今日も一日きみを見てた (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.22
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本棚登録 : 203
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041057018

作品紹介・あらすじ

どこか飼い主に似たアメショーのトト。このやわらかくてあたたかい、ちいさな生きものの行動のいちいちに目をみはり、トイレの掃除をし、病院に連れていき、駆けずりまわって遊び相手をし、薬を飲ませ、いっしょに眠り、もしこの子がいなくなったらどうしようと家の人と話しては涙ぐむ日々――愛猫へのやさしいまなざしが、誰かを愛しく思うすべての人の心を揺さぶる、感涙のフォトエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • なんてことはない本と思って読んでみたけど、、、、昨今のペット事情にも隔世の感がありありと。。。

    はじめて猫を飼うことになった人が通る「あるある」なお話。その共感と、著者ならではの表現で、愛猫との日常をたおやかに描く。
    自分が猫と”暮らした”と言えるのは10代の頃。エサやり毛づくろいくらいはしてやったけど、当時の猫は、室内と戸外の出入りは自由。当時、家の中に猫のトイレがあったかどうかも記憶があやふやだ。多分、外で済ませてんだと思う。勝手口のドアを夜の遅い時間に開け閉めしてたような覚えがある。
    家の中にまで入れる猫、庭までしか来ない猫、飼い猫なのかなんなのか。オス猫なんかは決まって数年後には帰ってこなくなる。かといって「迷い猫」の貼り紙なんかしたこともなかったなあ。

    それが、今や完璧室内飼い。家庭環境も昭和の頃とは様変わり、核家族化の結果か猫も立派な家族の一員。いや、当時も家族の一員という思いはあったけど、今思えば、やはり「ペット」という域を出てなかったような。。。。 飼い猫の性格、行動パターンを語るにつけ、「家族の誰に似たか?」、そんな分析はしなかった(と思う)。 著者のところのトトは、

    「成長するにつれ、やけに慎重派になり、さわやかとは言いがたい性格になってきた。これはおそらく、夫と私の性質に影響されたのであろう。」

    ふーん、なんだか驚き。家族5人で飼ってた当時、あの猫たち、「シロ」と「クロ」、「京太郎」、「ハナちゃん」(まだご存命)は家族の誰かに似ていただろうか。考えたこともなかった。
    そんな数々の昨今のペット事情はなかなか興味津々の内容だった。

    「アニマル・コミュニケーター」「腹天」「ちゅーる」「BC/AC」 いろいろ勉強になりました。

  • 私は時々Google検索で「猫 奇跡」とか「猫 神につくられしもの」とか「猫 かわいい」などと検索する。

    自分の家で飼っている猫が可愛すぎる、という親バカな側面もあるが、どうしてこの世界にこんな全てが可愛くて、人間と共存できる生き物がいるのか不思議でたまらなくなることがあるからだ。

    これってみんなが感じていることなんだろうか、いや、自分が猫に異様な愛情をもっているだけなんじゃないだろうか…とごちゃごちゃと考えていたが、角田光代さんが初めて猫と暮らした経験から、私たちはなぜ猫という動物に惹かれ、愛情を注いでしまうのかということを、わかりやすく描いてくれている。特に共感したのは「猫、世界を変える」。なんといったらいいのかわからない猫の愛らしさだったり、自分の変化だったりを文字で表現してくれる心地よさがたまらなく、何度でも読みたくなる。

    猫好きなら読んで間違いない。
    最近読んだ本の中で一番好きな作品。

  • 自分も猫を飼っていたし、たくさんの猫ブログを見てきたけど、この本は見出しに全て猫という言葉が含まれていることが凄いのと、ニャオワーンだとな擬音が上手に使われてることに流石作家さんだなぁと感心。それより何より、ただの猫バカエッセイじゃありませんでした。最終的に泣きました。猫飼いさんならみんな共感できるエッセイなんじゃないかな。

  • 2018.5.26読了 図書館
    生まれて初めて猫と暮らすことになった作家の角田光代さん。のんびり屋のトトの愛すべき姿を満喫できる猫エッセイ。

    人が大好き、超寂しがり屋のトト。かわいいなあ。
    愛する猫の一挙手一投足を文章に残せる作家さんが羨ましい。猫がくる以前(BC) 猫が来た後(DC)の考え方
    あるあるです。

  • 生後3ヶ月で角田家にやって来たアメリカンショートヘアのトト。初めて猫と暮らす角田さんの感動の日々を綴るエッセイ集。
    なんてかわいくて愛らしいのだろう。絶対的に愛くるしい写真に、角田さんのトトを想う文章が読み手側にも同居感を伝える。愛猫家にはたまらない一冊であり、納得のタイトルは秀逸。

  • 著者の猫への愛情溢れる本、また写真満載で猫が飼いたくなる。

  • Eテレの「ネココメンタリー猫も杓子も。」でもやっていましたが最後の「任務十八年」には泣かされました。
    全体的に同じ猫飼いとして、わかる!とかうちの猫は違うなーとか、色々思いながら読みました。

  • 角田さんのねこ愛炸裂。
    角田さんにとって、初めてのねこ「トト」。
    ねこを見ていて感じる戸惑いや愛しさなど、あふれる思いを写真と共に綴る。


    ねこが飼いたくなる。

  • 猫好きは必読。
    飼ったことがあるひとならば「ああ〜わかるわかる」のエピソードも満載。

    それにつけても角田さんの親馬鹿にニヤニヤが止まりません。
    トトちゃんかわいいっ!

  • 『犬派vs猫派の論争は無意味』という話で 大きくうなずき。
    結局それは 自分の犬や猫の話をしたいための 入りだ!という話に さらに大きくうなずいていましたww

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著者プロフィール

角田光代(かくた みつよ)
1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
1990年、「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、小説家としてデビュー。受賞歴として、1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞を皮切りに、2005年『対岸の彼女』で第132回直木三十五賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で第22回伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で第25回柴田錬三郎賞、同年『かなたの子』で第40回泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で第2回河合隼雄物語賞をそれぞれ受賞している。
現在、小説現代長編新人賞、すばる文学賞、山本周五郎賞、川端康成文学賞、松本清張賞の選考委員を務める。
代表作に『キッドナップ・ツアー』、『対岸の彼女』、『八日目の蝉』、『紙の月』がある。メディア化作も数多い。西原理恵子の自宅で生まれた猫、「トト」との日記ブログ、「トトほほ日記」が人気。

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