- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041055014
作品紹介・あらすじ
大手メーカーを定年退職した勤。
さあ隠居生活と思いきや、商社勤めの娘が出戻り、勤は可愛い孫娘のため小学校PTAの副会長を務めることに!
会長はギャル男、相方の副会長は気弱な主婦。
PTA活動を「暇な主婦のお仕事ごっこ」と公言する勤も、敵を作らぬわけがない。
トラブル満載の行事が続く中、信頼する教師がある事件で起訴されてしまい!?
人生の全てを仕事に捧げてきた昭和の男が、子供と家族、自分と向き合う1年間!
怒って笑って優しくなれる、じぃじのPTA奮闘記。
解説・宮川一朗太
感想・レビュー・書評
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中澤日菜子さん初読み。孫の小学校PTAの副会長職を成り行きで引き受けることになってしまった勤を中心とした物語。ホームドラマ調に話は進んでいく。PTAとはこんなに大変なのかと思う場面も多かったが、人とのつながりや支え合いの良い面も見た。勤は典型的な頑固親父で、周囲を見下し、会社での肩書きのなくなる定年退職後は嫌われるタイプの男性。それが、1年間で人との向き合い方が変わっていく様子に触れ、経験や様々な価値観の人とのコミュニケーションはやはり大事だと実感。PTAがなければ協働は有り得ない人たちの集まりの話で面白かった。
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シングルマザーでバリバリのキャリアウーマンが、PTAの副会長のくじを引いてしまう。時間が作れない娘に代わって、定年後の親父がPTA活動に参加しドタバタするという話し。
笑いあり、少しホロッとさせられる場面あり、現在の母親の考え方や痴漢の冤罪など考えさせる所もあり、テンポよく程よく組み立てられていて、楽しめる作品だった。 -
純粋に面白かった。ジジイがどんどん変化していく様子が。
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★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
★★★★☆ 暇な時に読み返したい
★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
★★☆☆☆ 面白くなかった
★☆☆☆☆ 同上 -
たまたま図書館で目について手に取った本。
面白くて、時間を忘れて一気読みできた。
読後は爽快で明るい気分になれる。
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あるある役員決め、圧、派、あるあるですね、途中から教師の痴漢冤罪の話題には、少しガッカリまあ協力してくれるグランパには羨ましく思いました。
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定年退職した男性が、PTA役員になり、奮闘する話。笑い涙ありのおもしろい話でした
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定年間際のおやじなので武曾氏の気持ちが良くわかります…
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ウンウン、みんな頑張ってるよねー。
大変じゃない人、大変じゃないことなんて何もない。
何事もほどほどに、そしてお互いの精一杯を認め合いたいな。と思いました。 -
楽しかった。
言葉や行動には実際はしなくとも、あるある思う思うと、思えることが満載でした。