トリガー 上

  • KADOKAWA
3.53
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本棚登録 : 337
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041054963

作品紹介・あらすじ

謀略の引き金はひかれた!
2020年7月24日、東京オリンピックがついに開幕した。現役検事ながら馬術競技韓国代表のキム・セリョンは五輪直前、二度も凶漢に襲われ、ある不正に関する極秘捜査をやめるように脅されていた。5月半ばには、在日米軍女性将校と北朝鮮の潜伏工作員の変死事件が相次いで発生。三つの事件の裏には、日韓の在日米軍に関するある謀略が蠢いていた――。アジアの安全保障を根底から揺るがすパンドラの箱が、いま開かれた!!

感想・レビュー・書評

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  • 年末年始に読もうと思って、とっておいた一冊。

    読み始めて、当たりクジ引いた!面白い!
    登場人物が多い事、同時展開する物語のせいで場面が忙しなく変わっていく事に最初はちょっと付いていけなかったものの、慣れればそれすら気にならずグイグイと読み込ませる。

    この手の小説は、ニュースで見るような難しい問題を実にうまく小説に組み込んで分かりやすくしているので国際情勢、それぞれの立ち位置、思惑なんかも知れて個人的には大好物。
    下巻で日本、韓国、アメリカそして、北朝鮮。
    それぞれがどう動いていくのかが非常に楽しみだ。

  • 上下巻モノは上巻では人物設定と背景説明に終始して物語としての盛り上がりに欠けることがよくあるが、これは違った。期待感を下巻に引き継ぎつつもしっかりと前半の山場を作っている。下巻を読むのが楽しみ。

  • 上巻ですが、今後の展開がまったくよめません。。楽しみです。登場人物が多く、やっと誰が誰かわかってきたかんじです。そのため、主人公は誰なのか?、あえてはっきりさせていないのかどうかはわかりませんが、これといった人が見つからないのが少し残念です。しいて言えばセリョンが一番魅力的かなと思ったのですが、あの結果なので。。。

  • 面白い。早く下巻を読みたくなる。

  • 米国、韓国、北朝鮮の諜報員がオリンピック開催中の日本で好き放題の作戦を実行。韓国大統領の姪、検察官、乗馬で金メダルを目指すが競技開始直後暗殺される。北朝鮮の潜伏工作員眠りネズミが、活動開始の指示を受ける。

  • ハゲタカシリーズ読破している自分からすると、いつもの真山仁じゃなくてびっくり。全然ジャンルは違えど安定して面白い。下巻を読んでから読み返すと色々な布石に気づける。

  • 東京五輪を前に各国の諜報員たちが殺されたり、米軍も絡んで陰謀と暗殺計画を阻止するために警備がすごい。しかしソウル地検のトップ検事で馬術競技の金メダル候補で大統領の姪であるキム・セリョンを警護し守り切ると思いけや殺されてしまうのか!とビックリ。下巻へ続く。

  • 現代のスパイのお話。
    オリンピックにまつわる裏話的なものを想像してたけど、全然違った。とってもエンターテインメントだった。面白かった。特に冴木さんが強くて、もうそれだけで格好いい。
    日本、韓国、アメリカ、と、色々繋がってるんだなぁと思った。たったこれだけの人間関係でも、それぞれの主義主張があってうまくいかないのに、現実世界で戦争がなくならないはずだよな、と軽く絶望してみたり。
    それにしても、人死にすぎ。今までの真山作品とは、ちょっと毛色が違った作品でした。

  • 検事で馬術競技韓国代表のセリョンは、東京オリンピックの直前、凶漢に襲われ、ある不正に関する極秘捜査をやめるように脅される。2020年7月、ついにオリンピックが開幕し…。

    事件の舞台は2020年東京オリンピック、日米韓に北朝鮮まで絡んだ諜報戦が展開されて…というダイナックな物語で、展開もスピード感にあふれているのだけれど、登場人物の描き方があまりに浅薄なため途中で誰が誰だかわからなくなることが何度かあったのが残念。
    (Ⅽ)

  • 誤植を2ヶ所見つけてしまった。
    内容は面白いのにそんな細かいところが気になる。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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