入り婿侍商い帖 大目付御用(二) (10) (角川文庫)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041058701

作品紹介・あらすじ

家族の絆は正義に通ず――。
角次郎と息子・善太郎が政商の脅威に立ち向かう、人気シリーズ最新作!

武蔵岡部藩御用達の米問屋和泉屋の主と、勘当されたその息子の刺殺死体が発見された。
状況から、互いに刺し合ったということで幕引きとなったが、米問屋大黒屋の主・角次郎は、大目付・中川より事件の吟味を命じられる。
裏には、岡部藩の年貢を狙う政商・千種屋の目論見があるらしい。
その後も続く和泉屋の“不幸”を、力を合わせて撥ねのけようとする角次郎と息子の武士・善太郎。
だが、刺客は大黒屋にも迫っていた――。

感想・レビュー・書評

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  • 2022.11.10

  • 「女だから」という考えはしない。大黒屋が今日あるのは、お万季の力が大きいとわかっている。

  • お稲さんの片想いではないの?どうなる?

  • 第十一弾(四巻の二)
    米問屋の親子が互いに刺し違える事件が
    これも前巻同様政商千草屋と手先の房川屋、先ずは手先を
    この過程でお稲と善太郎の中は?
    新しく札差も誠意で手に入れ、更に発展も

  • 入り婿シリーズを本屋で、見たのだが、、、、こんなにも沢山出ているとは、知らなかった。
    つい「大目付御用」を手に取っていたのだが、この本で、11冊目と、、、、ビックリ!
    第一を読んでないのだが、、、、この本から読みだしてみたのに、違和感なく読み終えてしまった。

    武士の次男でありながら、商家ヘ入り婿した角次郎の刀での戦争でなく、商人は、ソロバンでの戦争である。

    今まで、剣客物や剣豪のシリーズを読んでだが、又違った観念から見た時代小説も面白そうである。

    もう、次の本が出版されているとか、、、、この秋は、読むのに忙しくなりそうである。

  • 2017年11月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ通算11作目。今回も角次郎と善太郎の活躍が面白い。善太郎の成長も楽しめました。

  • 入り婿侍商い帖シリーズ本11冊目。
    シリーズ10冊目から活躍している角次郎の息子、善太郎。
    今作の活躍も頼もしい!シリーズ本の醍醐味です。

  • 千野隆司 著「大目付御用(二)」、入り婿侍商い帖シリーズ№11、2017.11発行。父子の諍い、嶋津の謹慎、雪の中山道の3話。前半は米の仕入れに関し、株とか丹保とか私には馴染みのない話ばかりでよくわからなかったです。後半は、御用達米問屋和泉屋にとって代わろうとする米問屋の陰謀、そしてそれを後押しする輩たちから和泉屋を守る入り婿侍角次郎たちの活躍です。また、角次郎の息子善太郎に思いを寄せるお稲、お稲の気持ちに気づき心を動かした善太郎、この二人の行方は、これから目が離せなくなりそうです。

  • 148

  • 今回も息子と一緒に事件を解決する。
    捕物帳のようであり、政治と経済のせめぎ合いを絡ませる物語のようでもあり、この作者の他の作品とはちょっと毛色が違うな、と思いながら楽しんでいる。

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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