魔邸

  • KADOKAWA (2017年12月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784041059401

作品紹介・あらすじ

早く離れた方がいい。その家の、背後に広がる”じゃじゃ森”では、訳も分からず子どもが消える。

作家だった実の父と死別し、母親の再婚とともに引っ越しを経験した小学6年生の優真。ある日、なじめずにいた義父の海外赴任が決まり、移住先が決まるまでのいっときを大好きな叔父と暮らすことになる。しかし、叔父に連れられて訪れたその家は、”神隠し”の伝承がある森に建っていた。その家で過ごす最初の晩、何かが家の中を徘徊している気配を感じると、不気味な出来事が次々と優真に降りかかり――。

みんなの感想まとめ

異界に迷い込む恐怖体験を描いた物語は、神隠しの伝承が語り継がれる森に建つ家での不気味な出来事から始まります。主人公の優真は、叔父と共に過ごす中で人間の底知れぬ悪意や恐怖を体験し、物語はホラーからミステ...

感想・レビュー・書評

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  • 神隠しの森,曰く付き別荘で叔父と暮らし始めた優真。異界に迷い込む恐怖体験から神隠し誘拐事件へ続く。本当に怖いのは人間の底しれぬ悪意。
    ※都市伝説かぼちゃ男/少年セイ

  • ホラーと思って読んでいたら、ミステリー。そんなに怖さはないので、夜にも読める。子供だからこそ恐怖を感じても動けるのかなあ?

  • 2020.5.27スタート
    2020.6.10読了
    2020年の⑩

    三津田信三氏『家』シリーズといって良いのかな?最終作も読み終わりました。この家シリーズはいつもいつも最後のたった一言がとっても怖いです。単行本のカバー装画に描かれている主人公の利発そうな涼しい瞳、読み始めの頃と読了した後では私の印象が変わったほどでございます。家シリーズは全てローティーンが主人公でしたが、こどもってホント実際のところ・・・怖いですよね( ॑꒳​ ॑ )デスヨネ
    感想……怖いしか言ってない

  •  ホラーとミステリの融合を得意とする作家だが、今回の作品もまた、ホラーかミステリか、分類しにくい作品となっている。
     今回の作品はホラーの世界でミステリーを書いてみた、という印象だった。
     もしくは、トリックにホラーを使ったミステリーとでも言えばいいのか。
     というのも、主人公の少年はこれまでも2回異界という現実とは異なる異次元のような世界に行って、戻ってきている。
     また、この世のものではない少年と出会い、神隠しのような状態になるのだが、それもミステリ的な伏線になっている。
     最後に、魔邸を受け継いだ主人公も「じゃじゃ村」に魅入られてしまわないか。それともすでに魅入られているのか。少しの後味悪さを残した作品だ。

     また、別荘がある「朱雀地方」の別の別荘で起きた高校生鏖殺事件や、「神々櫛村」など、三津田作品愛読者にはピンとくる地名が度々出てくる、ファンサービスも相変わらずであった。
     
     

  • 家シリーズの最新、ということを知らずに最初に読んでしまった。
    母の再婚と義父の転勤の都合で叔父と別荘に滞在することになる主人公の少年(表紙可愛いですね)
    その夜から不気味な気配に怯える事になる…というストーリー。

    不気味な気配の描写はさすが三津田氏!
    冒頭はちょっと展開がじれったかったかな。
    しかし怒涛の終盤、最後の一行にゾワっとする。

    それにしても、あの村の周辺怖すぎる…

  • 「家ホラー」シリーズの最新刊。今作はシリーズの中ではあまり怖くない、というか、著者のホラー作品全般の中でも怖くない方だろう。いつものジワジワくる恐怖が感じられなくて、ちょっと拍子抜けした。
    ホラーが弱い分、ミステリに傾いていたが、そちらも刀城シリーズ程の論理性は無く、未消化な感じを受けた。ラストの一言が無ければ凡作で終わっただろう。

  • とある家庭事情に悩まされる小学生が、叔父が所有する別荘に招かれて怪奇現象に襲われる話。意外性もあってボチボチ面白かった。でもホラー描写でどうしても漠然とした表現が多くてモヤモヤさせられた。なら読むなって話なんだけども。

  • それ程と怖さはなかった。

  • 怪異系かと思ったら後半。良い感じの展開の変わり方とラストの一言が、人の悪意を感じられてよかった。

  • ホラーとミステリーの融合。謎の少年・セイちゃんは結局幽霊?

  • 実父の死と母の再婚、妊娠により叔父の面倒になる事が決まった主人公。連れられたいわく付きの屋敷で不気味な出来事が次々に降りかかる…。

    失踪事件に森、異界とホラー要素強め、ミステリ感は薄め。

    実父の死とか関わってくるのかと思ったら無かった。

    後半の叔父に追いかけられるシーン何故かめちゃくちゃ怖かった。主人公が少年だから感情移入してたのかな笑
    その後の顛末もラストのオチもなるほどね〜って感じ。

    結局主人公はなぜ洞の力が効かないのか、異界に何度も引き込まれ生還出来たのかとか気になる所はある。

  • 読了、40点

    楽しめなかった。

    幾つかのだめな点が絡み合った結果この評価。
    ■主人公に感情移入できない
     ・主人公の周りで現実的な害が発生していない。
      10年以上前の見知らぬ少年の行方不明では読者の感じる危機感が薄く、
      主人公がアクションを取る動機づけになっていない。
     ・主人公の行動原理がわからない
      叔父は疑う割にそっちは信用するの?という場面や、
      好奇心と恐怖心のバランスが悪い。
     この2つが相まった結果、全部主人公の思い込みなのでは?と感じる
    ■無駄なエピソードが多い
     少なくとも読んでいる途中にそれを描写する意味ある?というエピソードが多い。
     実父、東京の家、2度の異界の話、と"魔邸"での話が動き出すまで長い。

    結果、一番の山場の森からラストにかけてのシーンですでに失速している印象を懐きながら読み進めてしまいました。

  • ホラーだけど他よりはミステリよりの作品。

  • ホラーミステリー単行本。
    多感な小学生 主人公 優真が、曰くつきの別荘〈小室邸〉で体験したダークファンタジー調の物語。
    夜闇に潜む気配に物音が二割増しくらいに大きく聞こえる。
    夏に読んだ方が涼しくなってよかったかも知れない。

  •  ただ人間だけが、ごく一部の者を除き、森の異質さに気づけなかった。だから神隠し事件が起きた。それが連続したことで、ようやく人々はこの森の異常さを認めはじめた。その結果、じゃじゃ森という忌まわしい呼称が生まれた。
    (P.217)

  • 三津田氏の作品は本格物でありながら、必ずホラー要素があり、そのバランス感覚が良いので楽しめる。

    しかし、今作は主人公が小学生という事もあってか、ホラー要素(というより主人公が少年故にやたらと怖がる)が強いのは仕方ないとして、ダラダラとした描写が長い。

    最後には色々謎解きもあるし、ちょっとしたどんでん返しもあってそこは三津田氏らしいのだが、そこまでがいかんせん長すぎた。中編程度の内容だし…。

  • 最後まで展開が読めないストーリーがよかったです。でも、ノンフィクション風の作品の方が好きだな。

  • ちょっと各章の終わり方とかくどかったけど
    楽しめた。
    表紙の絵のイメージだと主人公可愛いが
    実際の小6男子はな…
    話としてはかなり強引だった。

  • 叔父さんに別荘に誘拐された話。

  • 三津田さんの本にしては怖さがあまり…それなりに怖くはあったのだけれど…。なぜだろう?カバーの絵が可愛かったせいか?登場人物が悪かったせいで得体のしれないもののほうがむしろ味方っぽかったせいか?

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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