カブキブ! 7 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.19
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本棚登録 : 326
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041056950

作品紹介・あらすじ

文化祭で歌舞伎の演目「毛抜」を披露する直前、姿を消した「カブキブ」部長の来栖黒悟(クロ)。親友のトンボはじめ、部員全員で探しまわるが、クロは見つからなくて……。どうするどうなる、カブキブ!

感想・レビュー・書評

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  • カブキブ!7巻。

    遂に最終巻‼︎
    登場人物それぞれのエピソードや、思いを交えながら文化祭も本編も完結!
    登場人物が多いのにまとまってるのがすごい。
    しかも途中、ハラハラドキドキしすぎて読み終わるまで会社行きたくなくなって困った 笑

    これぞ青春もの。
    あんまり他じゃ見られない歌舞伎が題材でカブキ部を舞台にしてるけど、やっぱりこういうのって良いよね。
    7巻て思うとすごく長いお話かと思うかもなんだけど、一冊一冊はそこまで長くなくて。
    本当にあんまり本を読まないお子さんでも読めるのではないかと。
    調べたら、つばさ文庫でも出てたし。

    高校生より若い人たちは今後の高校生活が楽しみになると思うし、私みたいに学生時代がはるか昔に終わってる人でも懐かしい気持ちと、夢中な気持ちを思い出せてすごく良いのではないかと!
    まだまだ頑張らなくては‼︎って、私は単純だから思ったよ・ω・´o)ノ゙

    夏になるとYAとか児童書とか読みたくなるよね〜。
    まだまだ読みたい本が沢山だよ。
    そして、榎田ユウリさんの他のシリーズも買ってあるので読むの楽しみだな(*・v・*)

  • 消えた部長の行方は。
    楽しいと想いながら演じるからこそ、魅せられ物語の中へ連れられるのかもな。
    全てを出し切り、最高のものを作り上げたからこそ終わりたくないのだろう。

  • 泣いた、泣かされた。熱いものが込み上げるのを抑えられなかった。清々しい幕切れに覚えた感動は、歌舞伎座に足を運んだ帰り道の高揚感と似ているな。

  • ついに終わってしまった...
    最後の最後までドタバタでカブキブらしい笑

    まさかまさかの連続でどんどん引き込まれていった
    梨里先輩、嬉しかっただろうな...
    とにかく面白くてみんなに呼んで欲しいシリーズ。

    あとみんなの屋号がかっこいい...

  • 基本的に一冊で完結してくれてるから、前巻を読んだのが年単位で昔になるけど、まあ、読めるか…、と、思って読み始めた結果、若干わからん部分があった。
    わからんことはない。著者の小説なので、読んでいるうちに
    「あ、そういうことがあったのね」
    と、思えるんやけど、著者に伝聞でこれまでのことを訊くより、自分で読んできているほうがもっと揺さぶられるシーンが多かったやろな…、とは思った。
    著者と作品に対して申し訳ない。

    …が、めちゃくちゃ面白かった。

    今回も泣きそうになりながら読んだ。最後の「終わってほしくない」と、思うあたりが切なくて切なくて!!

    終わってほしくないって泣きたくなるときは切なくて悲しくて苦しいんやけど、それだけの物や人に出会えたってことは、客観的には幸せなのよね。

    この小説は、若い人には響かないんやろうか。成功するかしないかばかり問われるスピード社会の若い人には、結果なんかよりも
    「やりたいことをやる」
    ことや、他人やハイレベルな人たちと比べられるほど情報量のが多い社会の若い人には
    「何もないところから自分たちで作り上げた」
    と、いうことの偉大さは、二番目三番目になっちゃうのかな。

    もしそうやとしたら、それはそう感じる若い人が悪いのではなく、そういう社会を作ってしまった大人に問題があるよね。

    小利口になんてならなくていいや。物事をたくさん聞いて、理解しなくてもいい。
    それよりもっと、自分自身の声に気付けるような人に育ってほしいな。

    どうもアカン。我が子目線で読んでしまってアカン。しかし娘におすすめしたいシリーズやけど、彼女には響かないのかもしれない…。笑

    そして社会の流れなんて変えられないから、わたしらみたいな普通の大人がやることは、自分自らが「やりたいことをやる強さ」を持つことなのかもしれないな。
    それって結構難しいもんな!

    自分の都合ばかり押し付けるのではないし、自分がやりたいことをやるためにある程度周囲の都合を聞かねばならんところはある。かといってそれだけしかできず、自分を殺すばかりがよしではない。そんなものは美徳でもなんでもないし、所詮他人は他人事なので同情すらもらえないもの。

    自分を抑えつつ、周囲に目と気を配りつつ、なおかつちゃんと主張する、と、いうことが、いい加減できないとあかんよな。
    反省。

    「自由と暴走は違う」、まさにその通りやった。

    やると決めてやることも、ゼロからはじめることも、そろそろ若さといういきおいがなくなりつつわたしには結構しんどいよ。
    でも、しんどくてもできるかもしれないことがあるなら、たしかに「好き」のパワーかもしれない。
    好きな気持ちは、確かに力が湧くかも。何かを嫌い続けるのは疲弊しかしないかも。

    だから嫌いなものを好きになれ、じゃなくて、嫌いなものとはさっさと距離を置いて、好きだけを追いかければいい、って話。
    これは、わたしらの時代よりも今の方がもっと自由度があがっているはずやから、「今の時代のほうがいい」って言えることの一つかもしれないよ。


    どんな些細なことでもいいもんね。ちゅうか、「これをやろう」と決めて実践するなんて些細なことしかできひん。それでも続ければ些細なことが自分にとっては大きなきっかけになるのだ。
    わたしらの時代はまだ、わりとそうやって生きてきてるかもしれない。

    そうして最後に「人生は旅みたいなもの」って言えたらいいな。年長者が「旅の恥はかきすて」なんて笑ってくれたら、きっと心強い。
    そんな人がいてくれたらいいなと思っていたはずが、だんだん、わたしがそう笑わないとアカン年齢になってきている。いつまでも成長しないなあ。笑

  • ついに文化祭が始まった!

    と思ったら…な展開。
    何かしら事件が起こるのがお約束展開に。
    最終巻だという事もあってか、全員の回想やら
    思考回路やら。

    しかし忘れられない高校生活が
    さらに忘れがたいものになったかと。
    というよりも、むしろここまで事件が起こると
    日常になってしまうのでしょうか?w

    最後の最後に、性格が皆様丸みがさらに磨かれて…な
    状態でした。

  • カブキブ7
    191213読了。
    今年110冊目今月8冊目。
    #読了
    #榎田ユウリ
    #カブキブ7

    夜中に2冊ぶっ続けで読了、故に連投。

    クロの失踪。

    蛯原仁の秘策。

    渡子は実は、。

    恋を予感させながらも描かないのも善し。

    クロとトンボの演出は奇抜だけど楽しく、
    最後にまさかあの曲を!

    阿久津の屋号と、最後のセリフが痺れる。

    まさに大団円。

    続編希望

  • カブキブもとうとう最終巻。 3年生最後の舞台である文化祭での演目「毛抜き」の上演までもう少しという時にまたもやトラブル発生!このピンチをカブキブの面々は切り抜けることが出来るのか。 はらはらドキドキの展開が待っています。 それにしてもあのモブキャラどもがやらかしてくれるとは。 これまでのエピソードも絡めつつ、舞台の進行は主だった登場人物それぞれの視点を通して進みます。主役も脇役も助っ人も裏方もそれぞれの思いが詰まったこの舞台を最後まで楽しみましょう。 顧問の東見先生、とんぼと芳の恋の行方も気になります。 最後の阿久津の台詞はまさにファンの思いそのもの。 その後のカブキブが気になるなぁ。 続編か外伝出ないかな。

  • テンポよくきれいに終わった印象。

    阿久津と御曹司とのその後が気になる。
    このシリーズのお陰で歌舞伎に対するハードルが下がったので、次は新シリーズとして、色んな歌舞伎の演目をしてほしい。

  • 芝居の間はずっとドキドキしっぱなし。
    来年大変だなあとか現実的なことも頭を過ぎるけど。
    最終的にトンボは浅葱先輩とくっつくんじゃないかと
    予想してたけどあれれなんかクロと矢印向き合ってないヤダあ^^?

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著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

榎田ユウリの作品

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