一華後宮料理帖 第六品 (6) (角川ビーンズ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041060391

作品紹介・あらすじ

朱西が皇帝・ショウ飛の側を離れ、敵対する鳳家当主となった。そのため立后式は延期。理美は己にできることをしようと、食学を引き継ぐと決める。だが突然、地方県吏が一斉に徴税を拒み、宮廷は激震! 反逆罪で捕らえられそうになる県吏を庇ったのは朱西だった。ショウ飛と真っ向から対立する姿に、戸惑う理美。「食」と向き合い、本当に守るべきもののため理美が選ぶ道とは……!? 「俺はあなたの敵です」真の決別が近づく第6弾!!

感想・レビュー・書評

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  • 朱西が鳳家の当主になり、その上、県吏たちの代表として関朝雲が収める税を一方的に下げると伝えにきたのを朱西が庇う。祥飛はショックを受け、孤独感にうちひがれるが、しかし、理美や四夫人、丈鉄たちが臣下として助力を申し出ることによって、自分を取り戻す。彼らの働きによって、朱西が企んだ県吏たちの反乱は防がれるが、さらに朱西は次の手を打って来る。今回は、祥飛の皇帝としての成長に焦点が当てられているのだろう。もちろん、理美の引き裂かれる気持ちも描かれている。毎回、読みごたえがある。

  • 皇帝の成長が著しい。
    ずっと朱西推しだったけど、ここへ来て皇帝推しになってしまった。
    物語的にはきっと朱西とくっつくんだろうけど、彼には幸せになって欲しい。

    あと、今回の料理も美味しそうだった。
    卓いっぱいの沢山の料理、作りたくはないけど(笑)食べてみたい!

  • 陛下としあわせになってほしい気持ちが強くなってしまってつらい。電子版の番外編が初心で可愛くて好き。

  • うーん、これ、三角関係の行方はどっちに行くんだろう……。ヒロインが好きだと思っているのは、現状、博士の方だけども。

    個人的には陛下の方が好みなので、こっちとくっついてもらいたい。

  • 政争による危機を一旦何とか乗り切り、珠ちゃんも祥飛に近づくようになって、形ばかりの皇帝というわけではなくなって来たようでなにより。でも朱西の本意はどこに?敵と見せかけて実は…というお決まりパターンになるのか?それとも、まじヒール?

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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