- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041055755
感想・レビュー・書評
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図書館で借りたもの。
様々な岐路で迷い奮闘する全ての人に送る、旨さあふれる「鶏小説」短編集。思春期のゆらぎと成長を描いた「トリとチキン」をはじめ、全5編を収録。
「羽のある肉」のラストが青春!って感じで好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全体的にすっきりしないな…
でもその中で、すっきりしない人生の中で、それでも生きていくんだよね。
年齢が上がれば上がるほどすっきりしない度も上がるの、変に理想的にしないかんじ。
『今は飛べないかもしれない。羽はむしられるのかもしれない。でもかつては飛ぶことができた羽の名残りが、そこには必ず存在している。』
でもやさしさがある。
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コンビニのチキンが食べたい
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百回生まれ変わっても、僕と同じ意見には到達しないであろうバキくん。クラスで唯一、言葉にまったく嘘がなかったバキくん。
バキくんのの言葉と貧乏神のあげチキは、今でも信頼に値する。
(P.252) -
読後感あまり良くないかな
モヤモヤした人たちのモヤモヤ。 -
いろんな鶏肉料理が出てくる連作短編集。友情だったり家族だったり、テーマになっているものはいろいろとあり、どれもが希望の持てる物語になっています。そしてどの物語にも登場する鶏料理。これはどれも美味しそうだなあ。特に「あげチキ」が気になりますね。凄く美味しそうじゃないの!
お気に入りは「丸ごとコンビニエント」。物騒な雰囲気が、と思ったら一番スラップスティックな物語で、笑えました。ある意味もっともホラーなクリスマスの惨劇(笑)。 -
肉小説集に引き続き読んだ。心理描写がとてつもなく上手くて、スッと入ってくる。思春期のこの気持ちから、大人の男の心情まで、それぞれの短編で全く違う描き方が出来るのは流石。今作も楽しく読ませてもらいました。
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鶏肉と人々の話。ただの日常に潜むそれぞれの物語がたまらなく愛おしい。