パンツあたためますか? (1) (角川スニーカー文庫)

石山雄規 ｂｕｎ１５０

• KADOKAWA (2017年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

ある日俺が家に帰ると、見知らぬ美少女がパンツを握りしめていた――俺のパンツを。「わたしは、別に怪しい者ではないんです！」「じゃあなんで俺の家でパンツ漁ってんだよ」北原真央と名乗る彼女との出会い以降、憧れの桃花先輩からデートに誘われたり、初恋の人・伊藤と再会したり。曇天極まる俺の青春に光が差し始めた……はずなのに、なんでいつも傍にいるのは真央、お前なんだよ。うっとうしいほど可愛い彼女と、失格男のひねくれラブコメ。

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2023年3月30日]

表紙の美少女とタイトルからどんな内容を想像するでしょうか。自分は脳天気ドタバタラブコメと思いましたが、それを予感させるのは冒頭だけ。孤独抱え閉塞感を抱く登場人物たちの魂のぶつかり合いが描かれた青春恋愛ものでした。どこにも行けない主人公大学生・直樹と、彼に愛を伝えるストーカー少女・真央のやり取りを中心に物語は進みますが、加速するシリアスな展開と予定調和のエンディングとはほど遠い結末に大いに打ちのめされました。ラノベレーベルでこれをやるかと。スニーカー大賞優秀賞は伊達じゃないな。ほろ苦さを感じる読後感は悪くない。

[gf111さんの感想 · 2018年10月7日]

期待外れすぎるわ。結局なんにも解決してへんやん。
明るく楽しい変態を出せよ。