魔邸

著者 :
  • KADOKAWA
3.15
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  • 本棚登録 :77
  • レビュー :16
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041059401

作品紹介・あらすじ

早く離れた方がいい。その家の、背後に広がる”じゃじゃ森”では、訳も分からず子どもが消える。

作家だった実の父と死別し、母親の再婚とともに引っ越しを経験した小学6年生の優真。ある日、なじめずにいた義父の海外赴任が決まり、移住先が決まるまでのいっときを大好きな叔父と暮らすことになった。
叔父に連れられ、優真が”神隠し”の伝承があるという森に建つ別荘を訪れたその晩、何かが家の中を徘徊している気配を感じる。
それ以降、不気味な出来事が次々と優真に降りかかり――。

感想・レビュー・書評

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  • 怖い家シリーズ第三弾。
    いやー前作の2つがゾワゾワだっただけに今回はちょっと。
    前半は児童書かと思うほど、「怖い」がゆるかった。三津田さん大好きだし「神隠し」「森」で期待値膨らんでしまったけどアレレレレでした。
    家シリーズだから、最後は人間が怖かったパターンになるのはわかってたんだけど、こ、こっちか!そういう感じか!
    で、かぼちゃ男って?冒頭の作家の父親の話、関係ある?残念。

    “最恐”の家ホラー「禍家」
    “最凶”の家ホラー「凶家」
    “最狂”の家ホラー「魔邸」

    作家だった実の父親と死別し、母親の再婚で「新しい父」と馴染めずにいた小学六年生の優真。義父の海外赴任が決まり、大好きな叔父と暮らすことになった。以前、いなくなった子供を発見したとしてお礼に別荘を譲り受けた叔父。森の近いその邸で、初日から不気味な体験をすることになる。

  • 「家ホラー」シリーズの最新刊。今作はシリーズの中ではあまり怖くない、というか、著者のホラー作品全般の中でも怖くない方だろう。いつものジワジワくる恐怖が感じられなくて、ちょっと拍子抜けした。
    ホラーが弱い分、ミステリに傾いていたが、そちらも刀城シリーズ程の論理性は無く、未消化な感じを受けた。ラストの一言が無ければ凡作で終わっただろう。

  • お屋敷ホラーシリーズ。今回もまた嫌だ……。
    神隠しの起こった森、いわくありげな別荘。ひと夏をそんな中で過ごすことになった少年の物語。しかもそれだけじゃなく、少年の過去に起こった異界との遭遇もまた恐ろしくって。ほんっと嫌だ。でも読む手は止まりません。夜中に読もうとさえしなければ(苦笑)。これ読むと、夜中にトイレに起きるのがもう怖くってたまらなくなります。
    後半の展開はやや意外でした。あれー、そういうことだったの!? でも地下室の壁とかはやはり怖くてぞくぞくしましたが。何が怖いって……やはりラストの一言でしょうか。まさかそれは思わなかった!

  • ホラーと思って読んでいたら、ミステリー。そんなに怖さはないので、夜にも読める。子供だからこそ恐怖を感じても動けるのかなあ?

  • 禍家、凶宅と並ぶ家三部作の一作。父親と死別し、母親の再婚と共に引っ越した小学六年生の主人公優真は、父親の海外赴任が決まり、大好きな叔父と暮らすことになるが、その別荘は神隠しの伝承がある森の近くに建っていて・・・というあらすじ。怪異よりも人間の方が怖いと思わされた話でした。特に最後の一行にぞわっときます。

  • 読みやすくミステリ的な驚きもある良質な屋敷ホラー。閉じられた環境でじわじわと迫ってくる恐怖。怖さはほどほど。
    夏休み、家庭の事情で叔父のもとに一時的に預けられることになった少年が連れてこられたのは山深い場所にある別荘。子供が消える森と神隠し事件、取り替え子の逸話といった曰くのあるこの土地で、幼少時に異界に迷いこんだ体験を持つ少年は、別荘生活の中で新たな異界に足を踏み入れることとなる。屋敷の中にいないはずの何かがいるという恐怖が少年の不安と孤独をか加速させ、何が現実なのか曖昧とした世界に迷い込ませていく。
    作者の得意とするホラーとミステリの融合という点でもかなり面白い作品。あくまでホラーとしての謎解きをする頭でいたら、ある時点でああそういうことだったかと非常に物事がクリアになるのは鮮やかです。ホラー面で魅力的な要素が多かったのですが、不条理なものへの割り切りがかなりはっきりしているように感じて、そのあたりもっと掘り下げてくれるとうれしかった。

  • 神隠しと幽霊がちょっと出てくるけど基本ミステリーだった。怖くなくて拍子抜け。
    表紙の絵は白髪赤目である必要を感じない。

  • 怪異は怪異としてそれを前提としてミステリに組み込むといういつもの三津田節は全開です。
    そこらへんはまあホントにいつも通り楽しめたんですが・・・なんかちょっと物足りないような?読み応えがあんまりというか。いや面白いは面白いんですけどね。読後感的には中編くらいのお話だったような印象も。

  • 図書館で借りた本。小6の優真は母が再婚する事になり関西から東京に引っ越す。義父は裕福だが…。しばらくして優真は叔父の別荘に叔父達と遊びに行く事になる。別荘近くの森でおきた子供の行方不明事件を叔父から聞き、地元の人達は神隠しに遭う森と噂にしているという。恐怖の森に興味を持つ優真はある恐怖体験を…という話だが、あまり怖くもなかったな。

  • 家三部作の一作らしいが、他の『禍家』、『凶宅』は未読。
    小学生の少年が、神隠しの伝承がある森の近くにある屋敷で暮らすことになり、恐怖の体験をする。
    神隠しの森、家の中を徘徊する気配、追いかけて来る不気味な何か、など定番ではあるがゾクゾクする感じ。ホラーテイストで進んでいったストーリーがミステリと融合するのはこの著者らしい。でも一番怖いのはラスト一行かも。

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