地獄の犬たち

著者 :
  • KADOKAWA
3.71
  • (7)
  • (18)
  • (14)
  • (1)
  • (1)
  • 本棚登録 :101
  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041057230

作品紹介・あらすじ

警察官の俺に、人が殺せるのか!?
東京のやくざ組織・東鞘会に所属する兼高昭吾は、弟分の室岡と沖縄に飛び、ターゲットの喜納修三を殺害した。その夜、一人になった兼高は激しく嘔吐する。実は兼高は警視庁組対部に所属する潜入捜査官だったのだ。後継者問題をめぐり、東鞘会では血で血を洗う抗争が続いており、喜納殺害はその一環だった。兼高の最終任務は東鞘会会長である十朱の殺害。十朱は警視庁を揺るがす、ある“秘密”を握っていた。ボディガード役に抜擢された兼高は、身分が明かされた瞬間に死が迫る中、十朱への接近を図るが……。
『果てしなき渇き』『アウトバーン』の著者が挑む、ノンストップ・エンターテインメント!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 警視庁組対部に所属する兼高昭吾は、潜入捜査官として暴力団組織・東鞘会に潜り込む。殺人まで犯し組織内での評価を高め、若頭補佐にまで上り詰めた兼高。彼は最後に、警察庁に対し秘密を握っている会長・十朱の殺害を企てるが・・・
    ありえない話ではあるが、惹きこまれて読んだ。上司の阿内も半端ではないキャラクター。映像化したら面白そうな作品。

  • 暴力、暴力、暴力!読んでいてハラハラしっぱなし。超ド級のエンターテイメント作品。

    『ダブル』でその凄まじさにやられ、すっかりファンになってしまった深町秋生。今回も見事にやってくれました。

    刑事の出月梧郎は、ヤクザの世界に入り込んだ潜入捜査官。ヤクザ界のカリスマ会長、十朱義孝も元は潜入捜査官だったが、警察を裏切り、ヤクザ界のドンとして君臨していた。裏切り者の十朱の正体の証拠を手に入れるため、また、ヤクザを滅ぼすため梧郎はヤクザの世界に潜入し、殺しを専門に汚れ仕事をこなしていくことになる。

    潜入捜査官というのが、私にとったらどんぴしゃり。しかも、ヤクザの世界に潜入とあれば、いつ正体がバレないかと、ドキドキしながら読み進めた。目を覆いたくなるような描写もあるが、その暴力性もプラスに作用し、ハラハラドキドキ感が否が応でも増していきます。

    殺しを何とも思わない完全無欠のキラーである室岡。相棒であり、兄貴分である梧郎が警察と繋がっているのではないかと疑い、梧郎を逃がそうとしたところがグッときた。
    面白かったけど、体に悪い作品でした。

  • 極道の世界に潜入捜査をする警官の物語。とことんハードでとことんアウトローな読み心地ながら、どこかしら極道がカッコよく思えてしまうのがなんだか不思議。むしろ警察のほうがやり方が汚いんじゃないかと思えてくるような……特に家族まで犠牲にするあのやり方はさすがに賛同できません。
    警官としての意識を保ちながらも、極道の世界との間で葛藤に苦しむ主人公の姿がなんともつらいところ。極道といえども悪人だとは思えず、どちらの世界で生きるのが良いのかに明確な答えなどない気がしました。どちらも生きるには楽な世界とは思えませんけど、いったいどちらが人間らしいだろう。

  • やくざ。ラストまで一気読み。楽しめました。

  • ヤクザ社会に潜入した警官が、暴力と殺戮に染まって行く様を描いた作品。再読。
    そもそもがありえないストーリーだが、ダークファンタジーとして楽しめる。

  • ジャンルは潜入捜査モノで好きなタイプ。他の作家の同ジャンルと比べて暴力の描写が鮮明なのが好き嫌いの分かれるところか。ストーリーや文章は面白かったので他作品も読んでみたいと思わせる。

  • 暴力団へ潜入捜査中の捜査官のジレンマ。

  • 潜入捜査官は辛すぎる。
    暴力シーンがもう少し少なければよいのだけれど。

  • *東京のヤクザ組織・東鞘会に所属する兼高昭吾は、弟分の室岡と沖縄に飛び、ターゲットの喜納修三を殺害した。その夜、一人になった兼高は激しく嘔吐する。実は兼高は警視庁組対部に所属する潜入捜査官だったのだ。後継者問題をめぐり、東鞘会では血で血を洗う抗争が続いており、喜納殺害はその一環だった。兼高の最終任務は東鞘会会長である十朱の殺害。十朱は警察庁を揺るがす、ある“秘密”を握っていた。ボディガード役に抜擢された兼高は、身分が明かされた瞬間に死が迫る中、十朱への接近を図るが…*

    とにかく濃い濃い、読み応えたっぷりの作品です!
    役者が出揃う半分近くまでは、込み入った組同士の関係性や人間相関図の説明が続き少々もどかしいのですが、そこをすっ飛ばさず丁寧に読み込んでいくと、それぞれの登場人物の魅力にどんどん引き込まれていきます。
    目をそむけたくなるような暴力シーンもありますが、どんな風に収拾していくのかまるで予想がつかず、最初から最後まで緊張感いっぱいの展開に一気読み。
    ただ、個人的にあのラストはやや唐突でもったいない気がするので、文庫になった折にはエピローグを付けて頂き、もう少しその先の兼高に会いたいものです。

  • ドギツい描写やドギツいシーンが続いて、読みだしたら止まらんのやけど、疲れた…
    なんか、切ない終わりかたでこれからどうすんの?って。マッサージ師のおばちゃんを探し出して一緒に暮らすやろとか、警察のこれからとか、いろいろ考えてまった…

全11件中 1 - 10件を表示

地獄の犬たちのその他の作品

深町秋生の作品

地獄の犬たちはこんな本です

ツイートする