ラプラスの魔女 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.62
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本棚登録 : 3031
レビュー : 250
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041054932

作品紹介・あらすじ

遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。検証に赴いた地球化学研究者・青江は、双方の現場で謎の娘・円華を目撃する――。東野圭吾が小説の常識をくつがえして挑んだ、空想科学ミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。ふたりの被害者に共通点はあるのか。調査のため地球化学の研究者・青江が現地を訪れると、そこにはいつも不思議な少女円華がいた。彼女は何者…

    夫殺しを疑われる水城千佐都、この世で最も大切なもの家族を失った甘粕才生、甘粕才生が書いたブログ、植物状態になったが奇跡的に回復した甘粕謙人、怪しげな「数理学研究所」、予言と予測、ラプラスの悪魔、ラプラスの魔女になりたかった円華…。
    これらが少しずつ繋がって、不思議な現象の謎が解けていく。

    ちょっと切ない話だったな。ずっと孤独だった。これからどうなるのだろう。この世界の未来もどうなるのだろう。

    もっと難しい作品かと思ったけど、そんな事は全然なく読みやすくて面白かった。
    ただ、青江先生の活躍と推理を期待していたのだけど、そこは想像と違ったな。「(こんな現象は)ありえない」とは言うけど、その後、数式を書き始めたりはしない(笑)
    ずっとしつこく「真実を教えてくれ」と言う役割だった。
    翔ちゃんにあってる気もするけど、映画ではもっとカッコよく変えてくるのだろうか?一応翔ちゃんが主演だし。

  • 新作が刊行されると、魅力的なタイトルと読みやすさで、つい読みたくなる(実際に読むのは文庫化されてからがほとんどだが<笑>)作家の一人が、本作の著者東野圭吾。
    今回は、文庫発売と同時に、本作の前日譚を単行本で発売するという、何とも心憎い営業戦略。
    つい手が出てしまう読者が多いことだろう。
    硫化水素中毒による死亡事件が発生。これは事故か、事件か。
    調査に赴く地球化学の研究者、事件の匂いを捉え捜査活動を進める所轄の刑事、事件現場に現れる不思議な能力を持った若い女性。
    様々な人物が絡み合い、さらに超常現象と事件はどう繋がるのか。
    読者の興味は嫌でも刺激されてしまう。これもベストセラー作家のベストセラー作家たる所以だろう。
    超能力と思われるものも、「ナビエ・ストークス方式」とか「ラプラスの仮説」とかを持ち出して、物理学を引用するのは、如何にも理系出身の著者らしい。

  • 久々の東野さん!やっぱり面白い!
    何というか…安定ですね。
    スピード感、展開の仕方、あっという間に読者を取り込みグングン引き込んで行く…読んでいるこちらは溢れそうな興奮状態を抑えながらゾクゾク、ワクワク(内容的にはワクワクという表現は不適切なんでしょうが…)ページを捲る手は止まらず、どーなるの?どーなるの?と無我夢中で読み入っているのに、どこかで東野さんの余裕を感じるんですよね…この程度で?まだまだ!もっと面白くなるよ!と挑発されているような…笑(あくまで個人の感想です)
    さすがです!
    久々に堪能できる読み応えのある小説を手にした気分です!
    映画化されるようですが…どうなりますかね?
    裏切られないといーな。

  • 映画化にはもってこいな描写が割と登場する
    途中伏線が絡み出してからは面白く読めました〜
    ちょっと科学の域をやや超えてた感があったので
    SF向けの設定やなぁという実感です

    • かなこさん
      映画化になるんですね!SFと聞いて興味がでました。
      映画化になるんですね!SFと聞いて興味がでました。
      2018/03/23
  • まったく前知識なしで読み始め、あ?これ映画化されたやつかな?
    と途中で気づく。はいはい、櫻井翔が主演してたやつだ。
    映画も見てなくて、良かった。
    というのも、これは、東野圭吾にしては珍しい、ミステリーよりも
    SF要素が満載。
    いや、昔の小説では、かなりSFっぽいのも、あったか。

    そして、時々あるんだけど。
    え?誰が主人公?っていう流れ。
    ここに書かれるプロローグも、しっかり忘れないように内容を覚えておいて。
    本編に入ったら、なるべく、プロローグから離れて、時々思い出す。
    じゃないと、最初の家族はいっこうに出てこないのだ。

    不思議な力を持った少女。
    そうかと思えば、一酸化炭素中毒によるまったく関係のない2つの場所で起きる事故。

    それを調べるために呼ばれた研究者。
    被害者の映画関係者に、繋がる映画監督と、その家族の不幸な事故。。
    1つ1つ読んでると、まるで関係のない物語が
    だんだん、繋がっていき、折り重なっていく物語。

    それらのキーワードに翻弄されていく研究者と刑事。

    その中でも、一番のカギとなるのが、「脳手術」。
    不思議な少女以上に不思議な少年の存在。

    頭の中で、人物関係の相関図をしっかり描きながら複雑だけど
    思い描きやすい不思議な小説。
    やっぱ、そこは東野圭吾だよね。と思いながら。
    今回も入り込んで読み終えた。

    終わりは、まるで映画のようなどっちとも取れるような終わり方で
    ちょっと呆然とした。

  • すごく久しぶりにここに本を登録する…
    ということで、合間合間を縫ってじっくり読んだ作品になりました。
    お話としては途中まではめちゃくちゃ続きが気になり、ワクワクしながら読んでたのですが、個人的には途中のネタばらしがあってからは「う~ん、そっかぁ…」となってしまって、そんなに夢中にはなれなかったです…これはもう完全に個人の趣味の問題なんですが。
    登場人物が皆魅力的だったので、それは良かったな、と。
    そういえば多分はじめて読む東野圭吾作品かもしれません。文章は非常に読みやすかったので、また気になる本があれば、読んでみたいです

  • 「不必要な個体などこの世に存在しない。」
    終盤は東野さん作品らしく、いつもの人情節でした。
    ガリレオシリーズではないけれど、物理系のテイストで、近い将来こんな能力を人間は手に入れそう、という絶妙なファンタジー加減でした。

  • 設定が超能力っぽいが、どちらかというとサバン症候群的な考え方なのかな。登場人物の整理を自分の中でつけるのが初めは大変だけど、メインで動くのが誰かがわかるようになってから、夢中で読み進めました。続編も楽しみです。

  • 久しぶりの東野作品。安定感がある。
    このような事が実際にあり得るのかは分からないが、本当に出来れば面白いね。ってか、怖いね。

    男の子と女の子の続きが気になる。

  • 久しぶりの東野さんです。
    映像化ということで、話題になっているので誰か貸してくれないかなと思っていましたが。自分で購入。。(笑)

    いつものことながら、あまり先をよまずに読んでいく私にとっては、中盤以降は、読む手が止まらず、寝不足になってしまいました。。。

    面白いですね~。
    よかったです。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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