BABEL 復讐の贈与者 (角川文庫)

  • KADOKAWA
3.26
  • (1)
  • (12)
  • (12)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 162
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041058435

作品紹介・あらすじ

復讐代行業者 VS . 悪事銀行!

予測不能の駆け引き。カードは人々の「隠れた弱み」。
話題沸騰『GIVER』に続く衝撃の復讐代行ミステリ!

「今から起こることは、全部おまえのせいだ」。
高校時代の同級生に復讐するため、高層ビルの展望室を占拠し、
多数決で殺す人質を決める“命の投票”を始めた男・伏見。
彼の計画は、一人の男の登場によって綻び始める……。
人それぞれの隠れた弱みを巧みに見抜き、利用し、業務をこなす義波と復讐代行業者《援助者》。
だが、彼らにもある組織が忍び寄る――。
変幻自在にあなたを惑わす、衝撃の連作ミステリ!

番外編「象の鎖」を初収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 記録

  • もともとはドラマ「GIVER-復讐の贈与者-」ということで読み始めました。ドラマ版とは異なる展開の話もあり、小説という映像ではない表現方法を生かした内容のものがあり、どの話も読みごたえありました。中でも『グラスタンク』『スプリングブレイク』『象の鎖』が面白かったです。また『象の鎖』は依頼者の一人称で描かれているのですが、何故一人称なのか依頼者が出会った義波という人物はどのような印象なのかというところに注目して読むとラストの展開に驚かされます。

  • 読む順番がわからない

  • シリーズ2作目。

  • そういえば、前作もそんなに大好きだった訳じゃなかった。何となくノリで、新作が出たから読んでみようみたいな。同じく短編集だったけど、最初の2編が実に底の浅い勧善懲悪物語で、正直、そこで止めようかと思った。でも中盤以降は盛り返してきて、最後に登場人物同士の関係が纏まっていく様とかもなかなかでした。穿った見方をすると、いかに上手く纏めるかってところに力が割かれ過ぎていて、物語そのものの面白みには欠けると思いました。いかにも次作へ繋がる終わり方だけど、もうこのシリーズはいいです。

  • おおおおお。義波くん続きが出てた。敵も出て来た。さらなる続きも気になる。はやく出ないかなぁ。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

一九七七年東京都生まれ。二〇一一年『ワナビー』で第二回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。『GIVER』『BABEL』『TAKER』からなる「復讐の贈与者」シリーズは連続ドラマ化。『BABEL』収録の「グラスタンク」で、第六十九回日本推理作家協会賞短編部門候補となる。他の著書に「死者ノ棘」シリーズ、『CAGE警察庁科学警察研究所特別捜査室』『エターナル』などがある。

「2023年 『最後の彼女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

日野草の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×