であいもん (2) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA
4.25
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本棚登録 : 140
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041055380

作品紹介・あらすじ

父親代わりを任されたものの、一果との微妙な距離感を詰めきれずにいる和のもとに、元カノが現れて事態はさらにややこしく…。「祇園祭」「五山送り火」など、夏の京都の風物詩が盛りだくさんの第2巻!

感想・レビュー・書評

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  • おお、早くも一果のツンケン度合いが軽減されている……
    一果には和が責任感のない大人に見えていた点が最大の苦手ポイントだったんだろうけど、同時に信用できる相手なのか判断がつかなかった部分もあったんだろうなぁ。それが迷子事件を通して少し改善されたのかな


    この巻では和を取り巻く女性関係が早くもややこしい事に。そもそも佳乃子との別れからしてすれ違いが有るからね。和は佳乃子に振られたと認識、佳乃子は和に振られたと認識
    そのズレは佳乃子の勘違い、つまりは佳乃子側に落ち度がある状態なんだけど、和はそんな彼女を優しく受け容れるが如く接しているね
    6話だって、一旦別れたのにしょげている佳乃子の所に戻ってきてお茶に誘うという名目で実家連れて来るんだから大した人物である

    また、宵々山を見せに連れ出した際も別れた相手と二人っきりになる事態を避ける意味と一果を祭りに連れ出す意味も同時に含ませて行動していたね
    和は甲斐性が有るのか無いのかはっきりしない人物なんだけど、こういう点は上手だと思いますよ

    そして色々とインパクトの強い8話!和に想いを寄せる二人が出逢ってしまったらどうなるの?という点を遠慮なく描いたエピソード
    一果の心配を他所に表面上は仲良く交流する佳乃子と美弦。ほんの少し言葉に棘が混じっているというか、相手の言葉に動揺してしまう様子を含みつつ穏やかに過ごす三人
    …ここで一果だけ心臓に悪そうな圧を喰らい続けるのはちょっと可哀想だけど面白い

    来年の祭の約束、恋敵として対立するよりも女の友情を取った美弦と佳乃子は大人!……に見えてからの、その内面はもっとおどろおどろしい大人っぽさを含んでいたというのは一果にとって刺激が強すぎたエピソードだったようで(笑)


    そうした和関係の派手なエピソードが目立ちつつも、一果を家族として受け容れる温かいエピソードも同居しているのは好印象
    お盆には納野家に並んで祖父の霊を迎え入れ、学区運動会では当たり前のように一果を軸に出場が準備されている
    一果としては前回は親と参加できなかった事から乗り気になれなかった運動会。それを親代わりの立ち位置となる和が居る事で境遇が緩和されているね。
    和は一果に相対しているシーンではまるで巫山戯ているかのように一果を誘うし、母に対しては「親代わりとか立派な事言えへんよ」と弁えている。けど、友人に対しては迷いなく「大事な家族」だなんて言えてしまう
    最後の言葉を聞くことで一果は和から本当に大事に想われている、居場所を得られていると実感できるのだろうね

    乗り気になれなかった運動会、最後にはベスト親子賞を貰えたようで良い思い出になったのかな?…というタイミングでやってくる本当の親
    親代わりか実母か。一果にとってどこを居場所とするかの選択の時か…

  • 和、いいなー。
    一果も和に心を開いてきていい感じ。

  • ラストの一果の表情、やわらかくなってきたよね。和と一果の距離がちょっとずつ近くなってきたかなと思ったら、母親を名乗る女性が… 女同士の戦いはこわいよ。次巻は秋の御菓子。

  • 空回りも多いけど根は善良な和に、一果との距離も徐々に縮まり。一果は一果で、和の元カノと今、和に片思いしてる女子の板挟みにあったり。運動会でも店をあげてのバックアップにほろりときたり。最後は実の母登場で次巻どうなる、で幕を閉じ。

  • 4.2

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著者プロフィール

「であいもん」(KADOKAWA刊)

「2017年 『マンガ酒』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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