリーランスライター。人材系企業の制作部で企業パンフレット等のコピーライティングを経験した後、広告制作会社に転職。新聞の記事広告の仕事を専属で担当し、100名以上の著名人に取材。独立後はビジネス系の記事、書籍の執筆・編集を中心に活動。著書に『Twitter カンバセーション・マーケティング ビジネスを成功に導く“会話”の正体』(日本経済新聞出版社)、共著に『混ぜる教育 80ヵ国の学生が学ぶ立命館アジア太平洋大学APUの秘密』(日経BP社)、構成協力に『ニコニコ哲学 川上量生の胸のうち』(日経BP社)がある。

「2017年 『ネットの高校、はじめました。 新設校「N高」の教育革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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