PTAグランパ! (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 22
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041055014

作品紹介・あらすじ

大手メーカーを定年退職した勤。
さあ隠居生活と思いきや、商社勤めの娘が出戻り、勤は可愛い孫娘のため小学校PTAの副会長を務めることに!
会長はギャル男、相方の副会長は気弱な主婦。
PTA活動を「暇な主婦のお仕事ごっこ」と公言する勤も、敵を作らぬわけがない。
トラブル満載の行事が続く中、信頼する教師がある事件で起訴されてしまい!?

人生の全てを仕事に捧げてきた昭和の男が、子供と家族、自分と向き合う1年間!
怒って笑って優しくなれる、じぃじのPTA奮闘記。

解説・宮川一朗太

感想・レビュー・書評

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  • おじいちゃんが孫の小学校PTA役員になっちゃう話。共感と感動

  • 29年5月24日読了。

  • 気難しい昔気質の祖父が、忙しいシングルマザーの娘に変わり、孫の通う小学校のPTA副会長を務めることに…から始まる、にぎやかで笑えて、かつ切なく涙も誘う、綺麗にまとまったエンタメ小説です。

    こういうテーマだと祖父VSPTAみたいな両極端な図式になりがちですが、そういう対決もありつつも、祖父自身やその家族、PTAたち、そして教師といろんな人々を個性豊かに描いていて、いわばいろんな人が主人公みたいなものでもありました。

    さまざまな人生模様やそれを乗り切ろうと生きていく人々のエネルギーに感動したり心震わされたり、ともかく「人間って時折ワガママでどうしようもないのは確かだけれど、でも捨てたもんじゃないね」って明るく思わせてくれる、そういうパワーを感じたのでした。

    祖父のほんとに場の空気を読まない(けれど憎めない)人物造形がとてもイイですが、周りの人たちも単純に悪役・味方、みたいにカテゴライズされてなくて、やっぱりだれもかれも憎めないのが素敵だと思います。

    人間賛歌、じゃありませんが、苦しいししんどいし投げ出したくもなるけれど、それでも頑張っていこうじゃないか、と皆で輪になって声をあげたくなる、そういうお話でした。おすすめです。

  • 全体的に読みやすくておもしろかった。
    定年後のおじさんの人生を通して、現代の働くお母さんの姿を描いてる。

  • 『PTAグランパ2!』
    NHK BSプレミアム/毎週日曜放送
    2018年4月8日から
    ――――――――――
    『PTAグランパ!』
    NHK BSプレミアム/毎週日曜放送
    2017年4月2日から

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プロフィール

1969年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務の後、劇作家として活躍。2007年「ミチユキ→キサラギ」で第3回仙台劇のまち戯曲賞大賞、12年「春昼遊戯」で第4回泉鏡花記念金沢戯曲大賞優秀賞を受賞。13年に『お父さんと伊藤さん』で第8回小説現代長編新人賞を受賞し、小説家デビュー。著書に『おまめごとの島』『星球』がある。

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