拝み屋怪談 来たるべき災禍 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 33
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041056059

作品紹介・あらすじ

虚実の境が見えなくなってしまった時、人にとってあらゆるものが、怪異となり得る危険を孕んでしまう――。現役拝み屋が体験した現世のこととも悪夢とも知れない恐るべき怪異。すべてのはじまりは20年以上前、ある日曜日の昼下がりに出会った一人の少女だった。その少女、14歳の桐島加奈江は果たして天使か怪物か、それとも……!? 訪れた災禍を前に恐れおののく一方で、必死に解決を図ろうとする拝み屋の衝撃実話怪談!

感想・レビュー・書評

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  • 良き

  • 自分が頭で作りだしたもう一つの人格に悩まされた。ということで、怖さがあまりなかった。

  • 怪談集の中に筆者の体験や大きな怪異との対決を散りばめるスタイルで、実話怪談と小説の融合を模索してきた(と個人的に思っていますが全て実話という可能性は否定されていません)本シリーズですが、本作では作者に長年纏わりつく怪異の一つがついに解決か。
    作者が前面に出てくるときの生々しさと禍々しさがシリーズの肝だと思っていますが、本作は物語構成が複雑かつ丁寧な分、実話怪談よりもかなりフィクション寄りであり、話が面白い分、怖さは控えめかと思いました。
    まだ作者が長年引きずる怪異は残っていたはず。毎回思いますが奥さんはたいへんですね。ぜひ大切にしていただきたい。

  •  少年期より、忘れた頃に現れては私を苛み続けた異形の少女、桐島加奈江。ついに彼女と決別することになった私に訪れる、衝撃の結末とは。

     話の展開が良くできている分、小説としての良さは出ているが逆に実話らしさが弱くなっていて、実話怪談が好きな人には受け付けられない内容かも。だが意識してその構成にしているなら、前書きにある「虚実の境が曖昧になることへの恐怖」の表現には成功していると思う。
     途中で明晰夢の話が出てくる。明晰夢は前頭葉が半覚醒した状態で起きる「今自分は夢の中で夢の中にいることを自覚できている状態」だそうだが、前頭前野を含む「前頭連合野」と、その前頭連合野と特に強固なネットワークを形成している「頭頂連合野」において、ウトウト状態では情報伝達効率が低下していることがわかっている。
     で、この頭頂連合野が、観察実験でわかった、被験者が瞑想がピークに達したと感じた時、活動が盛んになっている部位なのだが、別の本で、見えないもの(お化けとか妖怪とか幽霊とか)を視覚化させている部位についても同じ所を指している。そしてそこは空間と時間、自身と世界との境界を自覚する所でもある。
     なぜ一部の人が霊を見、そして干渉することができるのか。もしかしたらそれを解明するきっかけとなるのは脳科学かもしれない。

  • 一気に読んだ。

    こちらの意識まで前後左右に揺さぶられた。
    著者の文章は、ひっかかりが多いように感じられるのだが、それがかえって効果を増しているように思う。

    著者の喪ったものの大きさに胸が痛んだ。

  • 合わなかった…電車遅延じゃなきゃ読みきれなかった。
    いやでもしかし短編ならよめるんでは??とかまだ著書買うつもりだから上手いのかもしれん、合わないだけで。

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