AX アックス

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著者 : 伊坂幸太郎
  • KADOKAWA (2017年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041059463

作品紹介

【伊坂幸太郎史上最強のエンタメ小説<殺し屋シリーズ>、『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる、待望の最新作!】

最強の殺し屋は――恐妻家。

物騒な奴がまた現れた!
新たなエンタメの可能性を切り開く、娯楽小説の最高峰!

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれるほどだ。
兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。

こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。

書き下ろし2篇を加えた計5篇。シリーズ初の連作集!

AX アックスの感想・レビュー・書評

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  • 「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない…。

    最初は妻に怒られまいとする兜にクスッとした。
    ちょっとしつこいかなとも思ったけど、段々それが最強の愛なのではと思えてきた。1日にあれだけ奥さんのことを考える旦那さんがいるだろうか?羨ましいくらい。
    妻と息子への愛が「FINE」に繋がりキュッととくる。父が残してくれたものは届いたかなぁ。

    普通の友達を欲しがる兜に、彼はもう殺し屋ではないのだと思った。
    だけど、殺し屋としてしてきたことはもうリセット出来ない。そんな彼の行く末を思うと不安で不安で…。

    「AX」と「FINE」はスピーディで殺し屋シリーズのようなドキドキ感があったが、他はちょっとのんびりで殺し屋の日常みたいな感じ。

    『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる殺し屋シリーズ最新作!と書かれていたので、期待しすぎたかな。
    ハードな殺し屋の戦いを期待すると物足りなさを感じるかもしれない。
    今までのシリーズの殺し屋の名前がたくさん出てきて嬉しかった。桃も元気だ。
    だけど、彼がいない…。彼の笑顔をまた見たい。

  • 超一流の殺し屋「兜」・・・家では妻に頭が上がらない恐妻家。
    一人息子の克巳もあきれてるw

    こんな物騒な仕事をしているなんて、家族はもちろん、知らない。

    殺し屋なのに!凄腕なのに!なんて愛しいやつ!www

    でもね、でもね・・・もう~~、泣いちゃいました!
    そこで、いったん読めなくなりました!
    なんで?なんで!?って思って。

    でも、大好きな伊坂作品・・・また、手に取って読み進めました。

    哀しかった涙、切なかった涙が、温かい涙に変わりました。

    もう、もう、号泣・・・とまではいかないけど、気持ちはそんな感じ。

    最高の伊坂作品なんじゃないかな?と思う次第。

    最初の3作と後の2作で感じが変わったな、と思ったら
    間がずいぶん開いたみたいですね。

    兜も、奥さんも、克巳も、周りの殺し屋たちも、あのクソ医者以外は、みんな素敵。

    殺し屋シリーズ、読み返したくなっちゃったなぁ。

    いや、その前に、再読しちゃう気がする、なーw

  • 兜のための物語ですね。面白かったな〜。突っ走るような話の流れでもないんだけれど、一気読み。
    シリーズ出てくる名前が出てきて、今度この人たちのことで書いてくれないかとも思った。そして、スズメバチは…?
    恐妻家による妻の分析が素晴らしい。

  • 恐妻家をもつ殺し屋のお話
    今まで読んだことのない話の展開だった
    人がこんなに淡々といなくなり、主人公までもが物語の途中で無くなる
    話終わっちゃったと思ったら、伊坂流どんでん返しの展開
    まるでいろんな短編小説を読んでるような感覚だった!
    克己、兜、奥さん、3人のキャラクターがすきだった
    家族に対する愛情の深さが物語を読み進めるにつれて深まっていった
    スズメバチとの攻防もうすこしみたかった

    フェアであること
    やれるだけやりなさい、それでだめなら仕方ない

  • 「グラスホッパー」「マリアビートル」に続くシリーズ最新作。

    今回も面白くて最後まで一気に読んでしまいました。

    やっぱり伊坂幸太郎はいい!!

  • 恐妻家の主人公の語り(細心な言動)がおかしく最後まで物語世界に浸ることができたが、その一方主人公は別に殺し屋でなくともいいようにも感じられた。しかし最後の最後に用意された場面によって(必然性とまではいかないが)人物像の表裏がピッタリ合わさった(あるいは裏打ちされた)印象で、巧いなぁと感心した。物語の(対する主人公への)哀しみの余韻が引き立たせて効果的!シリーズ前作『マリアビートル』は自作のコピーのような作(失礼)でよく愉しめなかったが、本作はそんな杞憂を払う快作であった。

  • 2018年の伊坂幸太郎初め。

    「兜」と呼ばれる殺し屋のストーリー。
    しんみりと感動し、心がほっこりと温かくなった。

  • 主人公は、相手と己のどちらかが命尽きるまでの戦いを生業とする暗殺業。常に生死の狭間にあって寸刻たりとも気をゆるすことはできない。命をめぐる真剣勝負の日々の中で、なぜか恐妻家であったりもする。家族の健康と妻の機嫌の永遠平和を祈りながら、仲良し家族を維持演出している。滑稽だけで済ませられないところがこの小説の味噌。エンタメとして秀逸であるばかりでなく家族や夫婦のあり方も問い直してくれる。

  • 兜がいい人なのに、半ばで舞台から立ち去る。
    ええー! ええー!!
    本当は生きてるとかそんなんじゃないんですかぁぁぁぁ!? いつものどんでん返しでしょ!?と最後まで疑いながら読んでしまった。

  • 久しぶりの伊坂さん。
    しかもあの「殺し屋シリーズ」の新作。
    クスッと笑えてホロリと泣かされてスカッとして、と大満足の作品だった。

    幼い頃からいつも暗いぬかるみの中を歩き、俯きながら裏道を歩いていた兜。
    そんな兜にとって明るい光を注いでくれた家族の存在は大きく、他の何にも代えることのできない宝物。
    最強の殺し屋と恐れられている反面、一人息子が呆れる位の恐妻家で、いつも妻の顔色を窺う兜が、夜中にこっそりと魚肉ソーセージを無言で食べる姿は微笑ましくもあり、読了後に思い起こすと切なくて泣けてくる。
    何よりも自分の家族を愛し守った兜。
    妻の口癖「やれるだけのことはやりなさい」に対してこれだけは堂々と胸を張って言える。
    兜はしっかりやり遂げました!

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