ゲーム・プレイング・ロール 村娘。をヒロインにプロデュース (ver.1) (角川スニーカー文庫)

  • KADOKAWA (2017年5月1日発売)
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  • 本 ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041056592

作品紹介・あらすじ

「全てはプレイヤー様のために!」
ここはゲームの中の世界。『イベントプランナー』のマナトは、セクハラ体質がたたって“村”を転々とする生活を送っていた。
決意新たに辿り着いた「エンドール村」には、個性豊かな村人が――たったの3人。
その場で村長に任命されてしまったマナトは、プレイヤーをもてなすため、ギャルゲーにRPGにとイベントを仕掛けるが……?
村娘をヒロインへと導き、破綻寸前の村をバズらせろ!!

★「これはゾンビですか?」の木村心一最新作!

感想・レビュー・書評

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  • 本作は一風変わったアイディアが面白く光る作品だった
    ゲームの登場人物が生きていて色々な作品でプレイヤーを楽しませるために試行錯誤する、そんな内容
    多分、ゲーム好きで似たような妄想をしたことがある人には堪らない内容だったんじゃなかろうか?残念ながら、自分はそこまでゲームに思い入れがなかったためにさくっと読んでしまったのだが

    そして木村心一先生らしいテンポの良いツッコミトークやこちらの予想を振り切ってくるようなボケは健在。
    子作りのシーンなどは大笑いしてしまった

    主人公マナトの性格設定は良いね。全てが普通な能力しかなくてどれだけ挑戦しても報われることがなくて。いつしかなあなあな結果を受け入れてしまうようになっていた。
    それをプレイヤーに見て貰いたい、自分を覚えていて貰いたいとの想いが爆発する終盤の展開はとても良かった。プレイヤーからすれば敵キャラとヒロインがあんな展開になるなんて絶対NGだけど、マナトを主人公としてこの物語を見ればこれ以上の展開はないと思えるものだった

    それにしてもマナトのラッキースケベ属性は何かの伏線だったりするんだろうか?どの「村」でもラッキースケベが原因で辞めざるを得なかったマナト。けれど、エンドールだけはラッキースケベが発動してもフィルスの底抜けの善意によって辞めなくても良いどころか頼りにされるように
    ただ、その頼りにされている理由の幾つかに勘違いが含まれているのは少し怖い所。

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著者プロフィール

第20回ファンタジア大賞佳作受賞。ファンタジア文庫『これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です』でデビュー。他に『ロック・ペーパー・シザーズ』シリーズを刊行。

「2019年 『マスター、ご注文は殲滅魔法だそうです。 カフェのオーナー、実は王国最高の魔導師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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