暗殺者、野風

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 42
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041054833

作品紹介・あらすじ

永禄四年九月、川中島。妻女山に立て籠もる上杉謙信を狙う、一人の美少女がいた。名は、野風(のかぜ)。幼さが残るその少女は、謙信の首を狙う山本勘助の密命により選ばれた、最強の刺客であった! 傑作時代活劇。

感想・レビュー・書評

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  • 武田と北条の国境に位置し、暗殺を生業とする事で中立を維持する「杖立ての森、隠り水の里」で両親を含めた親類が皆殺しの目に遭い育てられた野風と言う少女が仲間の蟹丸、甚内と共に武田の山本勘助からの依頼で上杉謙信の暗殺を請負。謙信は丁度、北条に攻め込み撤収を図る時に多聞衆と言う凄腕浪人集団の護衛を雇う。その多聞衆の中に過去、親類を虐殺した頬に傷を持つ右馬助が居てその因縁の闘いが面白い。川中島の信玄vs謙信の戦いは他本通り描かれており、その戦いの中で繰り広げる野風と武田忍者頭の熊若、多聞衆の頭の静馬、仇の右馬助を殺め、最後は謙信を撃てず多分衆弥太郎と分かち合い終える。

  • 強すぎ!
    面白くて一気に読んだ。
    続編があってもおかしくない終わり方。

    新聞で知って図書館に予約。わりと早く入手。

  • 高崎在住の作家さん。
    まだ文章にクセがあったり、同じ言葉を短い間に繰り返してしまうこともあるけど、スピード感があり、内容が詰まっていて自分の好きな時代ということもあり、武内さんの作品の中では一番楽しめた。すごく簡単に言ってしまうと「あずみ」な感じで。プラス自分の故郷でもある隠れ里での内紛も加わり、本当に周りが敵だらけになってしまう。上杉謙信が好きな私としては野風に活躍されると困ってしまうが、彼女の気が休まる瞬間がなかったことが、気の毒でならない。

    永禄四(一五六一)年九月。武田信玄と、上杉謙信は川中島で対峙していた。時を同じくして、謙信の首を獲れという密命を受け、故郷をあとにした少女がいた。名は、野風。野花に似た凛とした美しさをもつその少女は、暗殺者の隠れ里から選ばれた最強の刺客であった。一方、野風を阻止すべく、敵方からは“多聞衆”という、屈指の猛者で組織された用心棒集団が野に放たれる。死んでゆく仲間、裏切り、蹂躙される故郷…湧き上がる怒りと哀しみが、孤独な野風を、恐るべき速さで敵を斬り裂く、赤き鬼神に変えてゆく―。(amazonより)

  • 川中島の闘いの背後に、それぞれの陣営の忍び、そして独立した暗殺者-主人公の野風、そして暗殺者から守る側に立つ多門衆、それぞれが過去に痛みを持ち

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著者プロフィール

1978年生まれ。群馬県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、映画・テレビの制作に携わる。第17回日本ホラー小説大賞の最終候補となった「青と妖」を改稿・改題した『忍びの森』でデビュー。2015年『妖草師』が、「この時代小説がすごい! 2016年版 文庫書き下ろし部門」で1位となる。他作品に『戦都の陰陽師』『忍び道』『吉野太平記』『暗殺者、野風』など。

「2018年 『東遊記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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