青い花は未来で眠る (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041058688

作品紹介・あらすじ

私が生きていることに、意味はあるのかな。かつて自分をかばって姉を失った高校2年生の優香は、乗り込んだ修学旅行の飛行機でハイジャック事件に遭遇する。飛行機は不時着するが、生き残った乗客はわずかに5人。テロ事件の犯人は、見慣れない青い花を身につけた4人の美青年だった。謎を秘めたまま迫りくる彼らと対峙して、生きることに無気力だった優香は変わりはじめる――。少女が未来を切り拓く、鮮烈なSFサスペンス。
(『11月のジュリエット』を加筆修正のうえ改題)

感想・レビュー・書評

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  • これはレビューを書くのが難しい。
    SFのような近未来ファンタジー。

    ある理由で飛行機がハイジャックされ墜落し、そこで繰り広げられるサバイバルゲーム。
    生存者たちがひたすら痛めつけられ中々希望が見えず
    辛い時間が続く。

    ハイジャックした側はある目的のために事を起こしたのだが、それが何だかややこしい。
    ラストも私はしっくり来ず、今ひとつな読後感だった。

  • ターミネーターの小説版のような話。
    未来から来た人間と少年少女が極限状態の墜落した飛行機の中で戦うファンタジー。
    たかが130年くらい先の人間がスーパーマンのようなのが、気に食わなかったが、予想以上に面白かった。

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著者プロフィール

乾ルカ
一九七〇年北海道生まれ。二〇〇六年、「夏光」でオール讀物新人賞を受賞。一〇年『あの日にかえりたい』で直木賞候補、『メグル』で大藪春彦賞候補。映像化された『てふてふ荘へようこそ』ほか、『向かい風で飛べ!』『龍神の子どもたち』など著書多数。8作家による競作プロジェクト「螺旋」では昭和前期を担当し『コイコワレ』を執筆。近著の青春群像劇『おまえなんかに会いたくない』『水底のスピカ』が話題となる。

「2022年 『コイコワレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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