鹿の王 1 (角川文庫)

  • KADOKAWA
4.03
  • (383)
  • (564)
  • (263)
  • (33)
  • (6)
本棚登録 : 6437
感想 : 325
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041054895

作品紹介・あらすじ

強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!? たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう。壮大な冒険が、いまはじまる――!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • またまたファンタジー嫌いの私が、会社の先輩にお借りして読んだ本。

    これ読めたらまた続き持ってきあてあげるよー(^^)と。
    私のファンタジー嫌いもちゃんとご存じの先輩。有難い(*^▽^*)

    この本は読みやすいな。
    流石本屋大賞!

    ファンタジーが行きすぎてないからか?
    登場人物が人間だからか?私にも読みやすい(^^)

    この巻はまだ序章に過ぎないのだろうなぁ。。。

    東乎瑠(ツオル)帝国の捕虜となり、岩塩鉱で奴隷として働くヴァン。

    ある日、 働いていた岩塩鉱が黒犬の群れに襲われる。黒犬の群れは容赦なく捕虜達に噛み付いた。
    捕虜として労働していた人間のほとんどが命を失った。
    その中で、 たった一人生き残ったヴァンは、逃げる途中、厨房で幼い女の子を拾う。
    たった2人だけの生き残りだった。
    幼子の母親もまた絶命していた。

    いつ追手が迫ってくるのかわからない中、ヴァンはその幼い子供と2人で逃亡する。


    この後どんな展開になるのか。
    今のところファンタジー嫌いの私も、続きが読みたくてたまらない(*^▽^*)

    • bmakiさん
      naonaonao16gさん、

      こんばんは(*^▽^*)

      いやいや、苦手なものは苦手でいいですよ(*^▽^*)
      私もやっぱりフ...
      naonaonao16gさん、

      こんばんは(*^▽^*)

      いやいや、苦手なものは苦手でいいですよ(*^▽^*)
      私もやっぱりファンタジーは好きではないし、歴史物は嫌いですし、新書は読みませんし(笑)

      自分を好きでいてくれる人と楽しくやる!その考え方が一番素敵だと思いますし、変に疲れないんじゃないかと思います(^_^)

      かっこつけてますか?
      全然そんな風に見えなくて、寧ろ素直な表現が、かっこいいなぁって思ってますよ(^_^)
      私に無いものを沢山持っていて、いつも素敵だなぁと思います(*^▽^*)
      2022/07/06
    • naonaonao16gさん
      bmakiさん

      おはようございます!

      逆にわたしはたまに新書読みますが、これもかっこつけかもしれませんね笑
      好きで読んでるかもしれません...
      bmakiさん

      おはようございます!

      逆にわたしはたまに新書読みますが、これもかっこつけかもしれませんね笑
      好きで読んでるかもしれませんが、そういう自分かっこいいと思ってるかも爆

      自分がその場所に固執しちゃうとそこでうまくやろうとしちゃって頑張り過ぎちゃいますけど、今の職場で良くも悪くも適当を見つけられたような気がします。

      かっこつけてるんですよ!
      ほんとはもっと口も性格も悪いです!笑
      気持ち的な部分ではもっと思ってることもありますが言葉をセーブして、長文で勢いを伝えてるところがあるかもしれません
      2022/07/07
    • bmakiさん
      naonaonao16gさん

      新書も読む自分もカッコいいって思って読むのも全然アリですよ!
      私も、読書が趣味な私ってカッコいいって少...
      naonaonao16gさん

      新書も読む自分もカッコいいって思って読むのも全然アリですよ!
      私も、読書が趣味な私ってカッコいいって少なからず思ってます(笑)

      趣味って言えるほどいい本じゃなくて、本当は人がバッタバッタ死ぬ本(ミステリー)が好きですけど(笑)

      適当を見つけたっていい言葉ですね!私も今の職場はそんな雰囲気かもしれません(*^▽^*)

      そんなこと言ったら私も頭の中はかなり性格悪いですよ(笑)
      お互いこれからも、ちょこっとカッコつけていきましょう(*^▽^*)
      2022/07/09
  • SF・ファンタジー書評
    読書レベル 初級〜中級
    ボリューム 296頁
    ストーリー ★★★
    読みやすさ ★★★
    ハマリ度  ★★★
    世界観   ★★★★★
    知識・教養 ★★★
    読後の余韻 ★★★
    【2015本屋大賞受賞作】
    一言感想:壮大なファンタジーの世界観にどっぷり浸かりたい方にオススメの作品です。

    第一巻なので、まだまだ序章という感じですが、大自然と戦乱、そして何故か生き残った主人公という世界観はとても好みです。

    ただ、私にはあまり合わない読み心地でした。理由は、登場人物が非常に多く、しかも名前が区別しづらく、恥ずかしながら、読んでいる最中に「ん?これは誰だっけ?」と頭の中で何度も混乱してしまいました。おそらく今後の展開に必要なキャラ出しだと思いつつも、私には少しキツかったかもです。

  • 良い、良いぞ!

    『精霊の守り人』が好印象で、上橋菜穂子氏の作品を読みたいと思っていたので、読書の皆さんから高評価の本作を手に取った。

    追うもの、追われるもの。
    其々が描かれ、世界の勢力図に加えて、民族の違い等、世界に生きる人々の営みが活き活きと魅せる生活が魅力的だ。

    ここから大きな物語が始まるであろう予感に心が躍る。
    人の繋がりが魅せる暖かさと、国や民族が生み出した現実がミックスされ、読者として喜ばしい世界観を演出している。
    期待せずにはいられない展開。

    強いて言うならば、建物や村、町の描写がもっと細やかならば、個人的にはありがたいと感じた。

    読了。2巻へ。

    ※以下ネタバレ

    かつてツオル帝国と戦った戦士、ヴァン。
    『独角』の頭として帝国に捉えられ、奴隷として生かされていた。
    奴隷として労働させられていた岩塩鉱に、ある日突然、黒い犬の群れが襲いかかった。
    人々は噛まれたことにより病に倒れ、帝国の岩塩鉱はヴァンと女に抱かれた幼子を残して全滅。
    帝国の人間も、囚われた奴隷も皆死んだのだ。

    逃れた先で出会った家族たちと、鹿を育てる事に従事し心休まる生活をしていたヴァン。ユナと名付けた幼子を我が子のように愛し暮らしている。

    一方、謎の病で全滅したはずの、岩塩鉱から一人の奴隷がいなくなったことを知った帝国側はヴァンを追う。
    聡明な医者であるホッサル。病の治療薬を作ることをヨタルという帝国の王子に任される。
    ヴァンを追うのに抜擢された女性、サエ。
    旅路で黒い犬に襲われ谷に落ち行方不明に。

    帝国で開催された鷹狩の御前祭にて、突如として黒い犬が現れたところで1巻は終わる。

  • ファンタジーはあまり…いやほぼ読まないんですが…
    とにかく評価が高いので頑張ってみる事に_φ(・_・

    空想、妄想は得意なんで映像は素晴らしく浮かぶんです…あとは漢字を覚えられるかどうか( ̄▽ ̄)笑

    2巻に続く!頑張れわたし‼︎

    • みんみんさん
      アオイさんの息子ちゃんナイス!
      若者でも、こくろうねつ\(//∇//)\
      アオイさんの息子ちゃんナイス!
      若者でも、こくろうねつ\(//∇//)\
      2022/09/21
    • aoi-soraさん
      そうそう。
      こくろうねつ。www

      2巻も楽しんで(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
      そうそう。
      こくろうねつ。www

      2巻も楽しんで(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
      2022/09/21
    • みんみんさん
      四露死苦‼︎ヨロシク
      みたいにヤンキー読みで頑張る(๑>◡<๑)
      四露死苦‼︎ヨロシク
      みたいにヤンキー読みで頑張る(๑>◡<๑)
      2022/09/22
  • この本は、二人の主人公が、交互に物語を紡いでいくという形をとっています。

    一人目は、40代の男性ヴァン。彼は、故郷を守るため、東乎瑠(ツオル)帝国と戦っていたのですが、戦いに敗れ奴隷となり、岩塩鉱で働かされています。絶望の日々を送っている中、山犬の軍団がこの岩塩鉱を襲い、奴隷達や、そこで働く人々を噛んでいきます。噛まれた人は皆、謎の病で死んでしまいますが、ヴァンだけが、何故か生き延びます。そしてもう一人、母親に守られて生き残った幼子ユナ。この二人は今後どうなってしまうのか。

    二人目は、オタル聖領という、医術や、土木建築などの技術に長けた地域の出身で、医術師として働く25才のホッサル。彼は、未知の病に対しても、治療法を研究し、何としても病から人を救いたいという熱い心の持ち主です。

    この二人が、いつ、どこで交わるのかが、この先のおもしろい所だと思います。

    もう一つ、この1巻の興味深い所は、遊牧民の生活ではないでしょうか。過酷な自然環境を相手に、人間も獣も、弱き者は生き残れません。家族単位でテント生活をし、先祖から伝えられた、自然を読む目、獣の狩り方、そしてトナカイや、飛鹿の育て方など、家族で協力し、「生きる」ということを第一に考え、暮らしています。一つ間違えば、一家が飢えてしまうという厳しい生活です。

    1巻は、まだ、この物語の序章。謎もたくさん出てきて、今後、どんなふうに明らかになるのか楽しみです。

  • 1巻目ということで、まだ序章という感じ。
    重厚なファンタジーで、世界観がしっかりしているから想像しやすく没入できる。
    ただ、特殊な読み方の単語が多いから、ルビを覚えるのが大変だった。

    これからどんな物語が展開されるのか…
    次の巻から色々と起こりそうなので期待!

  • 再読。上橋菜穂子先生が大好きです。
    今から鹿の王1を読み始める方、もし読み終えてから2を購入しようと考えているのでしたら、1を読み終える前に全巻を揃えておくことをおすすめします!

  • いまさら感はありますが、読みはじめました。
    大好きなファンタジー。ずっと読みたかったのですが、上橋さんどれから読もうと悩んでいるうちに、あれよあれよと時間がたってしまいました。

    物語の序章の1巻、冒頭からぐっとひきこまれる。
    岩塩鉱に囚われている戦争奴隷のヴァン。ある夜不思議な犬の群れが岩塩鉱を襲う。生き残ったのはヴァンと、幼子のユナ。ふたりは生きていくために旅にでる。

    そしてもう1人の主人公は若いのホッサル。古オタワル王国の始祖の血を引く聖なる一族であり、現東乎瑠帝国の妃を祖父リムエッルと共に救い、帝国全土の医療を揺るがしているオタワル医術師の1人。黒狼病との戦いが始まる。

    あっというまにお話しの世界に引き込まれました。わくわくがとまらない一巻。

  • いきなり異世界に引き込まれた。でも不思議と違和感はない。

    壮大なファンタジーの世界に引き摺り込む筆力に圧倒される。
    目の前に洞窟や森、草原、鹿や黒豹まで広がった!
    NHKドラマ『精霊の守り人』の世界観の記憶も後押し。

    手始めで1巻しか購入してないことを後悔した。本屋さんやネット注文も待てずにKindleで2〜4巻購入した…まとめ買いキャンペーン中(^^)

    名前を覚えるのがたいへんなのは私だけ? 間を空けるとますます登場人物表を遡る回数増えるので、すぐに続き読まないと(笑)

  • 妻からの推薦本(ずーっと読むのを拒否)。「ファンタジーだよ!」と聞いていたので、私の趣向とは異なるが、渋々読み始める。奴隷のヴァン(+ユマ)の逃亡、ヴァンの追跡、黒狼病の蔓延、色々な仕掛けが出てきました。案の定、登場人物と地理的関係性が極めて難解で、相当な警戒心をもって読み終えました。現段階では少しだけ希望が見えていますが、読み終える自己効力感はないかな。でも今後、ヴァンの活躍、黒狼病の謎、人物関係の発展性は楽しみにしています。この低空飛行の状態は「間」を開けてはいけないような気がしています。

全325件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上橋菜穂子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×