ラプラスの魔女 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 701
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041054932

感想・レビュー・書評

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  • メモ


    予測させて、それを軽く超えて来る

    甘粕のブログ
    →おいおい、、、

    点と点がつながる感覚

    好奇心は恐ろしい

    青江教授はずるいな

    この世は物理法則で動いている

    p.469 記録されたものがすべて。記録され、人々に認識された時、それは真実になる。

    p.476の人間は原子という話後のp.482に出てくる刑事たちの会話、すごくいい。
    全体の流れが見えていないとしても、目の前の事をこなす事で、結果として流れを作り出している。縁日の話といい、すごくいいなって思った。


    感想

    おもしろい。この作品のテーマは、好奇心は恐ろしいってことと、無駄な努力などこの世にはないなのかなって思った。うーん、数学物理の話はおもしろいなぁ。自分が理系科目全くできないってのもあるんだろうけど。点と点がつながる感じが今回は特に気持ちよかったと感じた。登場人物、出来事、関連性が何もなく想像させてその上をいく。うーんすごいなぁ。


    青江教授はずるい。人間だなぁ。自分の探究心は抑えられないのに、事情を知った途端しらんぷり。くーん。

    天才だろうが凡人だろうが、いきつく結果は同じと言うことが示唆されているとも感じた。時間の問題。目の前にあること一つ一つを考えて辿れば、同じ結論に辿り着くことができるのかななんて。凡人の僕もなんか力をもらえた気がした。

    東野圭吾先生の書く作品はやっぱりおもしろいなぁ。また少しずつ掘り下げていこうかな。過去に読んだやつも本棚のっけとこ。

    • やまさん
      じゃーさん♪こんにちは(^-^)
      フォローありがとうございます(*^_^*)
      私は、相互に交流することを楽しみにしています。
      お互いの...
      じゃーさん♪こんにちは(^-^)
      フォローありがとうございます(*^_^*)
      私は、相互に交流することを楽しみにしています。
      お互いのレビューに、「いいね!」を押しながら、
      レビューを読む楽しみを味わっていきたいと思います。
      今後とも宜しくお願い致します。
      2021/01/18
  • 最後1/4くらいは、急展開で一気に読めた。その前は、おもしろかったけど、なぜかあまり引き込まれなかったなー。
    読み終わっての感想は、さすが東野圭吾!

  • 東野圭吾作品は読みやすくて好き(*´艸`*)
    科学的というか、超人的というか…そういう作品は初めての経験でした。
    そんなこと本当にできるの?いやいや…とか思いつつ、でも続きが気になってどんどん読めた(笑)
    ラストは結構スッキリできる作品だと思う。

  • 離れた二つの場所で中毒による死亡事故が起こる。大学教授と刑事は、それらが、ある特殊な能力を持つ少女・華と、彼女が追う、同じく同様の能力を持つ少年・謙人に大きな繋がりがあることを確信する。
    謙人は母と姉を中毒により殺された。その過去が物語の大きな鍵となる。
    中盤の「手記」による物語の進行の仕方も効果的だ。
    ただ、展開はテンポ良く読みやすかったけど、感情移入できるキャラクターが今回はあまり出てこなかったかな。

    実写化もされているようだ。個人的に好きな志田未来ちゃんも出ているようなので、いつか観てみよう。

  • 少しづつ謎が明かされていくので、どんどん読み進めました。超越した能力は、魔法のようだけど、ちゃんとした科学的根拠(?)が考えてあるところが良かった。科学が進歩したら可能になるのかも…。ラストはもう一捻り欲しかった。

  • 東野圭吾さんは好きな作家の一人で色々読んでいるけど、サイエンス要素を盛り込んだ本作は読み応えのある一冊。題名から何となく少女円華の能力は予測がついたけど(能力を得た経緯は予想を超えたけど)、特に地球化学の青江教授と所轄の中岡刑事の視点で進むミステリ部分というか本筋の組み立てが巧妙で、ページを捲る手が止められない。流石の東野作品だった。

  • さすが東野圭吾!と思った。
    先も読めないし、ハラハラドキドキさせてくれる。
    よくこんなもの書けるなぁ。
    天才だと思った。

  • 宇宙の様な人間の脳はほんの一部しか使われていない。その他の未知なる脳が覚醒して人と違う特別な能力を身につける。というテーマで描かれた映画は多いです。
    脳の神秘についての話にとても興味がある私はこの小説も楽しく読ませていただきました。
    物理と気象。地形。奥深いですね。

    読み終えてから映像を観ましたが、これが残念!
    それぞれのキャラクターがどれも中途半端で…。
    ストーリーもうわべだけというか。小説を読んでおいたから行間も読めたって感じでしたけど、映画だけだったら、この面白さ半減!。

    原作がダントツで面白いです。

  • 読みかけて長いこと放置してたけど、とある事情による待ちタイムがあまりにも長い!
    というわけで、待ってる間+αの時間で読了。

    最後の自殺が考察せずにはいられないよねー。
    絶望はないんじゃないかな? じゃあ失望かな?
    ありがちな感性だけど、たぶん自分が失敗作だと思ったのかな。
    で、来世に思いを馳せて終わりを選んだと。月並みだけど、そう感じた。

    東野さんの文章って、正直言って、好きかと言われれば?なんだけど…
    でも読んじゃうんだよな。読ませるよなあ。

    東野本、まだまだ家にいっぱいあります。
    1冊ずつ攻めていきたい。

  • 理系ではない私には、時々読み飛ばすところがありましたが。。。
    映画を見ていなかったので、誰がどの配役だったのかなと想像しながら読んでました。映画も見てみたいな。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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