妖奇庵夜話 花闇の来訪者 (角川ホラー文庫)

著者 :
制作 : 中村 明日美子 
  • KADOKAWA
3.83
  • (12)
  • (25)
  • (14)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 183
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041056998

作品紹介・あらすじ

ヒトと僅かに異なる存在、妖人。
美貌と毒舌の妖人茶道家・洗足伊織は、「家族」との平穏をなにより愛していた。
最近は《小豆とぎ》のマメが、食堂でボランティアを始め、心身ともに成長中だ。
そんな中、伊織を慕う甲藤が、ある女を連れて来た。
「私は《口裂け女》なんです」と嘆く彼女に、伊織は真実を告げる。
一方、食堂の関係者が殺され、マメに容疑が。
その陰に、伊織は不穏な気配を感じ……。
シリーズ第6弾、書き下ろし。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • このシリーズを読む時は和菓子も用意しなきゃいけなかった。妖怪と妖人は違う。ここマスト再確認。職場のイジメとか人間の方が恐ろしいリアル。妖人の存在は羨ましくもあるが人間社会では妖人もまた生きにくい。異母兄弟である伊織にのみ執着する青目の「昔みたいにカイって呼べよ」が切ない。人と人の繋がりや出会いが人生を作っていく。でも情報を選択するのも最終的には自分でありたい。きんつば食べたい。

  • ほとんど出てこないのに青目の存在感がすごい。
    伊織がどんどん傾いていってる気がするので次巻を…!早く…!!きになるー!!

  • 2018.6.8 読了

  •  マメくんが、食堂でボランティアとして働き始めた。
     が、殺人事件がおこって、彼は容疑者とされてしまう。

     とはいえ、さくっと容疑ははれるんだけどね。
     今回は、とても日常的な話。
     日常的なのに、なんともいえない居心地の悪さがあって、事件がおこって解決に向かっていく間に、その居心地の悪さがほどけていく感触があって、上手いと思う。

     うん。
     今までの話は、閉塞感が常にあったのだけど、今回はなんか違ってる感で、きてる。
     上手く、ギアチェンジしたと思う。

     とはいえ、オチは弱いかな。
     まぁ、むしろ弱いからこそ、彼女たちの境遇が浮き彫りになるのだけど。

     …桜餅が猛烈に食べたくなりました。
     でも、私は関西風が好きですww

  • 面白いねぇ→伊織風
    ほんと最後どうなるんだろ

  • 2018年1月西宮図書館

  • どうでございと偉ぶるわけでもなく、さり気なく、さり気なく、茶の湯のマナーを知れるシリーズでもあるな、とまた思う回。
    「人の為に」強く行動できる者は果たして「己の為」を思えるか?といった具合の印象を強く残した。事件に関わる者達だけでなく、同様の思いを基点に新しいことに挑戦し心体共に目覚ましく成長しつつある弟子丸マメの存在が、その陰影ゆえの悩ましさに光を差している。

  • 伊織さんに飲み込まれ体の一部になるであろう桜に対して初めて暗い妬みの感情もつ夷さん、伊織さんに対して悪意以外の感情で執着する青目さん
    萌えが詰まってしんどい

    今回は青目さんが主犯ではないけれどやっぱり関わっていたし、それは青目さんなりの捻じ曲がった恩返しのような感じだからなんとなくタチが悪い

    青目さん子供いたのか・・しかも僅かながら愛情らしきものもあったのか・・・
    母親はきっと彼がカッとなって殺してしまったのだと勝手に推測する
    子供の首を絞める母親を自分の母に、締められている子供を自分に重ね合わせてしまったのかな

  • 今回の青目の係わり方は控えめで許容範囲だったし,洗足家での相変わらずのやりとりも安定していて,ホームドラマを見るような安定感があった.そして,マメちゃんの成長が嬉しい.

  • ラストの意外性。

    ちょっとあの人を見る目が変わるかも。

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

榎田ユウリ(えだ ゆうり)
東京都出身の小説家。 一般小説を書く時は「榎田ユウリ」名義、BL小説を書く時は「榎田尤利」名義と使い分けている。
2000年『夏の塩』でデビュー。榎田尤利名義では「魚住くん」シリーズ、「交渉人」シリーズが代表作。
榎田ユウリ名義では、2007年から始まる「宮廷神官物語」シリーズ、「カブキブ!」シリーズ、「妖琦庵夜話 」シリーズ、「死神」シリーズなどが代表作となる。

妖奇庵夜話 花闇の来訪者 (角川ホラー文庫)のその他の作品

榎田ユウリの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印

妖奇庵夜話 花闇の来訪者 (角川ホラー文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする