- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041056936
作品紹介・あらすじ
大陸の強国、金椛国(きんかこく)。
皇帝の代替わりに際し、一族郎党殉死という悲劇となった名門・星家の御曹司、遊圭(ゆうけい)は、
町娘の明々(めいめい)の救いにより、女と偽り後宮で女官として務めることに。
家事働きは全くできず、「使えない」という烙印を押された遊圭だったが、叩き込まれた教養と、生来の虚弱体質のため身についた薬膳の知識によって、
次第に後宮で必要とされる存在に。
美貌の宦官・玄月(げんげつ)に正体を疑われつつも、「使える」存在になったことで命拾いした遊圭。
今度は皇太后の娘で引きこもりのぽっちゃり姫・麗華(れいか)の心身の健康のため、公主の部屋付きを命じられることに。
そして後宮に渦巻く女達の野心と怨念が生む陰謀に巻き込まれて……。
大人の男になるまでに、遊圭は果たして後宮を出られるか?
知識と機転で切り抜けろ! 中華後宮ファンタジー第2弾!
感想・レビュー・書評
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中華ファンタジー「金椛国春秋」2作目。
女童として後宮で暮らす少年・遊圭の運命は?
皇帝に外戚なし、という法がある時代。
名門・星家の末子・遊圭は何とか逃げ延び、助けてくれた町娘の明々について後宮へ。
性別を隠しての潜入で、後宮で男とバレたら命がない。身元が知られたらさらに大ごとに。
既にバレかけてますが…
宦官の玄月は疑いながらも、それを明らかにはしない。
女官たちに教育の機会が与えられたので、身体は弱いが教養はある育ちの遊圭は、知恵を生かして役に立つ存在となる道を選びます。
引きこもりの公主(皇女)麗華を癒すため、派遣されることに。
麗華は皇子を望んでいた母に疎まれ、世話する者も少ない状態で暮らしていたのだ。
遊圭は麗華の健康を取り戻そうとし…
根は素直な少年少女がすがすがしいです。
書き込みがかなりしっかりされているので、架空でも昔はこの世界があったかのよう。
後宮にいるのは後1冊だけらしいのが、ちょっと惜しまれます(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バレそうでなかなかバレない。
玄月はきっと味方なんだろうけど、なかなかお互い歩み寄れないのがもどかしい。
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Amazonオーディブルで聴いた。
まあまあ楽しく聴いてる。
主人公があまり魅力的でないのが残念。 -
4.5
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2巻目も面白くて一気に読んだ。
遊々、余計なことしないでよーって思いながら次から次にハラハラすることが起きて...
麗華好きだな。
終わり方もスッキリしていて良かった。
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趙婆の言葉「かならずおつりがくるから」が、嬉しかったなぁ。
人生、いいことと悪いことは、とんとん(同じくらい)…というのは聞いたことあるけど。おつりがくるんだー。
そう思うだけで、ふっと気持ちが軽く、未来が明るく感じられました。ありがとう、趙婆。 -
さて、後宮に身を潜めて一年が過ぎた遊圭たち。いつ本当の性別が露見してしまうのか、こっちはハラハラし通しです。事はうまく運ぶ、そう信じたいので信じていますが、いかんせん心臓に悪い。
それでもわたしは全力で遊圭と明々、それから胡娘のことを応援していますよ!!
間に違う後宮ものを読んでしまったため、情報がごちゃごちゃになったので、そのうち一巻からもう一度読もうと思います。
しかし激動の後宮編は次巻が完結編のようです。とりあえず先に進みます。
果たして、遊圭は無事に後宮を脱出し、本来の身分を取り戻すことができるのでしょうか。 -
表紙は陶玄月。(丹地さんの絵が美しい〜)
食えないやつ。頭が良くて、ちょっと鬱屈した面もあって、謀を上手く運ぶ胆力もある。
主上、陽元とは真逆の名前を持つ彼に、今回は遊圭が振り回される。
個人的には遊圭が一時仕えた公主様には、この先もぼちぼち出てきて遊圭と明々を可愛がってほしい。 -
一巻と比べると、あまり面白くなかった…。
人物の名前が難しいし、最後の方は飽きてしまった。