- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041059296
作品紹介・あらすじ
実行犯の足跡をたどって香港、フィリピン、カンボジアへ……
著名未解決事件の実行犯と推測される「外国人ヒットマン」とは?
彼らはいかにして作られ、送り込まれてくるのか?
彼らを生み出す者は誰なのか?
著者の独自ルートによる取材から、これまで明かされることのなかった未解決事件の陣実に迫る。
<本書の目次>
序章 香港 荒ぶる「黒」の裏側で
若鷲はどこに飛び立ったか
第1章 台湾 ライブドア「懐刀」の切腹
沖縄に現れた四人の殺し屋
ライブドア特有の資金還流システム
暗殺現場でダブルブッキング?
暗殺請負人が見た杜撰な犯行
ろくに捜査せず自殺と断定した沖縄県警
泥まみれの服が示す野口襲撃の恐怖
第2章 韓国 世田谷一家惨殺事件の謎
韓国グルメ街にあった暗殺組織の拠点
未だに残る事件をめぐる七つの謎
刃物を取り替え母娘の止め刺す
一端の特殊部隊兵士に成長して
宮澤さん一家と悪夢の接点があった……
第3章 中国 「王将」とスーパー襲う悪い奴
大東社長射殺の裏に東北マフィアの影
君臨する台湾・香港マフィア
喧騒の街で育った戸籍偽造の暗殺者
女殺し屋「抱きつきのリン」
大連進出で地元マフィアとトラブルに
三人も殺して何も盗らない強盗殺人?
「話が違う」スーパー強盗殺人の全貌
第4章 フィリピン 多国籍暗殺団の養成機関
暗殺者たちが集うフィリピン
七万八千人を逮捕した麻薬犯罪撲滅作戦
ミンダナオ島をめぐる米中の駆け引き
混乱のマニラに潜む男の正体
「十人はあの世に送った」
スーパー強殺、保険金殺人犯も来た
第5章 東南アジア カンボジアに蠢く北の影
国際犯罪ネットワークの拠点
オウム真理教の残党たち
日本のヒットマンメーカーとは…
感想・レビュー・書評
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俄かには信じがたい、信じたくはないが間違いなくヒットマンは存在していることを実感。
アメリカギャングやメキシカンマフィアは真正面からドンパチやりそうなイメージだが、確かに中国、韓国マフィアは周到に準備、訓練してからというイメージはある。
ヒットマンというと、男で銃殺のイメージがある人がいると思うが、金正男暗殺の犯人が女性で毒殺というのがあったように、現実は性別関係なく、始末の仕方は様々なのだろう。
表沙汰にならない、捕まらないからヒットマンが生業になるのだろうが、依頼した主犯もどうにかできないものかと思う。
ライブドア副社長の事件は当時ニュースを見てあまりにも不可解だとは思ったが、本書を読んで腑に落ちる部分があった。
世田谷一家殺人事件も当時あれだけの物証が残っていて、なぜ逮捕すらできないのか疑問に思っていたが、国をまたいだ犯罪だと迂闊に手を出せないのは容易に想像できる。
ましてや、さらに面倒なものまで絡んでくると。
餃子の王将社長射殺事件やスーパーナンペイ事件は事件の概要しか知らなかったので読み応えはあった。
この手のルポや記事を読み慣れていない人は話半分で読むのがいいかな。
個人的に台湾、香港、東南アジアの政治情勢は必要なかったと思う。
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色々な有名な事件を取り上げであり、本当にこんなことがあったのかと思う内容であった。どこまで本当かはわかりませんが、興味をそそられました。
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中身は薄い。後半は文字数増やすために無理やり文章足したような、かさ増し感もある。
一方でライブドアの野口氏の不可解な自殺や
世田谷一家殺人事件、王将の社長の殺人事件について
細かに書かれている。
これらの事件は不可解なところが多く、
特に世田谷一家殺人事件は遺留品や指紋が
あっても逮捕されないことを考えると、
外国人ヒットマンとも考えた方がしっくりくる。
ちょうど気になっていた事件について、
詳細に書かれていて興味深かったので
内容は浅いけど個人的に星4つです。