さよなら、と嘘をつく 沙之里幽譚 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041058510

作品紹介・あらすじ

引っ込み思案の少女、千蔭は、女優を引退した母親と、
地方の片田舎、沙之里に引っ越すことに。
ある日迷い込んだ丘で、千蔭は大木〈サノキ〉を見つける。
そこで出会った白い着物の少女、チヨから
「成仏できない幽霊を、あの世に送るお手伝い」を頼まれた千蔭。
〈サノキ〉はあの世とこの世を繋ぐ木だった。
訳アリな幽霊たちと遭遇し、チヨと絆を深め、
沙之里を愛し始めた千蔭だが……。
涙の後に衝撃が!
恐くて切ない青春ファンタジー!

あなたは、この結末を、予想できますか…?

感想・レビュー・書評

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  • あまり読まない種の小説だったので
    これはこれで新鮮でした。

  • 切ない ふるさと 思い残し

  • 少年少女向け。面白いが類似作品が多いのも事実。結末も想定内で物足りなさを感じた。
    あらすじ(背表紙より)
    引っ込み思案の少女、千蔭は、女優を引退した母親と、地方の片田舎、沙之里に引っ越すことに。ある日迷い込んだ丘で、千蔭は大木“サノキ”を見つける。そこで出会った白い着物の少女、チヨから「成仏できない幽霊を、あの世に送るお手伝い」を頼まれた千蔭。“サノキ”はこの世とあの世を繋ぐ木だった。訳アリな幽霊たちと遭遇し、チヨと絆を深め、沙之里を愛し始めた千蔭だが…。涙の後に衝撃が!恐くて切ない青春ファンタジー!

  • 千蔭が成仏できないモノを救うエピソードは好きだけど、チヨが彼女にさせようとしていることには納得がいかない。
    そして、千蔭もまた、、、というのは気分が悪い。
    そんなものに見込まれるなんて、哀れでならない。
    そんな犠牲はとうてい許容できないよ。
    しかも、ゆっくりゆっくり取り込んで逃げられないようにして。
    ああ、読後感、悪すぎ。

  • 2018/3/24(土曜日)

  • 【収録作品】第一話 草笛/第二話 父と娘/第三話 温かい手/第四話 折れた写真/第五話 スズランの花/第六話 さよなら

    誰かにとってかけがえのない存在ではなかったから、彼女は選ばれ、そして選べた。それも一つの生き方だ。

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著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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