女が、さむらい 最後の鑑定 (角川文庫)

  • KADOKAWA
2.29
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本棚登録 : 37
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041055045

作品紹介・あらすじ

刀に纏わる事件を推理と剣術で鮮やかに解決してきた猫神と七緒。江戸に降った星をきっかけに紀州忍軍、薩摩藩、加賀藩が動き出し、二人も〈村正〉に導かれるように渦中へ――。歴史と、恋模様の行く先は?

感想・レビュー・書評

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  • 期待してたぶん、残念。
    完全に次元を移すというSF展開で筋は通したけど、雑なまとめ方。もう少し丁寧に描くことができたら、もう少し楽しく読めたかも。
    編集のせいか、打ち切りにあった漫画を読むような印象。

    現代社会と呼応した、女性が強くなったが、根本的に残る男尊女卑というテーマと、刀それぞれの持つ逸話を軸に、SFとして展開するプロットは、作者ならではで、決して悪くないのだが、いかんせん4巻は短過ぎた。も少し、長く描けたら、それこそ、分岐した違うストーリーが立ち上がっただろうなと、残念!

  • 2020.07.27

  • こういう戦いになったの?
    続く?

  • このシリーズを最初に読んだときに、睦月さんの小説で有った隕石で刀を作る話とダブった。
    しかし、2巻から妖怪物、3巻途中からSF物と化し、話しの落ちどころが見えてこない。
    最後もなぞを秘めた終わり方。
    時代小説を期待するなら、1巻だけにしたほうが良い。

  • 徳川幕府が倒されたのは、エイリアンの来襲によっていろいろ混乱していたから?

    ……って設定は別にそれほどイヤじゃなかったけど、これがシリーズ最終巻ってのはダメでしょ?

    サクっと猫神さんと七緒さんは夫婦になっちゃうし、味のあるキャラがいっぱい出て来たのに、最後はブチっととかげの尾っぽが切れたみたいに終わっちゃうし…。

    10話予定で作成されたドラマが4話でブチっと打ち切りになったようなお話でした。

    風野さんは軽いテイストのお話で人気があるから、こういった捨てネタみたいな本でも出版されるんだろうけれど、やっぱこういうのはダメだと思うよ~!

  • 2017年10月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ4作目にして最終巻。なかなかぶっとんだ最終巻で、驚いてしまいます。さて、これで、ホントに終わりなのか?お話世界では、まだまだ続くのですが、さすがに、風野さん、この先は、やらないんでしょうね。読んでみたいです。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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