- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041058619
感想・レビュー・書評
-
夏なので、ちょっと涼しくなると良いなと思って読んでみました。
背筋がゾクっとするような話では無く、物悲しい感じのする読後感。その中でも「山荘奇譚」は怖かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリーものも多い小池さんだけど、恋愛ものの方が好きなんだけどなー(笑)
-
夏はやっぱり怪談だ〜。
いずれも秀作揃いの短編集。
少し前に読んだ小野さんの『かるかや』同様、どことなく昭和の風情漂う舞台に顕れるさまざまな異形のものたち…。 前述の『かるかや』が淡々とした怖さなのに対して、こちらの恐怖のボリュームはやや高め。
個人的には『山荘…』と『日影…』の2作にぞぞっとさせられた。
異常な暑さのこの夏、日本古来のこんな方法で涼を取るのも一興かと。 -
2018 3/26
-
初出 2014〜17年「小説野性時代」
短編ホラー6話
幽霊というよりは亡者が登場するが、亡者の側の恨みや情念が描かれないので、さして怖くはない。
あとは、不倫や近親相姦といったことがモチーフになっていることが共通点となっている。
「ゾフィーの手袋」は亡くなった夫を恋慕していたオーストリア人女性が自殺し、幽霊となって夫の遺品が詰まっていた洋ダンスに住み着き、妻の夢にまで出てくるのだが、一言も発しない。あの世で亡夫と仲良くすればいいのにと思ってしまった。
-
冷えっとする短篇。
亡くなった母とハルゼミ。面
みんなぜりーのように。 森の奥の家
摩訶不思議な歯科。 日影歯科医院
これちょっと怖い。ゾフィーの手袋
浴衣の山荘と、きしや。怖い。 山荘奇譚
姉の家、、隣のお妾さん。緋色の窓 -
2018.3.10
ほん怖みたい