バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘 (17) (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA
3.63
  • (15)
  • (34)
  • (44)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 426
感想 : 47
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041059753

作品紹介・あらすじ

フランスののどかな小村・セレ村にある聖マリー教会から、バチカンに奇跡申請が寄せられる。
山の洞穴に祀られた聖母像を礼拝している最中、「鳴ると奇跡が起こる」との言い伝えがある舌(ぜつ)のない鐘が鳴り、青い鳥が福音を告げ、全盲の少女・ファンターヌの目が見えるようになったというのだ。
証拠の映像も残っており、奇跡調査官の平賀とロベルトは、早速現地へと調査に向かう。
この一帯は、かつて「ジェヴォーダンの獣」と呼ばれる怪物が出没したとの伝説が残り、狼男や人を惑わす妖精が跋扈すると噂の森が広がる地だった。さらにファンターヌは3年前、森で大ガラスの魔物に出会ったことで視力を奪われたらしく──!? 
2人の活躍がたっぷりと楽しめる! 天才神父コンビの事件簿第14弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ第14弾!

    やっと主役コンビの調査ですよぉ~
    フランスの聖マリー教会から寄せられた奇跡申請。

    山の頂上近くに建つ貴族の城。領主の奇行。
    取材に訪れたはずの記者の行方不明と、村民の行方不明。
    盲目の少女が出会った妖精と妖精の国のユニコーン?
    舌(ぜつ)のない鐘が鳴り、青い鳥が歌った奇跡の真相は?

    調査してる時は、何気に楽しくて、ロベルトの書籍を
    読んでいるかの如く解説は、いつものことだけど長い。
    でも、これがいい意味での蘊蓄で楽しい。

    しかしなぁ~・・・
    今回はちょっとやり過ぎた感が・・・ねぇ・・・
    ただ、別の意味で、奇跡が起こったんだろうなぁと
    思わずにはいられない。

  • ちょっと読みづらかったなぁ。道がストレートじゃない感じ。ファンタジーランドの着地はちょっと苦しいと感じた。

    平賀とシンのやりとりがツボ

    2023.4.21
    65

  • シリーズも大分長く続いているけれど飽きずに楽しめる。圧倒的な知識量で、物語本編以外にも歴史を学べる。

  • バチカン奇跡調査官14作目。
    7~9章のロベルトの蘊蓄が長かった。様々な神話が混ざり合い影響を受け合って現在のキリスト教に繋がって行ったという話は面白いと思ったけど、大半はよくわからなかった。まぁ読み飛ばしても問題なく読めます。ロベズキッチンが2回入ってたり、全体的にロベルトが活躍している回でした。やはりバチ官にはロベズキッチンとドキドキ地下探検シーンがなくちゃな。
    今回の奇跡の真相はとても切ないものだった。一つ一つの現象は科学的に証明できても、偶然に偶然が重なってそれが起こったこと自体がもう奇跡だと思う。

  • 平賀ってこんなにきかん坊な感じじゃなかったよね?
    何かに没頭することは良いけれども、もっと節度のある対応だったと思うんだよね。
    ロベルトも過保護過ぎるでしょ!
    さらりと受け入れ過ぎているように見える。
    もっとビシッとシャンとしてた人だと思ったけど。

    やたら説明の多い内容で結局の所、奇跡調査に必要な事柄ってどれくらいあった?
    あれ省けば、半分くらいのページで済むし、もっと内容に深みが出ると思うんだけど、真ん中でバッサリ過程がぶった切られて結末に持って行っても、その分時間勿体ない。
    心情台詞も今回初めてに近いくらい入れてたけど、同じ様なことばかり呟いてるし、いらなかったよ。
    ロベルトの料理場面を見ても、料理をする自分からしたら、その説明じゃ料理になってないような感じがしたし、再現しろって言っても無理だな…説明がなってない。

    アニメ化されて、表現が感化され過ぎたんじゃないかって気がするし、1冊に1つの奇跡調査じゃなくても、2つのお話入れても良いと思う。
    テンポも上がるし、展開のワクワク感が増す。
    それに、もう少しガルドーネだとか違う場面を盛り込んでほしい!

    最初の頃は、読み進めるのが楽しかったけど、最近は手が止まっちゃうことばかり…。
    億劫にさせない変化をお願いしたい!

  • 結局それをどう処したのかがきになるのですが。

  • シリーズで一番美しい話

    #読了

  • シン博士に写真を送って警戒されてる平賀がつぼ。あと無意識にまたロベルトの悩みを解決しちゃったところも好き。そして何といってもチョコレートの紙と乾電池で火をつけれるとかすごすぎ。すき。

    物語全体としては、まあまあの面白さ。終盤に急に展開が動く感じでハマるまで少し退屈。
    でもマグダラのマリアの話は興味深かった。
    あと純愛と執事の愛。ええやん。。
    からの
    平賀の行動と、当然のように協力するロベルト、本当最高。

  • 残念ながら何かこのシリーズに飽きて来ているのだろう。面白くはあるが以前程のワクワク感は薄れている感じ。と言ってまだまだシリーズは続いて欲しい。読者は我儘である。

  • 途中まではいつもの謎解きと思っていたが、最後のどんでん返しで純愛に泣いた。

全47件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズは累計140万部を突破するヒットとなり、アニメ化もされた。他の著書に「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズ、『太古の血脈』など多数。

「2022年 『バチカン奇跡調査官 秘密の花園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤木稟の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×