- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041057476
作品紹介・あらすじ
エジプトで発掘調査を行う考古学者の峰の乗るフランス行きの飛行機が墜落。機内から脱出するとそこはサハラ砂漠だった。生き残った6名はオアシスを目指して沙漠を進み始めるが、食料や進路をめぐる争いが生じ……。
感想・レビュー・書評
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うーん、展開の割には記録を読んでいるかのような印象で、終盤も突然色が変わったように感じました。
インディジョーンズのようにとは言わないですが、峰さんの性格が私には合わなかったようです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハラハラ感あり。
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墜落した飛行機から、砂漠から、ゲリラから
次々に降りかかる状況の変化に命の決断を
迫られっぱなしでハラハラ!
楽しく読んだけど…
そろそろ人類は本気で地球の維持を至上の
目的に据えるべきでは?と思ってしまう… -
天然原子炉というものの存在を初めて知った。放射性廃棄物の無断廃棄は実際に各国で課題になっているであろう課題である。
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エジプトで発掘した石棺に入っていたのはなんと死後数か月のミイラ。考古学者として調査をしていた峰はその後フランスに行くため飛行機に乗るが、砂漠に墜落。そして生存者の一部はオアシスを目指す…砂漠の縦断は過酷だけれどこんなもんじゃないだろう、とか、主人公が胡散臭い、とかいろいろ思いながらの読み始めでしたが、途中からぐいぐいと引き込まれ、彼らの選択、運、思考を一緒になって考え、追いました。そして…行きついたテーマの壮大さには驚かされます。これだけのテーマをこんなエンタメ作品に落とし込んだ作者に脱帽です。
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ここ最近追いかけている作家さん。
エジプトの考古学者が主人公という何とも魅力的な設定。
主人公の峰が乗った飛行機が砂漠で墜落する。
究極の選択の連続で何だかバトルブックを読んでいるよう。(実際はバトルブックを読んだことはないけれど…)
生存者の誰が敵で味方なのか分からない中、オアシスへと向かい砂漠の中を彷徨う一団。
核問題なども絡んできて、想像していた以上に大きな話になって終盤へと。
読んでいる最中、やたらと喉が渇き水分必須な一冊。 -
おもしろいかおもしろくないかと言えばおもしろかったのだけど、何か物足りなかったなあ。永井のペテンは、ほぅってなったけど…。
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面白かった!! 他作品でも思ったけど、登山の話を読めば登山に魅了され、今作の放射性廃棄物の処分問題を読めば、それに関わる問題に興味が湧く!サハラ砂漠での飛行機墜落、砂漠を危機迫りながら彷徨う人々、生き残る為に保身を優先する姿、助かるのか助からないのか・・・ハラハラ、ドキドキ!そして、この事件の問題の大きさ。
夢中になって読みました。
参考文献の凄さにアッパレです。
それにしても生きるか死ぬかの時に女の気を引こうとする気弱な峰にはイライラしっぱなしでした。危機迫る砂漠を歩き続ける所は私も喉がカラカラでした。
良作♪ -
多少の無理矢理、こじつけ感はあるものの許容範囲内。
ストーリー全体に不安感のベールを被せている感じはいつもの筆者スタイル。