明治ガールズ 富岡製糸場で青春を

著者 :
  • KADOKAWA
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  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041057261

作品紹介・あらすじ

明治6年。
松代藩の中級武士だった横田家の娘・英は、持ち込まれた縁談に困惑していた。
密かに胸にあるのは、幼馴染みで使用人の息子、幸次郎。けれど、身分違いの恋など許されない……。
一方、区長を務める英の父もまた、悩んでいた。
富岡にできるというフランス式の最新の製糸場に、区から工女を出さねばならないのに、誰も協力してくれない。
父の窮地が家族の話題にのぼったとき、縁談を断ろうとしていた英は、つい勢いで言ってしまう。
「わたし、富岡製糸場に参ろうと思います」

そして区長の娘が富岡に行く、という安心感から、瞬く間に、個性溢れる少女たちが集まって……。
初めての長旅と共同生活、フランス式製糸場にフランス人上司。初賃金とホームシック、そして恋……。
あの時代、あの場所に、青春があった。少女たちの瑞々しい青春記録。

感想・レビュー・書評

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  • 事実に基づくフィクション。富岡製糸場で働くことを立候補した松代の16人の少女たち。仲違いをすることもあったが、共に働く中で相手のことを知り、互いの絆を深めていく。なんとなく、なんとなく、製糸場では娘たちがひどい労働条件で働かされていた気がしていたけど、給料日には口紅を買ったり、日曜日にはお出かけをしたりと楽しそうで、読んでいて安心した。幸次郎が一之宮まで会いにきてくれたことに嬉しくて涙が出た。最後、僅かの時間で大きな決断をした英。悲しい選択だったけど、英にとってはその方が良かったと思う。

  • 明治の時代カラーというのが加味されているが,雰囲気は女子校ものといった感じ.富岡製糸工場の様子,松代藩の武士たちの困窮,さらには使用人との幼い恋も挟んで,どきどきする.最後は悲しい別れもあるものの,成長した英達の姿が輝いていた.

  • 歴史苦手な私にとって、こういった形で、特に地方の歴史に触れることができるのはとても嬉しい。
    小説としては、とても軽めのものだけれど、主人公の成長ぶりがキラキラしていて、素敵でした。
    2017/9/11読了

  • 富岡製糸場のことは名前くらいしか知らなかったけど、どういう経緯でできて、そこに関わる人たちがどのような思いだったか感じ取ることができました。
    仕事と恋あるいは他の何かで迷うのは今も昔も変わらない。

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