青年市長は“司法の闇”と闘った 美濃加茂市長事件における驚愕の展開

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041058138

感想・レビュー・書評

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  • 事件のあとの「識者コメント」で出てくる郷原氏の「出世作」とも言える美濃加茂市長の事件の本です。

    事件といっても、あまりにも事件にするのがいい加減な事件。

    ターゲットにされた市長が、とてもまともな人だったこと、そして、よい弁護士がついたこと、いろんな偶然がないかぎり、「はめられた」結果になっていたことは想像に難くありません。

    根っからの詐欺師、根っからの反社会的行動者は、確かに存在します。
    まさかと思った瞬間、もうだまされているのかもしれません。それくらい巧妙な作り話を作ることができる人たちがいます。

    テレビや週刊誌だけ見て真実を知ったような口をきいてはいけません。

    そのことをしっかり気がつかせてくれる一冊になるでしょう。

  • その後最高裁の上告棄却により、有罪確定とのこと。

著者プロフィール

桐蔭横浜大学法科大学院教授。弁護士。1955年生まれ。1977年東京大学理学部卒業。1983年検事任官。東京地検検事、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、2005年桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センター長に就任。2006年検事退官、弁護士登録。警察大学校専門講師、防衛省や国土交通省の公正入札調査会議委員なども務める。不二家信頼回復対策会議議長などとして多数の企業の危機管理対応に関与。(株)IHI社外監査役も務める。著書に『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮新書、2007年)、『入札関連犯罪の理論と実務』(東京法令出版、2006年)などがある。

「2009年 『証券市場の未来を考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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