AX アックス

著者 :
  • KADOKAWA
4.14
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本棚登録 : 2455
レビュー : 390
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041059463

作品紹介・あらすじ

【伊坂幸太郎史上最強のエンタメ小説<殺し屋シリーズ>、『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる、待望の最新作!】

最強の殺し屋は――恐妻家。

物騒な奴がまた現れた!
新たなエンタメの可能性を切り開く、娯楽小説の最高峰!

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれるほどだ。
兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。

こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。

書き下ろし2篇を加えた計5篇。シリーズ初の連作集!

感想・レビュー・書評

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  • 「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない…。

    最初は妻に怒られまいとする兜にクスッとした。
    ちょっとしつこいかなとも思ったけど、段々それが最強の愛なのではと思えてきた。1日にあれだけ奥さんのことを考える旦那さんがいるだろうか?羨ましいくらい。
    妻と息子への愛が「FINE」に繋がりキュッととくる。父が残したものは届いたかなぁ。

    殺し屋なのに兜の言葉は温かくて優しくて。胸にくるものがたくさんあった。
    そして、普通の友達を欲しがる兜に、彼はもう殺し屋ではないのだと思った。
    だけど、殺し屋としてしてきたことはもうリセット出来ない。そんな彼の行く末を思うと不安で不安で…。

    「AX」と「FINE」はスピーディで殺し屋シリーズのドキドキ感があったが、他はちょっとのんびりで殺し屋の日常みたいな感じ。

    『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる殺し屋シリーズ最新作!と書かれていたので、期待しすぎたかな。
    ハードな殺し屋の戦いを期待すると物足りなさを感じるかもしれない。

    今までの殺し屋の名前がたくさん出てきて嬉しかった。桃も元気だ。
    だけど、彼がいない…。彼の笑顔をまた見たい。

    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、こんばんは♪

      久しぶりにお邪魔したら、もう『AX アックス』のレビューが~!
      けいちゃん、早すぎ!って、私が遅すぎ(笑)...
      けいちゃん、こんばんは♪

      久しぶりにお邪魔したら、もう『AX アックス』のレビューが~!
      けいちゃん、早すぎ!って、私が遅すぎ(笑)
      ☆3つだったのね。
      私はね、泣いたわ…
      早く感想書かなくちゃね。

      それと、アイコンのうさちゃん!
      この子が、けいちゃんの黒うさちゃん?
      すごい美男子ね!あ、美少女さんかな?
      かわい~~♪
      どんな子かなぁって、ずっと思っていたから、お目にかかれて嬉しいです(^^♪
      お家に可愛いモフモフちゃんがいる生活、いいよね~幸せだよね!

      では、またね(^^)/
      2018/02/19
    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、ごめん!
      女の子だったよね。さっきコメした後で思い出した~
      凛々しいお顔だったからうっかり(>_<)
      それに、コメントする...
      けいちゃん、ごめん!
      女の子だったよね。さっきコメした後で思い出した~
      凛々しいお顔だったからうっかり(>_<)
      それに、コメントするのに夢中で、いいね!し忘れてるし…
      あぁ、まったく…
      あいかわらずドジというかなんというか…
      寝ます(>_<)
      2018/02/19
    • けいたんさん
      うさちゃんへ♪

      こんにちは(^-^)/
      私は殺し屋シリーズが好きだからこれはちょっと違うと思ったの。
      「AX」をひとつの作品とし...
      うさちゃんへ♪

      こんにちは(^-^)/
      私は殺し屋シリーズが好きだからこれはちょっと違うと思ったの。
      「AX」をひとつの作品としたら私も好きだしいい言葉もいっぱいあってよかったと思えただろうなぁ。

      私、必殺仕事人が大好きで、お金もらって人を殺す厳しさを主水さんからたくさん学んだからね(笑)
      兜自身もわかっているんだよね、自分のしてきた事が許されるわけじゃないこと。
      殺した相手にも愛する家族がいたこと。
      それでも、家族を持って子供を持って、絵本を読んであげて優しさを知って…
      兜がいい人なのはわかるけど、殺し屋が家族を持つリスクを考えてほしかった。
      家族危ない目に合うでしょう、なんて深く考えてしまって。
      殺し屋シリーズはもっとハードで、時々見せる人間臭さにホロリとする感じであってほしかったので、星3つにしました。

      決して嫌いな作品じゃないよ(^o^)v
      うさちゃんの感想は家族愛に満ちた優しい感想だろうな。

      うちの黒兎を見てくれてありがとう(^-^)/
      そう、女の子だよ〜可愛いでしょう♪←親バカ
      そんなに深く謝らなくても!
      凛々しい(*≧艸≦) 嬉しいなぁ。
      ぽやんとした顔が多いので。

      うさちゃんの本にまた今度ゆっくりコメントさせて〜凄く考えさせられる感想だったので。
      じっくり考えてコメントしたいわ。
      今日はオリンピックを見なくちゃいけないので、今から急いでご飯の用意しなくちゃ(笑)
      2018/02/21
  • あぁ、まさかこのシリーズで涙する日が来ようとは…。

    主人公・兜。
    息子・克己がカップ麺を食べているのを見て、「そんなものばかり食べるな」と言いたいのはヤマヤマ。
    でもうっかりそう言えば、妻に「ちゃんとした食事を作れ」という裏メッセージに聞こえるかもしれない。
    そうやって、いつも妻の顔色を伺いながら生きる彼の裏の顔は、凄腕の殺し屋。

    そんな兜の願いは、仕事から引退し人生をやり直すこと。
    今までさんざん人の命を奪ってきたのに、過去をリセットして、「はい、やり直します」なんて許されていいはずないし…
    でも…でもね、できるならやり直させてあげたいと思ってしまうのです。

    父が母に怯えて暮す姿を見て「親父は人生をやり直せるとしたらおふくろとは結婚しないでしょ?」と問う克己に、
    「まったく同じであってほしいよ。」と…
    「そしてまたお前が生まれて来るだろう。」と…
    「理解されないとわかっていても、いいことのほうがたくさんあったんだ。」と答える兜。
    あぁ…泣ける。

    やれるだけのことしか人はできないんだから、
    やれるだけやって、無理なものは仕方がない。
    人事を尽くして天命を待つ。
    立派にやり遂げた兜。
    殺し屋だったけど、奥さんを心から愛していた兜。
    最高にかっこいいお父さんだった。
    そして、殺し屋シリーズをこれほど温かな親子の物語にしてくれた伊坂さんも最高です!

    それにしても「なのちゃんクリーニング」にはまったく気づかなかった!
    ちなみに、兜曰く、
    深夜に帰宅して、奥さんを起こさぬよう音を立てずに食べられるおススメは「魚肉ソーセージ」だそうです。

    • けいたんさん
      今日何度目かのこんにちは(^-^)/

      凄い高評価だね!
      私も兜の話としては好き。
      兜もまた愛おしいよね。
      兜の奥さんへの愛の深...
      今日何度目かのこんにちは(^-^)/

      凄い高評価だね!
      私も兜の話としては好き。
      兜もまた愛おしいよね。
      兜の奥さんへの愛の深さは他人にはわかりづらいよね。
      熟年夫婦になるとわかってくるような(笑)
      とても素敵な愛だよね。

      殺し屋って色んな事を割り切って生きていかないといけない職業なのかな、哀しいよね。
      次はどんな殺し屋に会えるかな。楽しみだね♪
      2018/04/08
    • 杜のうさこさん
      私も今日何度目かのこんばんは~(^^♪

      >凄い高評価だね!
      そうだね、今読み返してそう思った(笑)

      大好きな殺し屋シリーズとい...
      私も今日何度目かのこんばんは~(^^♪

      >凄い高評価だね!
      そうだね、今読み返してそう思った(笑)

      大好きな殺し屋シリーズというのもあるけれど、
      もうね、こういう話弱いわ~
      兜もそうなんだけど、克己がね~
      ぶっきらぼうなんだけどいい息子で、たまらない。

      そっか、兜の奥さんへのわかりづらい愛(笑)、
      熟年ならではというのもあるんだね。納得!
      でも、旦那様♡♡のけいちゃんから聞くと、妙に新鮮なカンジ(#^^#)

      殺し屋って、本当にいるのかな?って時々考えるけど、
      伊坂さんの作品の殺し屋は、つい「さん」付けしたくなるくらい愉快だよね!
      楽しみ♪

      では、またね~(^^)/
      2018/04/09
  • 前半部分はなかなか読み進めなかったが後半一気に読むことができた。ラストの一歩手前で「えっ!?」って思わせるけど家族愛に満ちたお話だった。次作が楽しみ!

  • 伊坂さん、長らく読んでなかったなぁ ....
    これ、シリーズ物らしいけれど、なんの続きだっけ?というくらい忘れてる。

    父は 実は殺し屋だったのです〜 ピロリロリーン♪ みたいな軽めのノリかと思いきや、負い目を負って生きる男の胸の内が赤裸々に。
    それが、大事な大事な一人息子の 学校面談とか、家の庭にできたスズメバチの巣などなど、日常の詳しい描写と一緒に絡めて語られるんで、なにかすごく質感がリアル。
    ありえない話なのにw
    相変わらず、上手いです。

    上手いですが、父親の心情があまりに切なくて 茶化しちゃいけないんだろうなって思ってしまう。
    オー!ファーザー!だっけ? あれは4人もいる父親がそりゃもう愛情深くて 贅沢の極みだったけれど、AX=蟷螂の斧でも、家族を守りきりたいという兜の真摯さも 愛の極みか。

    ああそうだ、グラスホッパーのシリーズだ。。
    最初から読み直したくなるな。

  • 2018.2.14読了
    恐妻家をもつ殺し屋のお話
    今まで読んだことのない話の展開だった
    人がこんなに淡々といなくなり、主人公までもが物語の途中で無くなる
    話終わっちゃったと思ったら、伊坂流どんでん返しの展開
    まるでいろんな短編小説を読んでるような感覚だった!
    克己、兜、奥さん、3人のキャラクターがすきだった
    家族に対する愛情の深さが物語を読み進めるにつれて深まっていった
    スズメバチとの攻防もうすこしみたかった

    フェアであること
    やれるだけやりなさい、それでだめなら仕方ない

  • 超一流の殺し屋「兜」・・・家では妻に頭が上がらない恐妻家。
    一人息子の克巳もあきれてるw

    こんな物騒な仕事をしているなんて、家族はもちろん、知らない。

    殺し屋なのに!凄腕なのに!なんて愛しいやつ!www

    でもね、でもね・・・もう~~、泣いちゃいました!
    そこで、いったん読めなくなりました!
    なんで?なんで!?って思って。

    でも、大好きな伊坂作品・・・また、手に取って読み進めました。

    哀しかった涙、切なかった涙が、温かい涙に変わりました。

    もう、もう、号泣・・・とまではいかないけど、気持ちはそんな感じ。

    最高の伊坂作品なんじゃないかな?と思う次第。

    最初の3作と後の2作で感じが変わったな、と思ったら
    間がずいぶん開いたみたいですね。

    兜も、奥さんも、克巳も、周りの殺し屋たちも、あのクソ医者以外は、みんな素敵。

    殺し屋シリーズ、読み返したくなっちゃったなぁ。

    いや、その前に、再読しちゃう気がする、なーw

  • 兜のための物語ですね。面白かったな〜。突っ走るような話の流れでもないんだけれど、一気読み。
    シリーズ出てくる名前が出てきて、今度この人たちのことで書いてくれないかとも思った。そして、スズメバチは…?
    恐妻家による妻の分析が素晴らしい。

    • ひとしさん
      伊坂幸太郎面白いですよね!確かにスズメバチが宙ぶらりんになってしまったような(笑)
      伊坂幸太郎面白いですよね!確かにスズメバチが宙ぶらりんになってしまったような(笑)
      2017/09/05
  • 2018年の伊坂幸太郎初め。

    「兜」と呼ばれる殺し屋のストーリー。
    しんみりと感動し、心がほっこりと温かくなった。

  • 久しぶりの伊坂さん。
    しかもあの「殺し屋シリーズ」の新作。
    クスッと笑えてホロリと泣かされてスカッとして、と大満足の作品だった。

    幼い頃からいつも暗いぬかるみの中を歩き、俯きながら裏道を歩いていた兜。
    そんな兜にとって明るい光を注いでくれた家族の存在は大きく、他の何にも代えることのできない宝物。
    最強の殺し屋と恐れられている反面、一人息子が呆れる位の恐妻家で、いつも妻の顔色を窺う兜が、夜中にこっそりと魚肉ソーセージを無言で食べる姿は微笑ましくもあり、読了後に思い起こすと切なくて泣けてくる。
    何よりも自分の家族を愛し守った兜。
    妻の口癖「やれるだけのことはやりなさい」に対してこれだけは堂々と胸を張って言える。
    兜はしっかりやり遂げました!

  • 「グラスホッパー」「マリアビートル」に続くシリーズ最新作。

    今回も面白くて最後まで一気に読んでしまいました。

    やっぱり伊坂幸太郎はいい!!

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業後、SEとして働くきながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。
2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。
上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されてきている。

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