魔邸

著者 :
  • KADOKAWA
3.19
  • (2)
  • (7)
  • (18)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 89
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041059401

作品紹介・あらすじ

早く離れた方がいい。その家の、背後に広がる”じゃじゃ森”では、訳も分からず子どもが消える。

作家だった実の父と死別し、母親の再婚とともに引っ越しを経験した小学6年生の優真。ある日、なじめずにいた義父の海外赴任が決まり、移住先が決まるまでのいっときを大好きな叔父と暮らすことになった。
叔父に連れられ、優真が”神隠し”の伝承があるという森に建つ別荘を訪れたその晩、何かが家の中を徘徊している気配を感じる。
それ以降、不気味な出来事が次々と優真に降りかかり――。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 怖い家シリーズ第三弾。
    いやー前作の2つがゾワゾワだっただけに今回はちょっと。
    前半は児童書かと思うほど、「怖い」がゆるかった。三津田さん大好きだし「神隠し」「森」で期待値膨らんでしまったけどアレレレレでした。
    家シリーズだから、最後は人間が怖かったパターンになるのはわかってたんだけど、こ、こっちか!そういう感じか!
    で、かぼちゃ男って?冒頭の作家の父親の話、関係ある?残念。

    “最恐”の家ホラー「禍家」
    “最凶”の家ホラー「凶家」
    “最狂”の家ホラー「魔邸」

    作家だった実の父親と死別し、母親の再婚で「新しい父」と馴染めずにいた小学六年生の優真。義父の海外赴任が決まり、大好きな叔父と暮らすことになった。以前、いなくなった子供を発見したとしてお礼に別荘を譲り受けた叔父。森の近いその邸で、初日から不気味な体験をすることになる。

  • 「家ホラー」シリーズの最新刊。今作はシリーズの中ではあまり怖くない、というか、著者のホラー作品全般の中でも怖くない方だろう。いつものジワジワくる恐怖が感じられなくて、ちょっと拍子抜けした。
    ホラーが弱い分、ミステリに傾いていたが、そちらも刀城シリーズ程の論理性は無く、未消化な感じを受けた。ラストの一言が無ければ凡作で終わっただろう。

  • さいきんやたら暑いので。
    丁度真夜中にお屋敷の初日の夜のシーンを読んだらめっちゃ怖かったです。
    展開は全然違うんだけど、ラストに向けてのどんでん返しか、「この闇と光」と同じカテゴリな感じがしました。
    信じていたものがすべて覆る感じ?

  • ふとした暗闇が怖くなるホラーミステリ。 父親と死別した小学六年生の主人公。彼は移住先が決まるまで叔父の家で暮らすことになります。その家は神隠しの伝承がある森の隣にありました。そして主人公は暗闇の中で得体のしれない気配を感じ始めるのです。 全体的に確定しない恐怖がある中で、謎が謎を呼ぶ展開と意外な真相。着地は見事ながら若干ホラー面が薄れてしまった印象もありましたが、ラストシーンでまた違った恐怖が描かれていました。好みのホラーとは異なっていましたが、ぞくりと背筋が寒くなる作品で、とても楽しめました。

  • お屋敷ホラーシリーズ。今回もまた嫌だ……。
    神隠しの起こった森、いわくありげな別荘。ひと夏をそんな中で過ごすことになった少年の物語。しかもそれだけじゃなく、少年の過去に起こった異界との遭遇もまた恐ろしくって。ほんっと嫌だ。でも読む手は止まりません。夜中に読もうとさえしなければ(苦笑)。これ読むと、夜中にトイレに起きるのがもう怖くってたまらなくなります。
    後半の展開はやや意外でした。あれー、そういうことだったの!? でも地下室の壁とかはやはり怖くてぞくぞくしましたが。何が怖いって……やはりラストの一言でしょうか。まさかそれは思わなかった!

  • ホラーと思って読んでいたら、ミステリー。そんなに怖さはないので、夜にも読める。子供だからこそ恐怖を感じても動けるのかなあ?

  • 禍家、凶宅と並ぶ家三部作の一作。父親と死別し、母親の再婚と共に引っ越した小学六年生の主人公優真は、父親の海外赴任が決まり、大好きな叔父と暮らすことになるが、その別荘は神隠しの伝承がある森の近くに建っていて・・・というあらすじ。怪異よりも人間の方が怖いと思わされた話でした。特に最後の一行にぞわっときます。

  • 読みやすくミステリ的な驚きもある良質な屋敷ホラー。閉じられた環境でじわじわと迫ってくる恐怖。怖さはほどほど。
    夏休み、家庭の事情で叔父のもとに一時的に預けられることになった少年が連れてこられたのは山深い場所にある別荘。子供が消える森と神隠し事件、取り替え子の逸話といった曰くのあるこの土地で、幼少時に異界に迷いこんだ体験を持つ少年は、別荘生活の中で新たな異界に足を踏み入れることとなる。屋敷の中にいないはずの何かがいるという恐怖が少年の不安と孤独をか加速させ、何が現実なのか曖昧とした世界に迷い込ませていく。
    作者の得意とするホラーとミステリの融合という点でもかなり面白い作品。あくまでホラーとしての謎解きをする頭でいたら、ある時点でああそういうことだったかと非常に物事がクリアになるのは鮮やかです。ホラー面で魅力的な要素が多かったのですが、不条理なものへの割り切りがかなりはっきりしているように感じて、そのあたりもっと掘り下げてくれるとうれしかった。

  • 神隠しと幽霊がちょっと出てくるけど基本ミステリーだった。怖くなくて拍子抜け。
    表紙の絵は白髪赤目である必要を感じない。

  • 怪異は怪異としてそれを前提としてミステリに組み込むといういつもの三津田節は全開です。
    そこらへんはまあホントにいつも通り楽しめたんですが・・・なんかちょっと物足りないような?読み応えがあんまりというか。いや面白いは面白いんですけどね。読後感的には中編くらいのお話だったような印象も。

全18件中 1 - 10件を表示

プロフィール

2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、映画化もされ話題を呼んだ『のぞきめ』、『禍家』『凶宅』『魔邸』からなる〈家三部作〉、『黒面の狐』『わざと忌み家を建てて棲む』『忌物堂鬼談』など多数。

「2018年 『犯罪乱歩幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

魔邸のその他の作品

魔邸 (角川書店単行本) Kindle版 魔邸 (角川書店単行本) 三津田信三

三津田信三の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする