- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041057551
作品紹介・あらすじ
初午の時期を迎え、「薫風堂」に新しい手習子がやってきた。四カ所の寺子屋に断られたほどの悪童を、師匠の雁野直春は、引き受ける決心をする。一方、端午の節句が迫ったある日、二人の武家娘が直春を訪ねてきた。ノブと菜実は、幼馴染みの美雪が想いを寄せる直春を、ひと目見ようとやってきたのだ。だが菜実は、誠実な直春に只ならぬ関心を寄せるのだった──。著者の新たな代表シリーズ第二弾。
感想・レビュー・書評
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薫風堂に手に負えないと言われる手習い子が入って来るが、あっけなくすぐに馴染んでしまう。直春の人柄に心服したため?!美晴との間を邪魔しようと2人の娘が絡んでくるが、なんかこの辺のやり取りもかったるい。どうした野口卓さん?
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201706/三人娘の章はこのみじゃなかった。男性作家ならではなエピソードな気もするけど、この主人公にはそういうのあわない気が。
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道場破りならぬ手習所破りの少年登場。
どうなるかと思いきや、すんなり薫風堂と直春になじんでしまいました。
この巻はむしろ直春女難に会うの巻。
最後に忠兵衛さんに寄り添うお梅さんが語ります。 -
手蹟指南所「薫風堂」の続編、三人娘、波紋。
実に好ましい主人公の若者、雁野直春。
二人だけで決めた婚約者美雪の幼馴染二人が
薫風堂に探りに来る。
真面目なノブ、誘惑的な菜美。
ブサイクな縁談を持ち込まれた菜美は腹いせに
直春を誘惑し、女を知らなすぎの直春は翻弄される。
2巻目の騒ぎも伏線となり、
師範代を務める道場に、金銭目当ての道場破りが
うまく追い払うも、瓦版に出ることで
薫風堂にも野次馬がたむろし、手習い子が誘拐され。。。
返り討ちし、無事に奪還。
今回は騒ぎはごめんと、子供達と秘密に。
瓦版で薫風堂の開所のおりから、直春を応援してきた
昔馴染みの猪吉。戯作者になるのが夢だった。
道場破りの騒ぎの後、御家人の五男坊、捨五郎と知り合う。
他とは違う手習い所と評判を聞きつけ
見学に訪れたのは、大きな版元北斗屋庄兵衛だった。
何度か見学し話をして、教育者としての気概を知り
本を出さないかと依頼される。
新しく、話が各方面へと展開し次巻が待ち遠しい限り。 -
70