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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784041057070
作品紹介・あらすじ
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。雪国の汚れのない芸者・駒子。無為の孤独を非情に守る島村に寄せる純情。人生の哀しさ美しさをうたった名作。
みんなの感想まとめ
人生の哀しさと美しさを描いたこの作品は、恋愛の微妙な境界を繊細に表現しています。国境を越えた雪国で、無垢な芸者・駒子と妻子ある男・島村の間に芽生える感情が、切なくも美しい情景として描かれています。男女...
感想・レビュー・書評
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「国境の長いトンネルを...」がひとり歩きしているが、寧ろ恋慕の情景は印象的だ。「彼は駒子を哀れみながら、自らを哀れんだ。」など、実に男女の一線を越えるか越えないかの瀬戸際を美しくも刹那く、丁寧に描き尽くす描写の妙を幾度となく味わった。潔くも哀しい恋愛小説だ
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始まりが美しいだけに終わりは醜いのかもしれない。
日本語が主語を必要とせず、曖昧な為なのか本来の登場人物の姿が見えてこない。
でも、作者はそれを意図しているのかもしれない。 -
叙情詩的な一冊。
美しい日本語、また奥ゆかしい使い方が実に巧み。
ぼかし、それとなく示唆する。
滲み出る意味。
雪国と女性。そこから生まれ醸し出される雰囲気が、とても刹那的で侘び寂びが効いている。 -
表現がさらさらとしていてむだがなく、それなのに駒子の心の揺れや美しさがこまやかに表現されていて、とにかく美しい。
女性らしさとはこういうことか、と思う。 -
越後湯沢などを舞台とした作品です。
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00.1.15
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美しい、文章が清廉で無駄が無くてすぅっとしている。雪国の凍てつく風のような冷たさがあり、触れることを躊躇うような、しかし触れてみたいような、氷像のような、儚い美しさがある。
日本語の曖昧さと、曖昧ゆえに無駄なく美しい、趣深い部分が余す事なく表現されている。読みやすいし、素敵でした。 -
難しい話で、何度か挫折しそうになったけど、こんなにも日本語をきれいに話せる人をいままであんま見てきてこなかった気がする。
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思ってたより、 男と女が対等に関係してた
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あの冒頭の文があれほど有名なのに、
これほど内容を知らないのかと驚きました。
「あの女を覚えていたのはこの指だけだった」という表現にどきっとする。
雪の白さ、純潔さというよりは、しんしんとふりつもる雪で
女の吐息が白くなるようなエロティックな描写がつづく。
しかしそのシーンの直接的な描写はほとんどなく
1年に1度しかこない男を待つ駒子の純な思いが胸を切なくさせます。
島村は・・・妻も子もあり、親が残した金で不自由もなく暮らす。
だめな男です。 -
川端康成の傑作と聞いて、初めて読んでみた。
とりあえず文章の美しさや丁寧さはさすがだなと思ったけど、
いまいちその時代の情景がわからなかった。 -
初めての川端康成。
半分まで読んで挫折。
駒子がかわいい。
描写が丁寧で綺麗だと思いました。
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