吉祥寺よろず怪事請負処 人待ちの庭 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 168
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041054987

作品紹介・あらすじ

吉祥寺のガーデンショップに居候中の大学生・保。兄のような存在である庭師の啓介が、実はすご腕の陰陽師でもあると最近知ったが、それ以上詳しいことを教えてもらえないのが不満の種だ。
そんなある日、保と啓介は庭の手入れを依頼され、練馬の一軒家を訪れる。だが突然井戸から黒い煙のようなものが噴き出し『うそ…つき……』という女の声が。そしてさらに災いは連鎖していき──!? 
大ヒット作「少年陰陽師」の著者が贈る、現代の陰陽師ものがたり、第2弾! ここでしか読めない文庫書き下ろし掌編も収録!

感想・レビュー・書評

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  • 一晩で、貪り読んでしまいました。
    夢中になる読書って嬉しい

  • 読みづらい。情景が想像しづらい。文章が入ってこない。
    犬のおばけに対しご主人になりすまして成仏させる話はちょっと、無理があった。
    悪霊化しちゃうほどご主人を愛してるのに背格好が似てるだけの主人公をご主人に間違えるのは納得いかない。
    犬は背格好だけで大好きなご主人を判断しないと思う。
    悪霊化してるから犬は冷静な判断が出来なかったみたいなこと書いてあったけど、主人公が家に入ってきた時は擦り寄ってるし、浄化の時主人公の元に走ってくる途中で悪霊化がとけつつある、みたいな犬は割と普通の悪霊化してない様子だし、主人公がすっごくご主人に似てると言うのは書かれてないし印象が薄く、こじつけ感がすごかった。
    犬を飼ってた身としてはそんなに何年も待っていてくれた犬が、背格好似てるくらいの他人と自分を勘違いしたらすごく悲しい。

  • あいかわらずのんきな保くんw
    でも、そのゆるくてもまっすぐな感じが好き。
    だから、弓弦もかまいにくるんだろうな。
    弓弦のキャラがなんだか素敵。その、目を見張るほどの美貌、ぜひとも見てみたい。
    それにしても、あのわんちゃんの話は、、、
    ああいうけなげさには弱くて。
    最後の、保が子供の頃の話もよかったな。
    保の過去にあったこと、啓介の過去のこと。
    だんだん明らかになっていく。
    怪しい坊主も出てきたし、なんとか続きも手に入れなくちゃ。

  • 1番最後の因果応報の話はよかった。
    全然陰陽師と関係はないんだけど。

  • 結城先生が描かれる主人公が大変すき。自分は少年陰陽師に情操教育を施されたのだが、本作の因果応報観を読んで、こう在りたいと願う姿を思い出した気がした。特別生真面目でも潔癖でもなく、年相応に嫌だなとかめんどくさいとかなんでとか思いつつも最終的に善い選択をする主人公、大変心によい。これぞ主人公という感じ。自分も人生を改めます明日から

  • 2018/2/4(日曜日)

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著者プロフィール

東京都在住。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー。02年1月に発売された『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計550万部を超える大ヒット作となる。その他に『陰陽師・安倍晴明』シリーズ、『吉祥寺よろず怪事請負処』シリーズ(いずれもKADOKAWAより刊行)など。

「2022年 『シャーロック・ホームズを読んだことのない俺、目が覚めたらコナン・ドイルでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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