虚像のアラベスク

著者 :
  • KADOKAWA
3.11
  • (2)
  • (8)
  • (20)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 100
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041058732

作品紹介・あらすじ

バレエ団に公演中止を求める脅迫状が届いた。海埜刑事が甥の芸術探偵・瞬一郎と通し稽古に向かうと、演目の『ドン・キホーテ』は危険なシーンばかり。海外の要人警護の任務も加わり、緊張の中、舞台の幕があがる!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まんまと騙された!1話目はバレエの話でかなりカタカタが多くてバレエ蘊蓄が満載。苦手なカタカタも用語もバレエ好きなので面白く読めた。そして2話目はまさに「虚像」。1話目の話全部が伏線だったのにはビックリ。確かに怪しい言葉遣い、名前などにおかしいとは思ったけどそうくるのか。そして最後のオチにはまたまたビックリしたし思わず笑ってしまった。知らなかったけど、そうなの?1話目だけでも充分面白かったけど、最後まで読んでみるとこの本の見え方がずいぶんと変わってくる。ここまでやってくれると逆にスッキリだし面白かった。

  • 深水さん待望の新作は書き下ろしで、中編2話におまけのエピローグが付いた海埜警部補シリーズ。
    第1話のバレエ団の事件には芸術探偵・瞬一郎が出てきて、海埜との間でバレエの蘊蓄や用語の説明が延々と語られる。謎解きミステリではあるが、探偵役としての瞬一郎の活躍は少なく、何とも物足りなかった。
    それで、今回は凡作なのじゃないかと思ったら、第2話で見事にヤラレた。くそ~。その為の第1話だったのか~!
    ホントにこの著者は油断がならない。怒り出す人がいるかもしれないけど私は好きです。

  • 中編2編。

    第一話「ドンキホーテ・アラベスク」
    創立十五周年記念公演を目前とした名門バレエ団に公演中止を要求する脅迫状が届いた。
    バレエ用語の解説とウンチクが満載で、肝心の真相は肩透かし。と思いきや・・・。

    第二話「グラン・パ・ド・ドゥ」
    すっかり騙された。
    バカミスすぎて清々しい。面白かった。
    第一話がこんな風に第二話に活かされるのか。
    タイトルもぴったり。
    (図書館)

  • ブクログの献本に当選して、いただきました!初めてでうれしいです。
    芸術家探偵のシリーズはもとより、この方の作品は初めて読みました。
    もっといかにもミステリーなのかと思っていたら、推理はほとんどなくて、特に1話目のドン・キホーテではずっとバレエの用語や解説が続くので正直飽きてきてました。
    でも、2話はやられました。1話より多少推理めいたものはありましたが、それよりも…。笑えるやらなんやら。世界が余りにかけ離れているものが、言葉一つで…わからないものです。だまされました。

  • 2編目のオチは…これは反則でしょう(笑)
    エピローグも含めて。
    読了後すべてを知った上で読み返してしまった。

  • 「ドンキホーテアラベスク」は、かなりのバレエ知識が得られる。心温まるミステリ。
    そしてその流れからの「グラン・パ・ド・ドゥ」は反則でしょ(笑)ここまでのバカミスはかなりツボだけど。

  • 2019.2.12

  • ミステリ。中編が2作。芸術探偵シリーズ。
    深水黎一郎さんは、変なミステリを書く人、というイメージで読み始める。
    1作目「ドンキホーテ・アラベスク」がとても良い話で感動してからの…。
    2作目「グラン・パ・ド・ドゥ」は問題作だった。
    この構成は上手いと思う。
    変なミステリを書く人、というイメージは合ってたようです…。

  • 中編が2つだが,表紙にドガの「踊りの花形」があったので,バレエの話かな予想したが,その通り冒頭からバレエ用語の連発でやや戸惑ったが,最初の「ドンキホーテ・アラベスク」はバレエ団の脅迫事件で内容は穏やかなものだった.が,「グラン・パ・ド・ドゥ」では突然に相撲の話に展開する.確かにバレエと相撲は似ていることろもあり,捜査にあたる館林刑事が用語の対応を述べるp215-216の部分は面白かった.

  • 好みが分かれるでしょうが、私はあまりおもしろいとは思えませんでした。2編から成ってますが、後編の方がメインなのでしょう。バカミスです。

全21件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1963年、山形県生まれ。2007年に『ウルチモ・トルッコ』で第36回メフィスト賞を受賞してデビュー。2011年に短篇「人間の尊厳と八〇〇メートル」で、第64回日本推理作家協会賞を受賞。2014年、『最後のトリック』(『ウルチモ・トルッコ』を改題)がベストセラーとなる。2015年刊『ミステリー・アリーナ』で同年の「本格ミステリ・ベスト10」第1位、「このミステリーがすごい!」6位、「週刊文春ミステリーベスト10」4位となる。

「2020年 『詩人の恋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

深水黎一郎の作品

ツイートする
×