恋を積分すると愛 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2017年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041057353

作品紹介・あらすじ

鳥人間コンテストに挑む人力飛行機サークルで、プロペラを作ることに青春をささげた理系女子の恋(「トリガール! 二人目」)。無骨な人情家にして、最高にロマンチストなアニキが語る恋愛相談(「その男の恋愛相談室」)。久しぶりに再会した学生時代の恋人と、ホタルを探して散歩する静かな夜――(「はぐれホタル」)。もどかしくて繊細な恋心を掬い取った、珠玉の短編の数々。恋愛小説の名手が紡いだ文庫オリジナル短編集。映画原作『トリガール!』スピンオフ短編、「映画公開記念 中村航×土屋太鳳 特別対談」も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 他の作品のスピンオフのようで、それを読んでいれば楽しめたのかな。
    終始よくわからなかった。
    木戸さんの人生相談はよかったかも。

  • トリガールのスピンオフ小説はそれなりに楽しめたが、他がよく分からなかった。
    土屋太鳳ちゃんと中村航との対談が一番楽しめた。

  • 映画化・・・知らなかった
    芝浦工業大学も知らなかった
    それなりに面白かった

  • 本館

  • トリガールのスパンオフのお話は、先にトリガールを読んでいたこともあり、とても面白く読めた。たくさんいる他の部員にフォーカスされていて、色々な物語の中でアルバトロスが飛んだんだなと感じた。部活とかの体育会系の話の中に恋愛が混ざってくるのは苦手だけれど、これは恋愛に溺れてしまう感じではなく、さわやかで読みやすかった。

    その他の短編物語に関しては、うまくメッセージを受け取れていないなと感じる。わかるようなわからないようなという感じ。ただ、これまでに読んだ「年下のセンセイ」や「トリガール」に繋がってる?と感じる部分があったので、他の中村航さんの小説とも繋がっているのか気になるところ。他のお話も読んでからまたここに戻ってきたら、何かしら受け取ることができるのかなと思うので、しばらくしてまた読みたいと思う。

  • 中村さんの本に出てくる、穏やか癒し系なやり取りが好きなのですが、この小説は雰囲気が違った。ちょっと残念。
    木戸さんの印象が1番強く残りました。

  • 短編集。
    トリガールなど?
    他の作品もあるのかないのかあんまり読んでないからわかりません…(;´Д`)
    不思議な世界観。

  • 今までの作品のスピンオフも入った短編集。中村航ファンならたのしめるのでは。

  • 20180725 はぐれホタルがよかった。

  • 2018/05/26読了


    先にトリガールを読むべきだった!
    スピンオフ二冊と我らが木戸さんが出てくる短編。
    ふとした時に出てくる、謎のアニキの木戸さん
    スターシステムで現れるのはとても面白いし、また会えた!という感じがしまして
    ほかの作品をまた読んでから、再読すべきだー!


    面白かったのは、というより、見どころは
    男三人、恋に破れ、サンリオピューロランドに行くところ。
    パレードに圧倒され、キャラクターに圧倒され
    ドはまりしていく可愛くもむさくるしい男性たち
    読んでいて笑ってしまった。こういう雰囲気がとても好きです。
    夢の魔法に浄化される光景がほんとうに素敵でした。
    みんなが幸せになりますように!

  • 題名に釣られて衝動買いしました。
    実は「トリガール!」をまだ読んでないのですが、それでも充分に楽しめました。
    色々な目線から繰り広げられる恋愛模様にドキドキが止まりません!
    若くてまだまだ不器用な青春の風が吹き抜けていく そんな気分です!!!

    読み終えた後「これはトリガール!も読まねば!!!」と、どハマりしております

  • 請求記号 913.6/N 37

  • 中村航の新作短編集って、少し期待したけど・・どうも感覚的に合わなかったな・・トリガールの後日談みたいな内容もピンとこないし・・中村作品はまったり感と透明感が癒しみたいになってたけど、最近の作品では違和感が残る。まぁ、作風が変ったんじゃなく僕の好みが変ったんだろうなぁ~結果的に不満が残った。

  • 「トリガール!」のスピンオフ作品が入っているということで読んでみた本。
    「トリガール!」のスピンオフはもちろん、その他の物語もサラッと読めて良かったです。
    色々な恋のお話が出てきて、昔を思い出すような少し切ないお話もあれば、心があたたかくなるようなお話もありました。
    難しくなく、わかりやすいのでサラッと読みたい方にオススメです。

  • 「トリガール!」をはじめとする既存作品のスピンオフ的な短編集だ。
    中村航作品らしく軽妙な調子でちょっと変わった人たちが恋や友情にばたばたしながら生きて行く毎日を描いている。
    個人的には告白することもなく失恋してしまった男3人がサンリオピューロランドへ行くという短編が面白かった。

  • 【前置き】
    あれは、
    5月くらいだったかな?
    訳あって、
    フライデーを買ったんですよ。
    そこでCMされていたのが「トリガール」の映画化でした。
    その時から、
    久しぶりに会いたくなったんですよ。
    「中村航」さんの作品って、
    読みたくなるんじゃなくって「逢いたく」なるんですよ「木戸」さんに。
    「木戸」さんに?


    【設定】
    こいつは短編集です!


    【感想】
    「トリガール!二人目」
    「鳥山ゆきな」がトリガールの主人公というかヒロインでしたが、
    こちら、
    二人目は「鳥山ゆきな」の友達である「和美」ちゃんである。
    しかも、
    お相手は「鳥山ゆきな」に告白し見事に玉砕した「坂場大志」先輩ですよ!
    って、
    どういうこと?
    これ、
    この話しも映画になったりするのかな?
    ん?
    「ペラ夫」さんですか?


    「はぐれホタル」
    橋な。
    麒麟の翼だっけ?
    あれで学んだ気がするけどすっかり忘れてるよ。
    で、
    これ読んでから川に行きたくなったんですが、
    夏は、ほら、蚊がいるからさ。
    そのうち行くよ。


    「紅茶とかケーキとか雑貨とか」
    短編の中に短編があります。
    6つのお話し。
    あっさりさくって読めて、
    感覚的には俳句を読んでいる感じな。
    1・タオル。。。
    2・飾らなくなったな花。
    3・ハマナカ
    4・スナフキンとかね。スヌーピーとかね。ね。
    5・ジャック・スパロウ
    6・重ねるとな、いいよね。


    「その男の人生相談」
    その男がまさか「木戸」さんだったなんて!
    「木戸」さんがバイトを変えるタイミングって?
    で、
    新しく働くと「坂本」として笑
    で、
    やっぱり貯金ですかね?
    食堂ではハムステーキ丼しか食べないそうだ。
    肉ばっかりですか相変わらず。
    マリンスポーツとウインタースポーツは知ってたけど実家もなんですか?
    確かに、
    マリンスポーツとウインタースポーツより、
    実家のほうが苦手そうですな。
    って、
    「坂本」と「大野」と富士山に登る前の話か。
    で、
    登った後に「石」を持ってきてくれたんすね!
    で、
    どこに行けばハムステーキ丼って食べれるんですかね?


    「その男の恋愛相談」
    その男がまさか「木戸」さんだったなんて!
    しかも、
    相談受けてるよ!
    どこで相談できるんだ?
    いくらかかるんだ?
    占い師か?
    カウンセラーか?
    赤提灯でってことは居酒屋か!


    「自由課題」
    絵本。
    これは読んでくれ!


    「トリボーイ!」
    今日はアフィリアのグランドロッジに行ってきました。
    「タピオカ」さんと、
    サンリオピューロランドの話をしたんで、
    今日、
    このブログを書くことに!
    ちなみに、
    二郎にもちゃんと行きましたよ!
    何も「増し」ませんでしたけど。
    なにしろ、
    つけめんだったんで「増す」必要はないと思ったんですね。
    最後に、
    あの後の後日談てやつがちょっとだけ読めるのが良い。

  • 中村さんの文章には難しい言葉が少ない。
    愛とか勇気とか、約束とか仲良しとか、大事すぎて、大事だ、ってことを見失いがちなことを、誰にでもわかる言葉で、わかりやすく教えてくれる。
    ぎゃふんだな、とか、ぐっとくる、とか、本当にそうとしか言い表せない瞬間に、その言葉を使ってくる。ぴったし、って感じだ。
    そうかと思えば、題名もそうだけど、少し哲学チックなことも言う。あくまでチックだけど。
    細胞だって日々入れ替わってる、5年もたてばまるっきり別人だ。そうやって哀しみとかいろんなものも薄まっていく。でもその経験全部まるっと自分だ。それを受け止めて、その入れ替わった細胞の分だけ、昨日よりちょっとだけ強く生きられる気がする、そんな本でした。

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著者プロフィール

中村 航:1978年東京都生まれ。2002年日本大学卒業、2005年早稲田大学大学院修了。2011年博士(建築学)取得、Mosaic Design設立。2024年〜チュラロンコン大学INDA講師。2025年〜日本大学理工学部建築学科准教授。屋台から都市計画まで、いろいろな領域・スケールでデザイン・リサーチを行う。

「2025年 『海外・多拠点で働く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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