- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041055670
作品紹介・あらすじ
今の子どもたちの将来を考えたとき、英語とプログラミングの教育は必須だと考える著者。いざ、わが子を就学させる段になり、希望に合う小学校がどこにもないことに気付く。思い切って学校を作ることを決意するも…
感想・レビュー・書評
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現職の公立校の教員ですが、確かにね、そうそうと思うことがたくさん。
明治時代から教育制度が変わっていない
ということに、改めて驚き。
そりゃ、こんだけ勉強して英語が
話せるわけがない!!
とにかく、学力低下、いじめ、不登校
全て繋がるのは一人の教師に対して
見なきゃ行けない子どもが多すぎる、本当にこれ。
15人のクラスだったらもっと子どもたちを
成長させる自信はあるのになあ。
でも不登校は、親の問題、気持ちの問題、
フリースクールは邪道という考え方は、
現場ではかなりの先生が思っていると思う。
もちろん、学校が全てではないけれど
親が嫌なら学校に行かなくていいという
考えでは逃げ癖がついてしまい、
子どものためにはならないのでは、、、。
今回のお話では、前向きなフリースクールへの
転校、つまりこんな学習をさせたい、
こんな体験をさせてあげたい!というもの
だったので、よいと思いますが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を買おうと思ったのは、
・表紙がポップ
・学校を作るのはすごい
という、いわゆる表紙買いをした。
筆者は東京大学出の、勉強方法についてはこだわりがある方。
また、幼少期を海外で過ごしているので、
それらの経歴から日本の教える・学ぶという問題点を感じたところから始まる。
わたしは学校を卒業して数年経つ身のため、学校で学ぶという機会はそれほど身近ではなくなったものの、この筆者が述べる内容にはすごく同感できた。
学校を建てるまでに至った経緯や、今の日本の教育に関する制度など自分では感じたことない(海外の教育を経験してないですという意味で)ことや知らないことが多くて面白かった。普通の一条校や受験ルートを通ってきただけにここまで知らない世界があるとは知らなかった。観点が増えた今、自分が親になったときには、子供の養育に関してこの本は大いに役に立つだろうと思う。
個人的に、この学校がわたしの幼少期にあったら、すごい面白かったんじゃないかなと思う。わたしの幼少期の時代はまさかここまでITが台頭するとはおもわなかったので、時代は変わっているなと強く感じた。
この本をきっかけに、いろいろな学校(一条校やスモールスクールを問わず)が誕生していったら、日本もますます面白くなっていくんじゃないかなと思う。ただ、世界に合わせるグローバリゼーションも大切だが、日本の文化や体系を重んじる教育も忘れなくてはならない。 -
一条校を作る裏側がわかった。でも、なんだか感情任せに書かれていて雑な印象で終わってしまった。
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何が言いたかったんだ。
グチと今までの著書の使いまわしだろう。 -
英語保育を受けていた子供たちに、行かせる小学校がない、教育に選択肢がないことに気づき、これからの時代に必要なプログラミング・日本語・英語が学べる学校を作ろうと奔走し、ホームスクールに落ち着くまで。
その道のプロが先生なんて、すごく贅沢なオンリーワン。こんな教育を受けた子供たちが、次の社会をつくってくれるのならという希望が持てました。 -
入学させる学校がない!? 「小学校」作りに奔走し、開校した全記録!
https://www.kadokawa.co.jp/product/321701000034/ ,
https://yesinternationalschool.com/ -
サイエンスライター、竹内薫の設立した『YES International School』という学校についての本。
足し算の順序で正解か不正解かかわるって本当、馬鹿らしいよなと思った。掛け算はまだなんとなく分からなくないのだけど、足し算は同じだろと。まあ、この本は掛け算も順序が逆でも意味は同じという扱いなので、なんとこの学校では九九を半分しか教えないのだとか(「ろっくごじゅうし」は教えても「くろくごじゅうし」は教えない)。自分も多分、半分しか覚えてないけど、その発想はなかった。
後、帰国子女が日本で生活するのは苦しいって思うことある人いるそうなのだけど、この著者もそうだったらしい。確か、俳優の新田真剣佑もそうだったんじゃなかったかな。日本に来日した時はフレンドリーに人と接していたのだけど、それが気味悪がられてだんだん人間恐怖症になってきたというのを何かの記事で読んだ気がする。
産業革命はアメリカでは一次と二次の2つに分けられているだけで、第三次産業革命という概念はないと書かれてあって驚いた。あれって世界共通の概念だと思ったら違うのか。
にしても、やっぱり英語はできるにこしたことはないんだろうなとこの本を呼んで思った。ネット検索ぐらいだと、Google翻訳すればある程度分かるけど、たまに、欲しい情報が載ってそうなのがPDFの時は悲しくなる。
なお、この学校、中には福岡からわざわざ引っ越してきて子どもを入学させた家庭もあるのだとか。いったい何の仕事をしてる人なんだろう。
後、どうでもいいことかもしれないけど、モンスターペアレントをモンペアと略していることがちょっと気になった。モンペという略し方のほうがよく聞くので、ちょっと違和感。
なお、著者の妻の名前が「竹内かおり」というらしい。一文字違いとか、ややこしい。 -
最近、教育批判を目にすることが多いが得てして、戦後教育の崇高主義者と洗脳された教師への批判にみえる。自由な教育があってもよいのて、この洗脳を解き放つのに一石を投じる本になればよい。