吉祥寺よろず怪事請負処 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 273
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041054970

作品紹介・あらすじ

吉祥寺の庭師は、実はすご腕の陰陽師!? 累計550万部突破「少年陰陽師」の著者が贈る、現代の陰陽師ものがたり。
吉祥寺の美味しいお店も、たくさん登場します。

吉祥寺のガーデンショップ「栽‐SAI‐」に居候中の大学生・保。無口な住み込みの庭師・啓介は、保にとって兄のような存在だ。
ある日保は、大学の先輩から相談を受ける。祖母が大事にしている古い梅の木を伐ろうとすると、次々不吉なことが起こるというのだ。
それを解決してくれたのは、なんと啓介。彼は現代に生きるすご腕の陰陽師だったのだ──! 
庭にまつわる不思議な事件、解決します。現代の陰陽師ものがたり、ここに開幕! 文庫書き下ろし掌編も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 少年陰陽にハマっていた中学生時代を思い出してふと読みました。

    まだ一巻だからか、キャラ読みもストーリー読みも、浅めでなんとも言えない感じ。

    でも描写の言葉選びが好きです。
    『耳朶(じだ)に突き刺さる』とか、なかなか現代小説に登場しないようなワードが時々登場するとテンション上がります。

    あと、吉祥寺に行ったことがある方は「あぁあそこね!!」って場所があると、きっとちょっと楽しくなります。

  • 陰陽師という事で読んでみた。
    中高生に読んだなら面白く読めたと思う。
    時間を忘れて読みふけっていたのに、なんであの時のように読めなくなったんだろう。貪り読む時間、気持ちがもう一度味わいたい。
    と感傷に浸りながら読む。

  • お!少年陰陽師の人だ!懐かし〜❤と思い読みましたが‥久々でも蘇る青春の日々。良い時間を過ごせました

  • 現代の陰陽師のお話。
    異形のモノノ怪に好かれる保と親戚のガーデンショップの住み込み庭師、啓介(陰陽師)の周辺で起こる庭にまつわる不思議なお話。
    啓介さんのキャラクターがお気に入りです

  • 面白かったし好きな雰囲気だったんだけど、「こういう事情でこういう不思議なことが起こってました」という、よくある普通の解決がなく、主人公と共にもどかしい思いをする。けど、因果関係がシンプルにまとまってることなんて現実には少ないんだろうね

  • 結城先生の文章は心によい……健康になる……。少年陰陽師が主人公を軸に怪異を詳らかにするのに対して、こちらはあくまで傍観者の視点から成り行きを見ていくので、結末が知れずやや歯がゆいものの怪異とは得てしてそういうものであるという不気味さを感じられてよい。ホラーによくあるオチと正体のわからない怖さみたいな。先生の描く振り回され系主人公がいじらしくてすき。心身ともに健やかであってほしい……

  • 地元ということもあり 情景がやに浮かび保くんと一緒に歩いてる気分になることも

  • まだ「つかめた」感はないものの、続きを読みたいと思う。
    読むぞ~~!

  • 目新しくは無く感じますが、ウルウルとさせられました。

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著者プロフィール

東京都在住。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー。02年1月に発売された『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計550万部を超える大ヒット作となる。その他に『陰陽師・安倍晴明』シリーズ、『吉祥寺よろず怪事請負処』シリーズ(いずれもKADOKAWAより刊行)など。

「2022年 『シャーロック・ホームズを読んだことのない俺、目が覚めたらコナン・ドイルでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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