冤罪犯

  • KADOKAWA (2017年8月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041058671

作品紹介・あらすじ

平成29年7月、千葉県船橋市の休耕地で、ブルーシートが掛けられた幼女の遺体が発見された。捜査に乗り出した船橋署の香山は、7年前に起きた<田宮事件>と遺体の状況が酷似していることに気づく。<田宮事件>では不可解な経緯から証拠が見つかり、犯人とされた男は冤罪を主張したまま刑務所内で自殺していた。やがて、捜査を進める香山の前で、ふたつの事件をつなぐ新たな証拠が見つかって――。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

複数の事件が絡み合い、緊迫感溢れる心理戦が展開される本作は、冤罪や正義感といった重いテーマを扱いながらも、軽快に読み進められる警察ミステリーです。主人公の香山を中心に、個性豊かな刑事たちが織り成す物語...

感想・レビュー・書評

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  • 幼女誘拐殺人事件という重たいテーマ、、、警察の苦悩。

  • 元々WOWOWで放送されてた「真犯人」が面白かったので、別の作品を読んでみようと購入しました。
    一つの殺人事件だけでなく、様々な大小ある事件が、入り混ざっていて、それが回収されていく過程は、読んでいて面白かったです。
    特に後半の犯人と刑事の取調べシーンが印象的でした。お互いの心理戦が、第三者から見ると、緊迫感はあるものの、軽快でグイグイ引き込まれました。
    冤罪など重いテーマが含まれてはいましたが、そんなに重くなく、サラッと読めました。
    でも、刑事たちの解決に向けての情熱が伝わってきて、緊迫感ある警察ミステリーとして楽しめました。

  • 船橋署捜一巡査部長、香山を中心に、

    三宅、増岡の刑事コンビ、

    入江係長…。



    刑事、一人一人が主人公、

    そんな警察小説である。



    曲者ぞろいだが、気合が入った刑事の物語は、

    読み進めば進むほど、深く深く引き込まれていく。



    警察のメンツよりも、上層部の思惑よりも、

    警察官であるための信義、正義感を選ぶ刑事たち。



    現場の熱が、じわじわと伝わってくる。



    船橋市でブルーシートをかぶせられた

    幼女の死体が発見される。

    いたずらされ、絞殺されていた。



    香山は、七年前に発生した連続少女殺害事件、

    いわゆる「田宮事件」と酷似していることに

    気づく。



    犯人として逮捕された田宮龍司は、

    拘留期限ギリギリで発見された証拠を

    突きつけられ、自供してしまう。



    だが、田宮はその後、無実を主張するが、

    死刑の判決が下る。

    そして、拘置所内で自殺してしまうのだ。



    七年前の事件は冤罪だったのか、

    船橋の幼女殺害は模倣犯の仕業なのか。



    真実はどこにあるのか、

    刑事たちの追求が始まる…。

  • 初めての翔田さんの小説。
    はじめ取っ掛かりですんなりいけず。
    自分との相性がわるいかもと思いながらも我慢しながら読み進めた。
    下品な記述に何点か引っかかったが、中盤から意外な展開が面白く一気に読んだ。

  • 今回は少し無理がある

    読みやすくて面白いが、期待外れ

  • ふむ

  • ちょっと都合良すぎなところが多い気も…。
    どれだけ確信があったとしても、国家権力が証拠を捏造するなんてあってはならないでしょう。
    冤罪犯ではなく捏造犯の方が適したタイトル…、あ、それだとネタバレしてしまうのか…

  • 千葉県船橋市の休耕地で発見された幼女の遺体は、7年前の連続幼女殺害事件と状況が酷似していた。7年前の事件で犯人とされた男は無罪を訴え獄中死した。過去の事件を照らし合わせながら捜査が展開していく。冤罪だったのか、警察は証拠を捏造したのか…面白かった。

  • 以前読んだ「誘拐児」がとってもおもしろかったので、また別の本も読みたいと思っていた。
    「誘拐児」はドラマチックで大変印象に残っている本だけど、読んでいる途中で登場人物が多すぎて混乱してきたので、紙に書き出したらなんと30人以上登場人物がいて驚いたのもよく覚えている。
    今回もまず題名からして、「冤罪犯」…「冤罪」、「犯」と、おかしな言葉に、これまたややこしそうな話だと思って、頭をまっさらにして覚悟して読み始めたが、こちらはシンプルな設計で、話がストーンと入ってきた。
    容疑者との対峙というよりは、警察官同士のやりとり、駆け引きにドキドキして、まさに臨場感あふれる作品だった。想定外を想定する警察官は、大変な仕事だ。

  • メインの誘拐殺人に加え、冤罪かもしれないという疑惑がどう解決するのか最後まで目が離せなかった。警察官の仕事の矜持も人それぞれ。

  • ふむふむ、なるほど! 警察モノならでは。

  • しっくりこない部分がいくつかあり

  • 2018/5/25最後の方が少し急ぎすぎて解らなったのは残念。

  • 香山巡査部長の的確な動き.それを支える三宅巡査長と増岡巡査.彼らと妙に対抗する入江警部補らが幼女誘拐殺人事件の捜査をする中で,7年前の田宮事件との関連が判明し複雑な展開になる.被疑者と香山が対決する取調べの場面が秀逸だ.双方の心理作戦が軽妙なタッチで記載されており,非常に楽しめた.随所にこれまでの経緯を増岡がまとめていく件があり,要点の把握に重宝した.

  • 2018_07_06-078

  • 初めて読む作家さん。
    えっと、主役は誰だったんだろう?何となく増岡目線で読んでいたが、香山あたりにもっと魅力があると、もっと楽しめたかも。
    タイトルに惹かれて手に取ったが、ああ、そうだったのか~な感想。

  • 面白かったです。

    最後、もっとゆっくりじっくり
    進めてほしかったです。

  • 長文の感想書いたのに、投稿押した後に消えていた…

    その後にまた感想書いたのに消えたのはなぜ?
    今度こそ消えないよう祈りながら再チャレンジ。
    連続幼女連れ去り乱暴・殺害事件が起き犯人検挙。裁判で死刑判決。判決後、犯人は無罪を訴え続けてたが獄中で自殺。
    それから数年後、また幼女連れ去り乱暴殺害事件が起きる。だが数年前の事件と同じぬいぐるみの毛が付着していた死体。もしかしたら自殺した犯人は冤罪だったのか?という話で、警察内部の焦り、被害者・加害者家族などの葛藤が交わりながら真実を追求する現場の刑事たち。良質なミステリーだと思った本。

  • 現在起こった幼女誘拐殺害事件と、七年前に解決したはずの連続幼女誘拐殺害事件。まったく別のものだと思われていた事件に繋がりが見え、それの表すことはただの模倣犯なのか、それとも過去の事件が冤罪だったのか。緊迫感漂う警察ミステリ。
    うわー、こういうのってありがちだー、と思えてしまうネタなのですが。本当にこんなことやってないよね警察、と不安になってしまいます。もちろん犯人を捕まえなければ、という気負いもわかるのだけれど。冤罪は怖いよねえ……。
    ありがちなネタだとは思ったけれど。なぜ時代をまたいだこの二つの事件がこんな繋がりを見せてしまったのか、という部分は予想外でした。なるほど、そちらサイドでも考えれば苦しむ人がいることは当然ですよね。

  • 田舎道でジョギングしていた大学生が幼女の死体を発見した。事件の状況から、かつて起きた幼女二人を誘拐殺人、遺棄した凶悪事件に似通う点が多く、香山は部下の三宅や増岡とともに模倣犯の線で捜査を進めていく。しかし状況が明らかになるにつれ、そもそもかつての凶悪事件が冤罪だったのではないかという疑問が浮かび上がる。果たして、事件の真相は、そしてかつての事件の真犯人は……?

    警察小説。すっきりしたような、しないような。でも過去の事件との繋がりがわかってくるのはわくわくした。香山班のキャラクターも良かったし、またこのメンバーで捜査に当たってるのを見たい。ただ真犯人のしたこととか怪しまれるべきこととかが(内容上仕方ないとはいえ)最後の最後の尋問までほとんど開示されないのでこっちも冤罪なのか!?とハラハラした。

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著者プロフィール

1958年東京都生まれ。2000年「影踏み鬼」で第22回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。01年「奈落闇恋乃道行」で第54回日本推理作家協会賞(短編部門)候補となる。08年『誘拐児』で第54回江戸川乱歩賞受賞。14年「墓石の呼ぶ声」で第67回日本推理作家協会賞(短編部門)候補に。17年『真犯人』で第19回大藪春彦賞候補になり、18年にWOWOWで連続ドラマ化。他の著書に『人さらい』『左遷捜査 法の壁』『左遷捜査2 迷宮入り事件』『冤罪犯』など多数。

「2022年 『時効犯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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