悪魔のような女 懐しの名画ミステリー 2 (角川文庫)

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  • 本 ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041058312

作品紹介・あらすじ

妻が理事長を務める学校で、待遇に不満を抱える事務長の夫が妻の殺人を画策するが……(「悪魔のような女」)。「暴力教室」「召使」「野菊の如き君なりき」の全4編収録。

感想・レビュー・書評

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  • 家の中の本を読んで処分するキャンペーン中なので、読みました。短編集だと気付かず、二話目を読み始めて、どうしても一話と話がつながらなさそうだな、と短編集であることを悟りました。
    赤川次郎さんの作品はわたしの中ではライトノベルのような位置付けで、さくっとストレスなく読める軽い読み物です。今回も移動時間の良い暇つぶしになりました。
    星新一さんを思わせるような(それにしてはすこし長いのかな?)作品で、古さを感じさせずあっという間に読み終えました。
    巻末を確認するとわたしが生まれる前の作品でした。映像だとどうしても古いものは画質なんかが気になってしまうのですが、時代を感じさせず楽しめるのは、本の醍醐味だと思います。

  • それぞれの登場人物は
    立場や地位が自分の価値を表すと考えている
    自分本位で狡い男たちと、
    愛が人の強さだということを胸に秘めた
    根深い信念と執念を持った女たち、
    という印象。
    サスペンス要素もホラー要素もあるミステリーだった。
    .
    「男ってさー。」
    「女ってさー。」
    って話しをしたくなるような1冊。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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